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テーマ型投資戦略ファンドの新しい市場をつくる、「Oneフォーカス」が信託報酬0.495%で新規設定

1月20日(月)19時10分配信 モーニングスター

提供:モーニングスター社
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 アセットマネジメントOneが1月16日に新規設定した「コストを抑制したテーマ投資戦略ファンド」である「Oneフォーカス」シリーズは、信託報酬が税込み年0.495%で設定された。設定日から1日当たり3千数百万円の資金流入がみられ、「設定後に資金流入が継続しているのは、このファンドシリーズへの確かなニーズが存在していることの証」(投資信託営業本部シニアエグゼクティブの浜田好浩氏=写真)と同社ではとらえているという。このテーマ投資戦略ファンド分野で「Oneフォーカス」シリーズを代表的な商品群に押し上げる意向だ。
 
 16日に設定した第1弾シリーズが選んだ投資テーマは、「次世代通信」「ロボット・テクノロジー」「AI」「フィンテック」「ミレニアルズ」の5つ。「長期的に持続性のあるテーマであること、日本や海外の投資信託で比較的残高が大きなテーマであること、そして、伝統的な株価指数(MSCI World等)に対してパフォーマンスが良好なテーマであること」を基準に投資テーマを設定した。
 
 たとえば、「次世代通信」については、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「THE 5G」が残高5000億円を越える大きなファンドに育ち、「ロボット・テクノロジー」についても、日興アセットマネジメントの「グローバル・ロボティクス株式ファンド」がシリーズ7500億円程度の残高を誇っていることなどが、選定の有力な手掛かりになった。すでに、アクティブファンドで大きな残高を獲得している投資テーマであれば、「より低コストでほしい」というニーズが顕在化しているだろうという考えだ。
 
 「Oneフォーカス」が狙うのは、従来はアクティブファンドが対応していた「成長可能性のある投資アイデア(テーマ)に関連する株式への選別投資」という投資手法を、インデックスファンドの仕組みを応用し、可能な限り低コストで提供すること。アクティブファンドの信託報酬率は年1.5%~2.0%程度に収れんしているが、これが「年0.5%以下の水準で提供できれば、大きな需要を喚起できる」とする。「いわゆるテーマ投資型インデックスファンドは、これまで年0.7%台の信託報酬率で商品提供されてきたが、その水準では十分ではない」(浜田氏)という。
 
 一方、「Oneフォーカス」シリーズが連動をめざす指数(インデックス)は、世界的に著名は指数提供会社であるドイツのSolactive(ソラクティブ)社と提携して開発。第1弾として設定した5つのテーマのうち、「ロボット・テクノロジー」と「フィンテック」は以前から提供してきたテーマ型インデックスだったが、「次世代通信」「AI」「ミレニアルズ」という3つの指数は、「Oneフォーカス」のために、新たに開発した指数だという。
 
 Solactive社は、2007年に設立された比較的新しい指数提供会社だが、高度なIT技術を駆使した高い効率性と価格の透明性により、現在、400社を超える世界中の機関投資家が同社の指数を利用し、State Street、DWS、Global Xなどが運用する350以上のETFに同社指数が採用されている。欧州のベンチマーク管理会社として2019年に登録され、同社が提供する指数を使用する金融商品は既に20兆円以上になっている。
 
 そして、Solactive社の指数のパフォーマンスは、「ロボット・テクノロジー」は2012年10月12日から19年10月23日までの7年間でMSCI World指数が累積リターン94.1%のところ、同223.5%と大幅にアウトパフォーム。「フィンテック」も12年6月15日から19年10月23日までの期間にMSCI World指数の累積リターン111.2%を大幅に上回る314.5%のパフォーマンスになっている。2つの投資テーマに投資する代表的なアクティブ型のファンドよりも高いパフォーマンスも確認できる。しっかりと時価総額ベースのインデックスに対し長期に超過収益が確認できる指数を厳選したという。
 
 他社が税込み0.7%台で提供しているテーマ型インデックス連動商品を、同0.5%以下で提供できるのは、「指数フィーが圧倒的に安く調達できたことに加え、販売会社の理解も得ることができたため」(浜田氏)と振り返っている。「Oneフォーカス」シリーズは、販売時手数料を購入金額の税抜き3%以内とし、ノーロード型のファンド群とは一線を画している。そこには、「アセットマネジメントOneが、これまでは原則としてテーマ型株式ファンドを提供してこなかったこともあり、対面コンサルティングの販売会社にもOneフォーカスを取り扱っていただくことを想定している」という事情があるようだ。販売で先行したSBI証券と楽天証券では、販売手数料ゼロで取り扱っている。
 
 「『Oneフォーカス』は、単純なインデックスファンドではない。運用コストはインデックスファンド並みに引き下げたが、インデックスに対して超過収益を狙っていくアクティブファンドの領域に踏み込んだ投資戦略ファンドのシリーズと位置付けている。伝統的な時価総額加重市場型指数に飽き足らない投資家の方々に、広くご利用いただきたい」(浜田氏)と広く利用されるよう、情報提供に努めていくとしている。(写真は、メディアミーティングで「Oneフォーカス」シリーズの紹介をするアセットマネジメントOneの浜田好浩氏)
 
モーニングスター

最終更新:1月21日(火)15時20分

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