ここから本文です

東京為替見通し=ドル円、米中貿易「第1段階合意」調印式控えて動意薄か

1月15日(水)8時00分配信 トレーダーズ・ウェブ

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、「米国が現在中国からの輸入品に課している関税は11月の大統領選後まで維持される可能性が高い」との報道を受けて、110.11円付近から109.86円まで反落した。ユーロドルは1.1104ドルから1.1135ドル付近まで強含みに推移した。

 本日の東京市場のドル円は、今夜の米中貿易協議「第1段階合意」署名の調印式を控えて動意に乏しい展開が予想される。
 米中貿易「第1段階合意」署名の調印式は、米国東部時間15日午前11時半(日本時間16日午前1時半)から開催予定となっている。米中貿易「第1段階合意」に向けて、「噂・思惑で買い仕掛けて、事実で手仕舞え」の相場格言、すなわち、ドル買い・株買い持ちポジションの利食い売りに要警戒か。
 昨日は、「米国が現在中国からの輸入品に課している関税は11月の米大統領選後まで維持される可能性が高い」と報じられており、中国側が要請している第1-3弾の2500億ドル(25%)と第4弾の1310億ドル(7.5%)の撤回が米大統領選挙後となる模様。
 米政治メディア「ポリティコ」は、米中通商合意での中国の輸入額は2年間で2000億ドルになる模様、と報じている。
・750億ドル:製造業部門
・500億ドル:エネルギー部門
・400億ドル:農産物部門
・350-400億ドル:サービス部門
 中国の2019年の対米貿易黒字は2958億ドルであり、2年間で2000億ドルの輸入が実現した場合、米国の対中貿易赤字は大幅に減少することになる。
 米国産農産物の中国向け輸出は、米中貿易戦争前の2017年には240億ドルだったが、2018年には貿易戦争により132億ドルに減っている。さらに、中国の豚がアフリカ豚コレラにより半減し、米国産農産物の60%を占める大豆の需要が減っており、米国の農家も、悪天候により大豆の生産量が減っており、中国の需要と米国の供給が400億ドルの実現に対して程遠い状況となっている。
 ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、「為替条項」が盛り込まれたと述べており、「為替報告書」でも、中国を為替操作国から除外したものの、継続的な通貨安を避けるために必要な措置を講じるべき、と釘を刺している。
 また、為替報告書では、実効レートベースで過大評価とのIMF評価踏まえて、ドル高の継続を「懸念」している、としてドル高を抑制している。
 すなわち、11月の米大統領選挙に向けて、トランプ米政権は、米農産物や米製造業製品の輸出促進もあり、ドル高抑制を標榜することが予想される。
 米中通商協議と日米通商協議の「第2段階」では、中国に対しては知的財産侵害問題や国営企業補助金問題、日本に対しては、自動車関税問題などが浮上することで、市場は、トランプ米大統領に支配された状況が続くことになる。
山下

最終更新:1月15日(水)8時00分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・ ウェブ FX

トレーダーズ・ ウェブ FX

DZHフィナンシャルリサーチ

FXトレーダーの注目を集める
リアルタイムオーダーはこちら!

月額2,000円(税別)

トレーダーズ・ウェブでは、FXトレーダー注目の「オーダー情報」はもちろん、トレーディングに役立つ豊富な情報が無料でご覧いただけます!

【あわせて読みたい】

Yahoo!ファイナンス 決算速報

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン