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日経平均が再び昨年来高値更新。“ガチホ”の個人投資家は高笑い!?

1月24日(金)21時00分配信 LIMO

株式相場の上昇が続く! 波乱のスタートも、気が付けば再び昨年来高値を更新

写真:LIMO [リーモ]
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日経平均株価の過去1年の推移
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日経平均株価の過去1年の推移
株式相場が高値圏でやや膠着状態となっています。新しい年2020年は、米国とイランの緊張拡大を懸念して乱高下する波乱のスタートとなりましたが、いつの間にか株価は昨年来高値を更新しました。1月17日には日経平均株価が一時24,115円を付け(昨年来高値更新)、約27年ぶりの高値を付けた2018年10月の24,448円に再び迫る勢いです。

その後は24,000円が上値抵抗線になりながらも、この水準を挟んだ高値圏で揉み合っている状況が続いています。

思い返すと、今から約5カ月半前は株安が鮮明になっていました。米中貿易摩擦問題の長期化懸念を背景に、昨年8月6日には20,000円割れ寸前(20,110円)まで下落し、当面の株式相場は低迷を余儀なくされるという見解が支配的になっていたのです。

ところが、動く時には大きく動くのが株式相場です。

9月初旬から鮮明となった株価上昇は、10月初旬にやや調整したものの、12月13日にはあっさりと24,000円台を付けました。わずか4カ月少しの間に約+4,000円も上昇したわけです。

当然、既に保有していた株式や投資信託の多くは軒並み値上がりしましたから、相場下落に惑わされずに“ガチホ”※していた人は優越感に浸って、幸せな年末を過ごしたでしょう。逆に、9月以降の相場上昇の波に乗り損ねた人は、忸怩たる思いを強めたと推察します。

※「ガチ(本気)でホールド (保有)する」の意

現在の個人投資家が持つ4つの思惑は?

さて、このような状況で新しい年の相場がスタートし、冒頭で記したようにイラン情勢危機で波乱の幕開けとなりました。年明けの株価急落で慌てて保有株(投資信託を含む)を売却してしまい、“早まった!”と後悔している人も少なくないかもしれません。

こうした方を始め、個人投資家の方々が持つ思惑は、次の4パターンではないでしょうか。

 1.今は少し調整しているけど、まだ株価上昇は続くのでこのまま“ガチホ”したい
 2.株価上昇基調となってそろそろ半年になるので、いったん利益確定売りのタイミングを計りたい
 3.すっかり上昇相場に乗り遅れたが今から参戦できるだろうか
 4.年明けの乱高下時にあたふたして失敗した、何とか挽回したい
この中で、最も多いと推察されるのが、3)の“上昇相場乗り遅れ組”です。なぜならば、毎週東証から公表される「投資部門別売買状況」を見る限り、この半年間における個人投資家の売り越し(注:買った株式金額より売った株式金額のほうが多い)が鮮明だからです。

確かに、昨年9月以降の株価上昇を“利益確定の好機”と捉えた人が多くても不思議ではありません。そして、“上昇相場乗り遅れ組”となった個人投資家の多くが、今から参戦するのはどうなのかと悩んでいると考えられます。

高値圏で揉み合う相場で噛みしめる5つの厳選相場格言

さて、こうした時に役に立つかもしれないのが「相場格言」です。相場格言はあくまでも格言であり、常に正しいとは限りません。しかし、昔から株式相場に伝え残る格言には、先人たちの経験と知恵が濃縮されています。

日経平均株価が24,000円を付けて高値圏で揉み合っている今、改めて吟味しておきたい5つの格言を選んでみました。

 もうはまだなり、まだはもうなり

これは株の売買の好機・タイミングを表す代表的な諺です。

文字通り、「もう底(天井)だと思えるようなときは、まだ下値(上値)があるのではないかと一応考えてみなさい。反対に、まだ下がる(上がる)のではないかと思うときは、もうこの辺りが底(天井)かもしれないと考えてみてはどうか」という内容です。

“なるほど”と感心させられる格言です。ただ、この諺に従うと、絶好の買い場・売り場を逃すことになり兼ねません。真の意味は、売買する前にもう一度よく考えてみた方がいいということなのです。

 二度に買うべし 二度に売るべし

利益確定売りをしようか悩んでいる人、これから新たに買い向かおうとしている人には、ぜひ読んでほしい格言です。

この意味を一言で表すなら「買い急ぐな、売り急ぐな」ということです。一気に売買して、その後に株価がさらに上昇・下落となったとき“あー、早まった”と後悔しないためです。年明けのイラン危機でバタついて失敗した人にはグサリと突き刺さる内容かもしれません。

また、仮に売買に失敗したとしても、二度に分けていれば、被害は半分で済むという意味も含まれます。投資家に必要なことは、周囲に流されずに冷静に行動するということではないでしょうか。

 買いにくい相場は高く、買いやすい相場は安い

これは、「買いづらい相場に限って(その後)高くなり、買いやすい相場に限って(その後)安くなる」という意味です。

“買いづらい相場”とは、たとえば、株価指標などで非常に割高感がある、株価が天井圏にある、相場が弱気一色にある、などの状況と言えます。こういう時、投資家はなかなか手を出し難いものですが、そういう時に限って、その後に株価が上昇するという皮肉めいたことが多々起こります。

また、“買いやすい相場”とは、この逆の場合で、その後に株価が下落することが多いということになります。

 万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし

全ての人が何らかの理由をつけて強気になった時、そこが天井を形成することが多いため、人に何を言われようが利食い売りをするべきだという意味です。

冷静になって周囲の声に耳を傾けてみましょう。5カ月間で約+20%上昇した現在の株式相場、皆が皆、強気になっていませんか?  逆に、皆が皆、(株価がピークだと)慎重になっていませんか?  なお、これと同義の格言として、「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」があります。

 相場は明日もある

株式相場はこれからも続きます。今日1日で終わるわけではありません。相場は生き物ですから、買いにしても売りにしても上手くいかないことは珍しくありません。

そのような時はいったん立ち止まって、相場の大局を見極めることが必要です。ズルズルとやり続けても上手くいかないことが多いという意味です。同じような格言で「休むも相場」があります。いずれにせよ、大切な投資資金を失わないためには、ムキにならず、ムリをしないことが重要でしょう。

おわりに

いずれの格言にも当てはまることは、“急がずに冷静に”ということです。株式投資である以上、損失を出すことはよくあることです。ただし、それが日常生活を脅かしたりするようなことがあってはいけません。

現在のように高値圏にある相場だからこそ、今一度、相場の動きと自らの懐を見つめ直すことが求められます。
葛西 裕一

最終更新:1月24日(金)23時45分

LIMO

 

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