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「THE 5G」、19年は1672億円の資金流入、全ファンド中でトップ10入り

1月9日(木)21時45分配信 モーニングスター

提供:モーニングスター社
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提供:モーニングスター社
 「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」(愛称:THE 5G)の残高増加が続いている。19年12月末の純資産残高は4666億円で18年末比約2.4倍。19年年間での残高増加額2684億円は、国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用含む、ETF除く)の中で増加額第4位となった。同ファンドは17年12月に設定。投資先企業を取り巻く良好な環境、販売会社の拡大、それを含めた資金の流入が相俟って、設定から2年で純資産残高5000億円が視野に入ってきた。
 
 同ファンドは、世界の「5G(第5世代移動通信システム)」関連銘柄に投資する。19年11月末時点のポートフォリオをみると、組入銘柄は46銘柄と絞り込まれている。組入上位国・地域は米国が66.65%でトップ。日本が8.29%で続く。業種では情報技術が72.54%と高い。日米の情報通信セクターの動向を強く受けるポートフォリオとなっている。19年の米国株式市場でS&P500種株価指数は28.88%上昇と急反発。業種別では情報技術が48.04%上昇しトップとなった。国内株式市場でもTOPIX(東証株価指数)が15.21%上昇し、業種別上昇率では精密機器が45.84%でトップ。電気機器が33.45%で続き、情報・通信も27.44%となった。日米ともに情報通信関連セクターが好調で、当ファンドのパフォーマンスを後押しした。19年12月末時点の1年トータルリターンは38.56%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均を12.15%上回り、同カテゴリー254本中で10位となった。
 
 販売会社は18年5月末時点の26社から19年11月末時点には77社(ネット専用の取り扱い含む)にまで拡大している。それもあり、同ファンドの19年年間の純資金流出入は1672億円の流入超過となり、流入額は国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用含む、ETF除く)の中で第6位となった。
 
 20年は5G普及元年ともいわれ、日本でもNTTドコモ、ソフトバンク、KDDIが春頃をメドにサービスを開始する予定である。5G関連の同ファンドにとっては良好な環境が続くとみられる。ただ、日米、とくに米国の情報通信セクターの投資比率が高いため、当該セクターの業績による影響を強く受けるリスクがある点には留意したい。
 
 また、資金流出入においても、テーマ型ファンドであるため、急激に変化が生じる可能性があることは意識しておきたい。5Gは「第4次産業革命」の基礎インフラという側面があるため息の長いテーマであるとの見方もあるが、ロボットやAI(人工知能)も息が長いとの見方がある中で関連ファンドは19年に大幅な資金流出に見舞われた。月次の資金流出入の動向を注視する必要があろう。
 
 
モーニングスター

最終更新:1月9日(木)21時45分

モーニングスター

 

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