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高校でかかる学費はいくら?公立と私立でどう違う?

2月12日(水)19時30分配信 あるじゃん(All About マネー)

◆高校はどれくらいお金がかかる?

高等学校でかかる学費とお金について、文部科学省『平成30年度子供の学習費調査』に基づき見てみましょう。公立高校と私立高校に分けて、学年別にかかる学習費を解説します。
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高等学校でかかる学費とお金について、文部科学省『平成30年度子供の学習費調査』に基づき見てみましょう。公立高校と私立高校に分けて、学年別にかかる学習費を解説します。
文部科学省『平成30年度子供の学習費調査』のデータをもとに、高校でかかるお金を、公立と私立に分けて見ていきます。

「高等学校等就学支援金制度」や「高校生等奨学給付金制度」についても確認しておきましょう。

◆公立高校の学習費総額(年額)

公立高校で、1年間に平均してかかるお金の合計と内訳は下のとおりです。

・公立高校でかかる学習費……45万7380円↑
・うち学校教育費……28万487円↑
・うち学校給食費……0円→
・うち学校外活動費……17万6893円↑

(文部科学省『平成30年度子供の学習費調査』より)
*前回調査より高くなったものに↑、下がったものに↓、変わらないものに→を付けています(以下同)。

2010年度から「高校授業料無償化」が導入されたことで前々回調査(2014年度)では下がったのですが、前回(2016年度)は4万円近くアップしました。増加した4万円のうち、3万円が学校教育費、1万円が学校外活動費でした。今回は前回に比べ微増でした。

学校教育費がアップしたのは、「高等学校等就学支援金制度」が当初は全員対象だったものが、2014年から所得制限が設けられ、一部該当しない家庭ができたためと考えられます。

続いて、学年別推移で見ると以下のようになります。

▼学年別、公立高校でかかる学習費

・高校1年……50万7980円↓
・高校2年……46万470円↓
・高校3年……40万3622円↑

高1、高2は微減ですが、高3は約4万円の増加でした。

◆公立高校でかかる学校教育費の内訳

同じく公立高校において、学校教育費の内訳を見てみましょう。

▼公立高校の学校教育費

・授業料……2万5378円↑
・修学旅行・遠足・見学費……3万5579円↑
・学校納付金等……5万5360円↑
・図書・学用品・実習材料費等……4万1258円↑
・教科外活動費……4万427円↑
・通学関係費……7万9432円↑
・その他……3053円↓

増減は微小なものがほとんどです。

◆公立高校でかかる学校外活動費の内訳

次に、公立高校でかかる学校外活動費(年平均)の内訳を見てみましょう。

▼公立高校の学校外活動費

・家庭内学習費……1万6769円↑
・家庭教師……1万2836円↓
・学習塾費……10万6884円↑
・その他(補助学習費)……1万1386円↑
・体験・地域活動……2140円↓
・芸術文化活動……8507円↓
・スポーツレクリエーション活動……5784円↓
・教養・その他……1万2587円↑

増減は微小なものでした。

◆「高校授業料無償化制度」と「高校生等奨学給付金」

高校授業料無償化制度は2010年度より導入され、公立高校では年間授業料11万8800円が無料になっていました。しかし、2014年度より所得制限が設けられ、対象世帯が一定年収以下に絞られました。対象になるのは夫婦と子ども2人の4人世帯で世帯年収910万円未満(共働きの場合は合算)の世帯のみに限られます。

授業料無償化に所得制限が設けられたことで、浮いた資金を回す形で、低所得層への給付型奨学金「高校生等奨学給付金」も設けられました。一定以下の低所得の世帯に支給されます。

◆私立高校の学習費総額(年額)

ここからは、私立高校でかかるお金について見てみましょう。

私立高校の場合、1年間に平均してかかるお金の合計と内訳は次のとおりです。

・私立高校でかかる学習費……96万9911円↓
・うち学校教育費……71万9051円↓
・うち学校給食費……0円→
・うち学校外活動費……25万860円↓

前回調査に比べ、約8万円減少しています。やはり「高校授業料無償化制度」と「高校生等奨学給付金」の効果だと思われます。

なお、「学校給食費」が0円となっていますが、かからないという意味ではなく、別途、昼食費がかかっていることになります。

次に、学年別推移でみると下のようになります。

▼学年別、私立高校でかかる学習費

・高校1年……116万16円↓
・高校2年……89万3127円↓
・高校3年……85万1087円↓

私立高校は入学金がかかるため、入学年度はほかの年よりも学費がかかります。学費自体も公立高校に比べてかさみます。しかし、前述のように「高校授業料無償化制度」と「高校生等奨学給付金」の効果で、高校1年で▲11.5万円、高校2年で▲8.3万円と大きく減額につながっています。

◆私立高校でかかる学校教育費の内訳

学習費のうち、学校教育費の内訳は次のとおりです。

▼私立高校の学校教育費

・授業料……23万26円↓
・修学旅行・遠足・見学費……5万3999円↓
・学校納付金等……21万5999円↓
・図書・学用品・実習材料費等……4万2675円↑
・教科外活動費……5万6224円↑
・通学関係費……11万4043円↑
・その他……6085円↑

前回調査時と比べ、授業料が4万円弱下がりました。ほかの増減は微小です。

◆私立高校でかかる学校外活動費の内訳

学習費のうち、学校外活動費は下記の通り。やはり学習塾費の占める割合が高くなっています。

▼私立高校の学校外活動費

・家庭内学習費……2万7205円↑
・家庭教師……2万20円↑
・学習塾費……12万9313円↓
・その他(補助学習費)……1万7407円↑
・体験・地域活動……6098円↓
・芸術文化活動……1万4596円↓
・スポーツレクリエーション活動……1万5101円↑
・教養・その他……2万1120円↑

学習塾費が約4万円ダウンしたほかは、増減は微小でした。

◆2020年4月から私立高校の就学支援金の上限額引上げへ

2010年度以降、公立高校同様、私立高校でも授業料が軽減されてきました。また、公立高校同様、2014年度より所得制限が設けられました。夫婦と子ども2人の4人世帯の例で世帯年収910万円未満(共働きは合算)の世帯のみ対象になり、これが前回の学習費調査に顕著に表れました。

所得制限によって浮いた分を資金源として、2014年度から、低所得層への給付型奨学金「高校生等奨学給付金」も設けられました。返済不要の給付型奨学金で、私立のほうが公立よりも高めになっています。

さらに、2020年4月からは、私立高校等に通う生徒の就学支援金の上限額が引き上げられます。両親と高校生、中学生の子の4人家族で、両親の一方が働いている場合の年収目安で約590万円未満の世帯の生徒を対象に上限額が引き上げられます。

学習費調査の数字にも表れていますが、高校時代の親の学費負担は軽減されてきました。
豊田 眞弓(マネーガイド)

最終更新:2月12日(水)19時30分

あるじゃん(All About マネー)

 

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