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週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、賃金指数や雇用統計に注目

2月15日(土)5時01分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆RBA関係者の発言は一貫性がなく議事要旨に注目
◆豪賃金指数と雇用統計で豪ドルを動意づけるか
◆ZARは26日の予算発表を前に神経質な動きに
(為替情報部・松井 隆)

予想レンジ
豪ドル円72.00-77.00円
南ア・ランド円7.00-7.60円

2月17日週の展望
 豪ドルは、新型肺炎の動向と経済指標で上下することになりそうだ。新型肺炎については、中国経済に大きな痛手を与えることは間違いなく、豪州は中国との経済的な結びつきが深いこともあり、今後の中国からの経済指標などで経済の停滞が明らかになれば豪ドルは大きく売られる可能性が高い。ただし、ここ最近は新型肺炎での感染者数や死亡者数が増加しても、市場の反応は鈍いことで、来週も感染が拡大しない限り新型肺炎への市場の反応は限られる可能性もある。
 来週は豪州から発表される経済指標も豪ドルを動意づけることになりそうだ。まずは18日に発表される2月の豪準備銀行(RBA)の議事要旨が注目される。4日に行われた理事会では、市場が予想していたようなハト派発言がなかったことで豪ドルは強含んだ。その一方でRBA四半期金融政策報告では、国内総生産(GDP)の見通しを下方修正し、新型肺炎のリスクにも言及した。また今週、ヒースRBA経済分析担当は「外的な影響(森林火災、洪水、新型肺炎など)が、消費を不確実にしている」「雇用市場は賃金の伸びを抑えている」と、豪州の不安材料を指摘している。RBA内部の経済見通しに一貫性が見られない結果となっていることで、議事要旨で声明文以上のことが明らかになるのかが注目される。議事要旨以外には、まず19日に10-12月期の賃金指数が注目される。上記のヒース分析官の発言が示しているように、賃金の伸びが弱いのか注目される。そして最大の注目は20日の1月雇用統計になるだろう。この数カ月、豪州の雇用統計は好結果だったが、このトレンドが継続した場合は利下げ圧力も更に緩和されそうだ。
 南ア・ランド(ZAR)は神経質な動きになりそうだ。経済指標では19日の1月消費者物価指数(CPI)が注目される。しかしながら、市場が一番注目しているのは26日に発表されるムボウェニ南アフリカ財務相による予算発表だ。債務増加、低経済成長、高失業と経済的に明るいニュースがないことで、予算発表を前に様々な憶測によりZARが上下する可能性がある。

2月10日週の回顧
 豪ドルは買い戻しが優勢となった。週初は対ドルでは2009年3月以来の水準まで下落した。しかし、中国株を含め株式市場が堅調に推移したことで、豪ドルは徐々に買い戻された。またNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を据え置いただけではなく、当面の利下げを否定し、来年の利上げの可能性も示唆したことで豪ドルも連れて買い戻される場面があった。なお、ロウRBA総裁は「オーストラリア経済の見通しは改善している」「中国の景気刺激策は、オーストラリア経済にとってプラス」「新型コロナウイルスの影響は不透明だが、それ以外では見通しは改善している」と発言した。
 ZARは方向感のない動きになった。週初は上値が重く推移していたが、株式市場の動きに連れて徐々に買い戻しも入った。注目された10-12月の失業率は前期同様に29.1%となり、前期同様に2008年以来の高失業率だった。もっとも市場予想通りだったこともあり、市場の反応は限られた。(了)
小針

最終更新:2月15日(土)5時01分

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