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アルバイトで月収15万円。転職して安定した生活を送りたい

1月29日(水)20時05分配信 あるじゃん(All About マネー)

◆アルバイト生活を卒業するにはどうステップアップすべき?

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、数年後に転職を余儀なくされる20代後半のアルバイト女性の方。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんが担当します。
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皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、数年後に転職を余儀なくされる20代後半のアルバイト女性の方。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんが担当します。
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。

今回の相談者は、数年後に転職を余儀なくされる20代後半のアルバイト女性の方。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんが担当します。

▼相談者

まりこさん(仮名)
女性/アルバイト/20代後半
北海道/社宅

▼家族構成

独身、一人暮らし

▼相談内容

現在勤めている会社も2~3年後にはなくなる予定です。個人経営のため社会保険に加入できず、15万円の手取りの中から健康保険料や国民年金などを払っています。

もういい年齢ですし、転職するにも「今が最後のチャンスでは?」と思い、アルバイト生活を卒業して正社員を目指したいと考えていますが、今後、どのようにステップアップをしていったら良いでしょうか?

▼家計収支データ

まりこさんの家計収支データ
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まりこさんの家計収支データ


▼家計収支データ補足

(1)家賃などについて
家賃、水道光熱費、インターネット費用は会社持ち。また、「通信費1000円」は携帯電話の通話のみの代金。

(2)結婚について
今のところ予定も希望もなし。それより安定した生活を優先させたい。

(3)貯蓄について
普通預金にそのまま預け、一部を定期にしている状態。投資はよくわからないのでしていない。

(4)転職について
事務職を希望。地元では高くて月16万円くらい。平均12~14万円。現在の職場は水道光熱費も無料のため、実質20万円近い収入を得ていることになり、転職すれば生活できるのか不安もある。

▼FP深野康彦からの3つのアドバイス

アドバイス1:まずは「仕事選び」から見つめ直そう
アドバイス2:社会保険に加入できる職場を
アドバイス3:投資はせず、ネット定期などで堅実に

◆アドバイス1:まずは「仕事選び」から見つめ直そう

勤務先が2~3年後になくなってしまうのですから、相談者のまりこさんの場合、転職を余儀なくされるということになります。そのタイミングですが、なるべく早く、行動すべきだと考えます。

ただそれは、すぐにでも応募して面接を受けるという意味ではなく、時間をかけて、ずっと続けられる本当に自分がしたい仕事は何か、そこから始めてほしいということです。

相談には「事務職希望」と書かれています。もちろん、いろいろ考えて、結果的には事務職に就きたいと思うのであれば構いません。

そうではなく、「事務職しか経験がないから」という理由で安易に選んだのであれば、仕事選びそのものを時間をかけて見つめ直してみる。まりこさんが言われる「ステップアップ」を目指すなら、まずそこがスタートだと思います。

また、景気の面から考えても、新しいことにトライするにはいい時期とも言えます。北海道であれば外国人による観光収入、いわゆるインバウンド消費の効果が、確実に出ているはず。

その結果、それに直接、あるいは間接的に関わる幅広い業態で求人も活発化しています。

新しい職種にトライするということは、そう簡単なことではありません。ただ、30歳を目前にして、転職せざるを得なくなったことを逆にプラスととらえ、その機会を活かしてみる。それは将来にとって決して無駄なことではないはずです。

◆アドバイス2:社会保険に加入できる職場を

同時に、まりこさんの求職にあたっては、収入面も十分に考慮すべきでしょう。現在の勤務先は社宅があり、家賃の他、水道光熱費やインターネット費用も会社持ちとなれば、まりこさんも言われるように、実質の給与は20万円かそれ以上と考えるべき。

対して、希望する事務職は「地元では高くても16万円。平均は12万~14万円」とのことですから、家計を切り詰めても、貯蓄はきびしいと言わざるを得ません。収入にはある程度こだわる必要があります。

その意味で、あえて地元で生活する必要がないのなら、たとえば東京で仕事を探すという選択肢もあっていいと思います。より高い収入を得られる可能性は少なからずあるでしょう。

また、福利厚生として、社会保険加入は外せない条件でしょう。厚生年金加入は、結果的に自分が手にする年金を上積みすることになります。

雇用保険は、また転職する事態に陥っても、求職中に一定額の失業手当を受給できます。これは家計にとって実に大きなメリットなのです。

◆アドバイス3:投資はせず、ネット定期などで堅実に

まとまった額の貯蓄があります。節約を心掛けた家計管理と、現在の職場でのメリットを活かした結果ですが、今後を考える上でとても心強い、重要な蓄えです。

したがって、この貯蓄に関して、少なくとも現時点ではリスクは取れません。「投資はよくわからない」とのことですが、それで問題はありません。あえて投資をする必要はないということです。

まりこさん自身、人生の節目に差し掛かっています。そういう時期に、投資というリスクは「御法度」と考えてください。

世間は投資に沸いていますが、新しい勤務先が決まり、しっかりと収入が安定するまでは、元本保証の商品に預けておくべき。ボーナス時期のキャンペーン金利が上乗せされた定期預金や、比較的金利の有利なネット定期などに預け替えをする程度で十分でしょう。

教えてくれたのは……深野 康彦さん

マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。

取材・文:清水京武
あるじゃん 編集部

最終更新:1月29日(水)20時05分

あるじゃん(All About マネー)

 

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