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<年末年始特集>2020年の注目テーマ(1)=国土強じん化、EUVL、ローカル5G、MaaS

12月29日(日)8時07分配信 モーニングスター

現在値
コーアツ工 3,930 ---
不動テトラ 1,614 -27
五洋建 650 -8
ライト工 1,462 -3
日特建 831 -13
<国土強じん化、公共投資>―大規模予算で関連株に追い風

 政府は19年12月に事業規模26兆円の経済対策を決定した。成長分野への投資、災害復旧などの公共投資、中小企業支援やキャッシュレス決済還元の原資上乗せなどの景気対策が柱。中でも、公共投資関連は被害甚大化の傾向が強まっている自然災害への対策が中核となる。防災・減災、国土強じん化などが引き続き注目される。

 防災コンサルティングに強みを持つ構造計画研究所 <4748> 、PC(プレストレスト・コンクリ)橋りょうで高速道路や鉄道橋などに実績を持つコーアツ工業 <1743> )、地盤改良や法(のり)面工事など特殊土木大手の日特建設 <1929> 、ライト工業 <1926> 、海洋土木の不動テトラ <1813> 、五洋建設 <1893> などが関連銘柄。ほか、電線地中化でイトーヨーギョー <5287> 、ベルテクスコーポレーション <5290> など。

<半導体の新技術、EUVL>―5G普及などITの進化がけん引

 20年春から5G(次世代高速通信システム)のサービスが始まり、本格的な普及期を迎える。高速・大容量の通信に対応するため、半導体は回路の線幅が狭く、集積度の高い高性能品に対するニーズが高まる。微細化のカギを握るのが、EUVL(極端紫外線リソグラフィ)と呼ばれる技術だ。光の波長が短いほど、微細な回路を形成することができる。

 EUV露光装置向けに、レーザーテック <6920> はマスクブランクス用の欠陥検査装置を生産している。部材ではマスクブランクスのHOYA <7741> 、グループのAGCエレクトロニクスが生産を手掛けるAGC <5201> 、EUV向けフォトレジストで東京応化工業 <4186> 、JSR <4185> 、フォトレジスト向け感光材料では東洋合成工業 <4970> が注目される。


<5G+ローカル5G>―IoTなどの普及を後押し

 20年春に5G(次世代高速通信システム)の本格運用が始まるが、これとあわせて注目したいのが、小規模エリアのネットワークに限定して使用する「ローカル5G」だ。ローカル5Gは企業や自治体などが建物の中などで活用する通信網。建物や敷地などに場所を限ることで電波帯を独占的に使用し、安定的な運用が見込める。高速大容量通信を活用した工場の自動化などへの活用が想定される。総務省が12月24日から電波利用の受け付けを始めた。

 NEC <6701> 、富士通 <6702> などの大手電機の参入が予想されるほか、住友商事 <8053> やインターネットイニシアティブ <3774> などがサービス提供に向け新会社を立ち上げている。このほか、NECネッツエスアイ <1973> 、多摩川ホールディングス <6838> 、ダイコー通産 <7673> 、東陽テクニカ <8151> などが注目される。

<MaaS>次世代の移動サービス

 次世代の移動サービス「MaaS(=マース、モビリティー・アズ・ア・サービス)」にも進展がありそうだ。MaaSとは、鉄道やバス、タクシーなど従来の交通サービスに加え、カーシェアリングなどさまざまな手段を一体のサービスとして扱う新たな交通体系。将来実現する自動運転などと組み合わせることにより、全く新しいサービスが誕生する。インフラには5G(次世代高速通信システム)、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)など最新技術が結集する。

 トヨタ自動車 <7203> とソフトバンクグループ <9984> が共同出資してMaaS事業を提供するモネ・テクノロジーズを立ち上げている。鉄道ではJR東日本 <9020> 、東急 <9005> 、小田急電鉄 <9007> などが基盤づくりに取り組んでいる。乗換案内サービス大手のジョルダン <3710> 、車載向けソフトウエアに強みを持つSCSK <9719> 、車両データの収集や管理などでデンソー <6902> など。

提供:モーニングスター社

最終更新:12月29日(日)8時07分

モーニングスター

 

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