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消去法的に米ドルが買われるかも…!?株高のときこそ、トランプ大統領に警戒!

1月21日(火)15時11分配信 ザイFX!

米ドル/中国人民元 4時間足 (出所:Bloomberg)
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米ドル/中国人民元 4時間足 (出所:Bloomberg)
NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
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NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
バカラ村氏は、トランプ大統領が11月の米大統領選で再選するために、中長期的に米国株を上昇させてくると予想しているものの、短期的には上昇したところで強硬姿勢を強めるなど、リスク回避の材料を出してくる可能性があると指摘 (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
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バカラ村氏は、トランプ大統領が11月の米大統領選で再選するために、中長期的に米国株を上昇させてくると予想しているものの、短期的には上昇したところで強硬姿勢を強めるなど、リスク回避の材料を出してくる可能性があると指摘 (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
2020年1月から政策の総点検に着手する考えを示しているラガルドECB総裁。1月23日(木)のECB理事会後に行われる記者会見が注目されそうだ。写真はIMF(国際通貨基金)専務理事のときのもの (C)Visual China Group/Getty Images
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2020年1月から政策の総点検に着手する考えを示しているラガルドECB総裁。1月23日(木)のECB理事会後に行われる記者会見が注目されそうだ。写真はIMF(国際通貨基金)専務理事のときのもの (C)Visual China Group/Getty Images
米ドルVS世界の通貨 日足 (出所:ザイFX!)
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米ドルVS世界の通貨 日足 (出所:ザイFX!)
ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
豪ドル/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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豪ドル/米ドル 日足 (出所:TradingView)
英ポンド/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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英ポンド/米ドル 日足 (出所:TradingView)
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
■米中が第1段階で合意。中国の為替操作国認定を解除
 先週(1月13日~)の注目イベントは、15日(水)の米中による、貿易交渉第1段階の合意署名式になります。

 ここでは、中国が2年で2000億ドルの輸入を増やすことが決まりました。ただ、追加関税に関しては、ほとんどが現状維持となりました。

 中国の為替操作国の認定に関しては解除され、これを受けて、中国人民元は上昇しています。

■米主要株価指数は最高値更新も…
 米国も中国も、お互いが歩み寄った状態での合意となりましたが、追加関税は残ったままということもあって、中国の景気減速懸念は残ったままです。

 しかし、米中合意の不透明感が払しょくされたことで、これまで控えられていた投資資金が株式市場に流入し、米国株は主要3指数が揃って最高値を更新しています。

 為替市場に関しては、中国人民元は上昇していますが、主要な米ドル/円やユーロ/米ドルは、織り込み済みということもあって、動きのない状態です。

■株価が高いときはトランプ大統領に警戒!? 
 これまでトランプ大統領は、11月の大統領選での再選に向けて、積極的に行動してきたわけですが、今後も再選に向けての行動があると思います。

 米中の貿易交渉のときもそうでしたが、ある程度、米国株が上昇したときに、中国への強硬姿勢を強めてきました。

 ただ、下げがいつまでも続かなかったように、時折、楽観的な状態も織り交ぜながら交渉をしていたわけです。今後も、このような動きが起きると思います。

 中長期的には、再選に向けて米国株を上昇させてくると思いますが、短期的には上昇したところは、何らかのリスク回避の材料を出してくることが考えられます。

 中国との貿易交渉も、いったん終わったため、新たな材料、たとえば、欧州との貿易交渉などを進めてくる可能性があります。

 すでに米国株も上昇しているところなので、いつ、その状態が起きても不思議ではないと思います。

■ラガルドECB総裁の会見に注目
 今週(1月20日~)は、21日(火)に日銀金融政策決定会合の結果公表(※)、23日(木)にECB(欧州中央銀行)理事会があります。

 両会合とも、金融政策の変更は予定されていませんが、ECB理事会では政策の検証を行うことから、ラガルド総裁の会見には注目するところです。

(編集部注:本記事公開直前の1月21日(火)正午ごろ、日銀は金融政策の運営方針について現状維持することを決定したと発表した)

■米ドルが消去法的に買われる展開も
 今週(1月20日~)の一番の注目イベントとしては、21日(火)~24日(金)まで開催されるダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)が挙げられます。

 それに伴って、要人発言が連続するため、為替市場も乱高下する可能性があります。

 中東情勢も収束し、米中の貿易交渉も目先は収まり、材料に乏しい状況ですから、ダボス会議で何か新しい材料が出てほしいところですが、何もなければ、消去法的に米ドルが買われるのではないかと思います。

■ユーロ・豪ドル・英ポンドは買える状況にない
 ユーロはECB理事会で材料がなければ、マイナス金利やユーロ圏の景況感の悪さから、買うような状況ではありません。

 豪ドルも、中国の景気減速やRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])の利下げ観測などがあって、買うほどの状況ではないです。

 英ポンドも、英国の経済指標の結果が悪く、1月30日(木)の英MPC(金融政策委員会)でBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])による利下げ観測が出てきており、こちらも買えるような状況ではないです。

 そうなると、動きが出ないことになりますが、消去法的にはまだ、米ドルは買えるのではないかと思います。

■米ドル/円は売りも買いも材料が乏しい…
 そうであれば、ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペアのこと)で米ドル高の可能性があると考えています。

 ただ、積極的に買うほどの材料もないため、米ドルの押し目買いではないかと考えています。

 米ドル/円に関しては、先週(1月13日~)と同様、買う材料にも売る材料にも乏しいため、こちらはまだ、方向性はつかないのではないかと考えています。
バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

最終更新:1月21日(火)15時11分

ザイFX!

 

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