ここから本文です

110円超えの米ドル/円は当面、押し目買い。ユーロ/米ドルは、上がれば売りが良さそう

1月17日(金)14時41分配信 ザイFX!

1月15日、米中は貿易に関する第1次合意で署名に達した。今井氏は、その内容から、大統領選挙に向けて実績をアピールしたいトランプ米大統領が、かなり妥協をした結果ではないかと指摘。写真は2019年6月の大阪G20時のもの (C)Visual China Group/Getty Images
拡大写真
1月15日、米中は貿易に関する第1次合意で署名に達した。今井氏は、その内容から、大統領選挙に向けて実績をアピールしたいトランプ米大統領が、かなり妥協をした結果ではないかと指摘。写真は2019年6月の大阪G20時のもの (C)Visual China Group/Getty Images
NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
拡大写真
NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
世界の通貨VS円 4時間足 (出所:ザイFX!)
拡大写真
世界の通貨VS円 4時間足 (出所:ザイFX!)
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
拡大写真
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
米ドルVS世界の通貨 4時間足 (出所:ザイFX!)
拡大写真
米ドルVS世界の通貨 4時間足 (出所:ザイFX!)
トランプ大統領に「任命したのは間違いであった」と、公然と批判されたパウエルFRB議長。FRBは独立性を担保している組織ではあるが、トランプ大統領の圧力もあり、どこかで利下げをする可能性も残されていると、今井氏は予想している (C)Bloomberg/Getty Images News
拡大写真
トランプ大統領に「任命したのは間違いであった」と、公然と批判されたパウエルFRB議長。FRBは独立性を担保している組織ではあるが、トランプ大統領の圧力もあり、どこかで利下げをする可能性も残されていると、今井氏は予想している (C)Bloomberg/Getty Images News
ユーロ/米ドル 4時間足 (出所:TradingView)
拡大写真
ユーロ/米ドル 4時間足 (出所:TradingView)
英ポンド/米ドル 4時間足 (出所:TradingView)
拡大写真
英ポンド/米ドル 4時間足 (出所:TradingView)
ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
拡大写真
ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
■米中が第1次合意。懸念材料が1つ消滅
 1月15日(水)、米中は貿易に関しての第1次合意をしました。ようやく、という感じです。

 今回の内容は、簡単に言えば、中国が米国から農産物などを大量に購入する代わりに、米国は中国への追加関税を見送るというものです。11月の大統領選挙に向けて実績をアピールしたいトランプ米大統領が、かなり妥協をした結果だと思います。

 もちろん、中国の企業への補助金政策など、根本的な問題に対しては先送りですし、これまで課してきた関税もそのまま残っていますので、まだまだこれからという面はあります。

 しかし、合意は合意です。これで、1つ、金融市場が心配していた懸念材料が、当面はなくなったと考えるべきだろうと思います。

■株高を心配しすぎる必要はない
 実際のところ、米国の株式市場では、主要株価指数が連日、史上最高値を更新しています。

 これだけ、連日、上がり続けると、ちょっと心配になったりもするのですが、今は、あまり心配しすぎないようにしたほうが良いのではないでしょうか。

■米国とイランの緊張もいったん収束
 米国がイランの軍事司令官を殺害したことで、一時、不安材料となった米国とイランの関係悪化ですが、イランが形だけの報復として米国の軍事基地をミサイル攻撃し、これ以上はやらないと宣言したことで収まりました。

 両国の関係は、悪化した状態のままではありますが、いったん、緊張は収まったと考えて良いと思います。

■米ドル/円は当面、押し目買いで! 
 さて、リスクオンの動きが広がっていることで、為替市場も円安傾向になっています。

 米ドル/円は、なかなか抜くことができなかった110.00円を超えてきました。最初に110円を超えたときは、さすがに輸出企業の米ドル売りや利食いの米ドル売りが出てきて、いったん109円台に戻りましたが、その後、下押しもそれほどではなかったこともあって、また110円台に戻ってきています。

 これからですが、この相場は大きく崩れることはないと、私は考えています。

 一気に111円、112円と向かっていく相場ではないかもしれませんが、よほど不測の事態が起きない限り、下に抜けていくような相場ではないと思いますので、当面、米ドル/円の押し目買い方針で、トレードをして大丈夫ではないでしょうか。

■FRBが政治的配慮で利下げ!? 
 その他の通貨では、米ドル高の傾向にはなっていません。

 ということは、現在は米ドル高相場というよりは、円安相場であるということです。

 その背景には、トランプ米大統領のFRB(米連邦準備制度理事会)に対する利下げ圧力があるのかもしれません。

 先日も、トランプ大統領は、「パウエルFRB議長を任命したのは間違いであった」と、公然と批判しています。簡単に言えば、もっと利下げをしろということです。

 もちろん、FRBは、独立性を担保している組織ですが、大統領選挙の前ですので、どこかで政治的配慮もあって、利下げをする可能性も残されています。

■ユーロ/米ドルの1.12ドル近くは売りが良さそう
 そういう思惑が、米ドル全体の上値を抑えているのかもしれません。そのため、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルなどでは、米ドル高になっていません。

 ただ、最近、ドイツの景気があまり良くありませんので、ユーロの上値も限られています。ユーロ/米ドルは、1.1200ドル近くの水準まで上がる局面があったら、ショート(=売り)にいっても、おもしろいのではないかと考えています。
今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

最終更新:1月17日(金)14時41分

ザイFX!

 

情報提供元(外部サイト)

ザイFX!

世界経済と米ドル/円相場の見通しは? スプレッド最狭のFX会社はどこ? …FX情報サイト「ザイFX!」がFXと為替の疑問をズバリ解決! ビットコイン・仮想通貨情報も!

【あわせて読みたい】

Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン