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TDCソフト Research Memo(5):2020年3月期第2四半期は金融分野がけん引し増収

1月14日(火)15時35分配信 フィスコ

■TDCソフト<4687>の業績動向

1. 2020年3月期第2四半期の業績
情報サービス産業を取り巻く環境としては、クラウドコンピューティング、AI、IoT、RPA、ブロックチェーン、マイクロサービス等の技術革新によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流が、企業の競争力強化に向けた戦略的投資需要を高め、IT投資需要は増加基調で推移していくことが見込まれている。

このような環境のなかで、同社グループは2019年4月から2022年3月における中期経営計画「Shift to the Smart SI」に基づき「次世代型のシステムインテグレーター」を目指し、市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型SI事業へと進化することをビジョンに掲げている。

2020年3月期第2四半期の売上高は13,128百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益1,019百万円(同8.1%減)、経常利益1,038百万円(同12.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益687百万円(同11.9%減)で着地した。金融ITソリューション分野がけん引したほか、公共法人ITソリューション分野も順調となり、増収での着地。利益面においては減益ではあるが、2020年3月期は中期経営計画ビジョンである次世代型SIを目指し、継続的に成長するための基盤づくりを行う投資期間と位置付けている。そのため、当期の重点戦略分野であるアジャイル関連事業やセキュリティ関連事業を中心とした高付加価値ビジネスへの投資を積極的に推進した影響であり、会社計画に沿った進捗である。


金融ITソリューションの売上高構成比率は56.6%に上昇
2. 事業分野別の業績
主力の金融ITソリューションの売上高は7,433百万円(前年同期比13.4%増)だった。金融業向けに業務アプリケーション開発を行っているが、2020年3月期第2四半期においては保険業やクレジット業向けの大型システム案件が堅調に推移。

公共法人ITソリューションの売上高は2,832百万円(同4.8%増)だった。流通業や製造業、サービス業のほか、公共向けに業務アプリケーション開発を提供しており、2020年3月期第2四半期は製造・流通業向けの開発案件等が堅調に推移している。

インフラ・ネットワークソリューション分野の売上高は1,671百万円(同10.5%減)だった。ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品開発、ネットワークインテグレーション等を提供しており、2020年3月期第2四半期においては、製造業向けのITインフラ構築案件が堅調に推移したが、クラウド台頭によるネットワークインテグレーション分野が減少した影響から減収での着地。

パッケージソリューション分野の売上高は1,190百万円(同3.4%増)となった。ストレスチェック支援ソリューション「M-Check+」やクラウド型EDIサービス「Meeepa」、クラウド型ワークフローシステム「Styleflow」など自社開発のクラウドアプリケーションやPaaS型クラウドサービス「Trustpro」、BI/DWH、ERP/CRMに関連するソリューションを提供しているが、CRM等のクラウド関連ソリューションが堅調に推移している。

なお、金融ITソリューションの売上高構成比率は56.6%となり、前年同期の53.4%からは3.2ptの上昇。公共法人ITソリューションは21.6%と同22.0%から0.4ptの低下。インフラ・ネットワークソリューション分野は12.7%と同15.2%から2.5ptの低下となり、パッケージソリューション分野は9.1%と同9.4%から0.3pt低下している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)


《SF》
株式会社フィスコ

最終更新:1月14日(火)16時15分

フィスコ

 

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