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「ライバル会社の決算書を見たい!」3つの入手方法を公開

1月21日(火)6時01分配信 ダイヤモンド・オンライン

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 電通vs博報堂。ヤマト運輸vs佐川急便。アップルvsアマゾンetc.
有名企業の決算書を徹底分析! 「儲かっている」のはどっちだ?
本連載は、誰もが知っている有名企業の決算書を対比させることで、「仕事に効く会計知識」と「経営分析の基本」を一気に学ぶものだ。著者は、「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」、4つの立場で「会計」に携わった経験を持つ川口宏之氏。発売4日で重版が決まった『経営や会計のことはよくわかりませんが、儲かっている会社を教えてください!』の著者でもある。

 上場企業の財務諸表は、「決算短信」や「有価証券報告書」といった形式で掲載されています。インターネット環境さえあれば、誰でも無料で入手可能です。具体的な入手方法をお伝えします。

● 財務諸表の3つの入手方法

 (1)ホームページ

 上場企業はほぼ例外なく、自社ホームページ上にIRページを設けています。IRとはInvestor Relations(インベスター・リレーションズ)の略です。

 通常は「投資家情報」や「IR情報」という名称でトップページからリンクが張られています。この中に、決算短信や有価証券報告書などがPDF形式で載っていますので、クリックひとつでダウンロード可能です。

 Google などの検索エンジンで「〇〇(企業名) IR」と検索すれば、検索結果の上位に当該企業のページリンクが表示されます。そこからダイレクトに入る方法が最も手っとり早いでしょう。

 (2)EDINET(エディネット) ※クリックでサイトに飛びます

 金融庁が管轄しているウェブサイトで、すべての上場企業の有価証券報告書が載っています。ホームページに載せていない場合でも、EDINETへの掲載は法律で義務づけられているので、すべての上場企業の「有価証券報告書」を入手することができます。

 EDINETの「書類検索」をクリックすれば、検索画面が出てきます。そこで企業名を入力すれば、お目当ての企業の有価証券報告書等が一覧で表示されます。
● EDINETの「ここ」が便利!

 EDINETのいいところは、有価証券報告書をPDFだけでなく、XBRLデータとしてダウンロード可能なところです。

 PDFファイルだと、財務分析する際、目視で数字を確認して電卓を叩かなくてはいけません。数社だけの分析なら苦ではありませんが、大量に分析する場合は非常に手間どります。

 しかし、XBRLデータはエクセルに落とすことができるので、大量かつ正確に計算することができます。

 ただしEDINETには過去5年分の情報しか掲載されていません。それ以前の情報はウェブサイトから消えてしまいますのでご注意ください。また、決算短信は掲載されていませんのでご注意ください。

 (3)EDGAR(エドガー) ※クリックでサイトに飛びます

 海外企業の場合、米国の証券市場に上場していればEDGARから財務諸表を入手することができます。

 EDGARとは、先ほど紹介したEDINETのような存在のウェブサイトです。米国市場に上場しているすべての企業の財務諸表がここから入手できます。

 EDGAR内の「Company Filigs Search」をクリックし、「Company Name」に企業名を入力すれば、お目当ての企業の開示書類が一覧で表示されます。「10-k」と書かれたものが、年次報告書(アニュアルレポート、いわゆる有価証券報告書)です。

 10-kの「Documents」をクリックすると年次報告書全文が表示され、「Interactive Data」をクリックすると、年次報告書の中の連結財務諸表や注記情報などの主要項目が表示されます。

 EDGARに載っている情報は、当然ながらすべて英語です。しかし、貸借対照表(Balance Sheet)、損益計算書(Profit and Loss Statement)、キャッシュ・フロー計算書(Cash Flow Statement)という基本の財務諸表は、日本の財務諸表とほぼ同じ作りになっていますので、主要な勘定科目を日本語に翻訳すれば、難なく経営分析ができます。
川口宏之(かわぐち・ひろゆき) 公認会計士
1975年栃木県生まれ。2000年より監査法人トーマツにて、主に上場企業の会計監査業務に従事。2006年、みずほ証券にて、主に新規上場における引受審査業務に従事する。2008年、これまでの経験を活かし、ITベンチャー企業の取締役兼CFOに就任。ベンチャーキャピタルからの資金調達、株式交換による企業買収などで成果を上げた。現在は会計コンサルとしてIFRS導入コンサルティング業務や決算支援業務、各種研修・セミナーの講師等を担当する。「監査法人・証券会社・ベンチャー企業・会計コンサル」。4つの視点で会計に携わった数少ない公認会計士。研修・セミナーでは「生きた数字」を感じてほしいという思いから、「実在企業の財務諸表を分析する」コーナーを設け、大きな支持を得ている。指導実績は1万人を超え、受講満足度は5段階評価で平均4.8を誇る。
川口宏之

最終更新:1月27日(月)12時30分

ダイヤモンド・オンライン

 

情報提供元(外部サイト)

週刊ダイヤモンド

週刊ダイヤモンド

ダイヤモンド社

2020年2月22日号
発売日2月17日

定価730円(税込み)

特集 不動産・開発
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