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明日の戦略-もみ合い上放れで一気に24000円台回復、来週は楽観ムードが優勢か

12月13日(金)16時48分配信 トレーダーズ・ウェブ

 13日の日経平均は大幅続伸。終値は598円高の24023円。米中合意への期待が高まり米国株が大幅高となったこと、英国選挙で与党保守党の過半数確保が濃厚となったこと、これらを受けて円安が急速に進行したことなどから、寄り付きから300円を超える大幅上昇。センチメントが大きく改善する中、前場では押し目を作ることなく買いが続いて節目の24000円に迫ると、後場はスタートからあっさり24000円を上回った。その後は到達感からいったん上昇の勢いが鈍ったものの、14時辺りから再び上げ幅を広げる展開。600円超上昇する場面もあり、終値で24000円を上回った。一方、マザーズ指数は後場に下げ幅を広げるなど終日弱く、長期金利の上昇が嫌気されたREIT指数は大きめの下げとなった。東証1部の売買代金は概算で3兆4400億円。メジャーSQかつ、大きな動きが出てきたことから商いは膨らんだ。業種別では全33業種が上昇しており、騰落率上位は非鉄金属、海運、機械、下位は情報・通信、空運、サービスとなった。ヤマダ電機の傘下入りを正式発表した大塚家具がストップ高比例配分と買いが殺到。一方、大塚再建の負担増が懸念されたヤマダ電機は売りが優勢となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1548/値下がり535。東京エレクトロン、ファーストリテイリング、信越化学、ファナックなど値がさ株がそろって大幅上昇。中国懸念が後退したことから安川電機や日立建機などにも非常に強い動きが見られた。長期金利上昇で銀行株にも資金が向かっており、三菱UFJなどメガバンクに加えて福井銀行や東和銀行など地銀株の多くが急伸。上方修正を発表したDWTIがストップ高比例配分となった。一方、好地合いの中でもネガティブな材料のあった銘柄はたたき売られており、今期営業赤字に転落見込みとなった三井ハイテックは20%超の下落。下方修正を発表したクスリのアオキやメガチップス、今期減益計画のオハラが急落した。上期営業赤字のサンオータスや今期減益計画のTBCSCATなども大きく売られる展開となった。

 日経平均は大幅高。高寄りから上げ幅を広げて一気に24000円に乗せる強い動きとなった。11月以降は23000円~23500円レベルでの一進一退が続いていたが、きょうの上昇でもみ合いを上に放れた格好となっている。目先の上値のめどは昨年10月の高値24448円となるが、そう遠くはなく、来週に到達してもおかしくはない水準。昨年12月の急落はまだ記憶に新しく、今年も12月FOMCや米中動向を見極めるまでは買いを入れづらかった投資家は多いと想定される。また、昨年同様の展開を見込んで売りから入っていた投資家も少なくないと思われる。昨年の12月後半は買い手不在の中で一気に下を試しに行ったが、今年は売り手不在の中で一気に上値を伸ばす可能性もあるとみる。


【来週の見通し】
 堅調か。材料満載であった今週が強い上昇となったことから、総じて楽観ムードが支配的になると考える。国内では18~19日の日銀金融政策決定会合が注目イベント。無風通過が濃厚だが、直近で政府の大型の経済対策も出てきた中、黒田総裁のリップサービスへの期待は高まる。米国や中国では経済指標の発表が多いが、12月のFOMCで低金利環境の長期化が示唆されたことから、海外市場も好材料に対してより強い反応を示すと考えられる。年末モードに入り週後半にかけては市場参加者の減少も予想されるが、IPOは多く、個人投資家の売買活況がリスクオン相場の維持に一役買うだろう。日経平均の24000円台乗せで年末株高への期待も高まりやすく、下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。


【今週を振り返る】
 堅調となった。後半に重要イベントが多く、かつ、米国による対中関税引き上げ期限を15日に控えるスケジュールであったことから、週半ばまでは様子見姿勢の強い地合いが続いた。12月FOMCでは大方の予想通り政策金利は据え置きとなったが、当面利上げはないことが示唆されたことは、株式市場に一定の安心感をもたらした。それでも木曜まではこう着感が強かったが、金曜13日に大幅上昇。各種報道から米中が合意に至るとの見方が強まったほか、英国の総選挙が順当な結果となる可能性が高まったことなどから、日経平均は500円超の上昇で24000円台に到達。この日の上げが大きく貢献し、週間でも大幅高となった。日経平均は週間では約668円上昇し、週足では陽線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、11月首都圏マンション販売(12/17)、日銀金融政策決定会合(~12/19)、11月貿易収支(12/18)、黒田日銀総裁会見(12/19)、11月全国消費者物価指数(12/20)がある。

 企業決算では、パーク24、プロレド、システムディ、ウイルコHD、アークランド(12/16)、アスクル(12/17)、コーセル、カイカ、ツルハHD(12/18)、日ヘルスケア(12/19)、サツドラHD(12/20)などが発表を予定している。

 海外では、中国11月固定資産投資、中国11月鉱工業生産、中国11月小売売上高、米12月NY連銀景気指数、米12月NAHB住宅市場指数(12/16)、米11月住宅着工件数、米11月鉱工業生産指数(12/17)、独12月Ifo景況感指数(12/18)、英国金融政策発表、米7-9月期経常収支、米12月フィラデルフィア連銀景気指数、米11月景気先行指数、米11月中古住宅販売 (12/19)、米7-9月期GDP確報値(12/20)などがある。

 米企業決算では、フェデックス(12/17)、マイクロン・テクノロジー、ゼネラルミルズ(12/18)、ナイキ(12/19)などが発表を予定している。
小松

最終更新:12月13日(金)16時48分

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