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マツダ「CX-30」実際に買うならどのグレードか

12月4日(水)6時10分配信 東洋経済オンライン

9月に予約受注を開始したマツダのクロスオーバーSUV「CX-30」(写真:マツダ)
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9月に予約受注を開始したマツダのクロスオーバーSUV「CX-30」(写真:マツダ)
 5月に登場した「MAZDA3」に続き、マツダの新世代商品第2弾として10月に発売をスタートさせた「CX-30」。誤解を恐れることなく簡単に言ってしまえば、MAZDA3のクロスオーバーSUV版であり、既存の「CX-3」と「CX-5」の中間に位置するボディサイズとなっている。

 しかし、ただ単に“MAZDA3の車高を上げてSUV風に仕立てただけ”のクルマではなく、例えば街中での使い勝手も考慮して全長を4400mm以内に収めるためにホイールベースを70mm短縮するなど、ユーザー目線の変更がなされている。
 CX-30は、「CX-3だと小さいけれどCX-5だと大きすぎる」と考えるユーザーから注目を集めており、折からのクロスオーバーSUV人気も相まって人気車種のひとつになる気配を見せている。それでは、そんなCX-30を検討する際、どこに注目したらいいのだろうか。

■ディーゼルを含む3種のエンジン

 CX-30のエンジンは、SKYACTIV-Gと呼ばれる2.0リットルガソリンエンジン、SKYACTIV-Dと呼ばれる1.8リットルディーゼルターボエンジン、SKYACTIV-Xと名付けられるSPCCI(火花点火制御圧縮着火)技術を採用した次世代型2.0リットルガソリンエンジンの3種類。SKYACTIV-Xは、2020年1月下旬に発売される予定だ。
 エンジンの違いによる価格差は、SKYACTIV-GとSKYACTIV-Dで約28万円、SKYACTIV-DとSKYACTIV-Xで約40万円となっているが、エンジンごとに「PROACTIVE」「PROACTIVE Touring Selection」「L Package」とグレードが設定されており(SKYACTIV-Gのみベースグレードもあり)価格差は純粋にエンジンの違いによるものとなる。

 組み合わされるミッションは、SKYACTIV-GとSKYACTIV-Xに6速MTと6速AT、SKYACTIV-Dには6速ATが用意され、すべてのグレードでFFとAWDを選ぶことができる。
 CX-30を購入するうえで最初に決めておきたいのは、パワートレインだ。このクラスでは希少となったMTを望むのであればSKYACTIV-GかSKYACTIV-Xとなるが、 SKYACTIV-Xは約70万円高と価格差が大きい。

 そのため、SKYACTIV-Xも気になっているのであれば、試乗をしてしっかりと吟味したほうがよさそうだ。なお、MTもATも価格は同一となっている。

■ディーゼルエンジンは要注意
 SKYACTIV-Dは、豊かなトルクによる力強い走りやディーゼルならではの経済性の高さから、普段使いの相棒として気になっている人もいるだろう。

 しかし、いくら進化したとはいえ、ディーゼルエンジンは構造上、チョイ乗りが多いとエンジン内にススが溜まりやすい。短距離・短時間の移動が多いユーザーにとっては、後々トラブルが発生する可能性もあるので注意が必要だ。

 AWDは、雨や雪などの滑りやすい路面ではもちろん、ドライ路面においても4輪の力を効率的に引き出せるように自動的にトルクを配分してくれる「i-ACTIV AWD」。さらに、スタック時の脱出に効果を発揮する「オフロード・トラクション・アシスト」も搭載される。FFとの価格差はおよそ24万円なので、必要に応じてチョイスしたい。
 悩ましい問題がグレードの選択だ。SKYACTIV-Gにのみ、PROACTIVEの下に位置する廉価グレードが用意されているが(PROACTIVE比22万円安)、他のグレードに標準もしくはオプション設定される多くの装備が省略され、内外装も簡素なものとなる。

 先進安全装備の類は標準装備となるが、「1円でも安くCX-30が欲しい」という人以外にはあまりオススメできないグレードだ。

■買い得感ならTouring Selection
 そのため、基本的にはPROACTIVEをベースに、どの装備が必要なのかを検討するほうがわかりやすい。

 PROACTIVEでオプションとなっているのは「シート&ステアリングヒーター」「運転席10wayパワーシート」などがセットとなる「ドライビングポジションサポートパッケージ(6万6000円)」や、レーダークルーズコントロールで走行中、渋滞に遭遇したときにステアリングのアシストもしてくれる「クルージング&トラフィックサポート(5万5000円)」、「CD/DVDプレーヤー+地デジTVチューナー&スーパーUV/IRカットガラス」のセット(4万9500円)などとなるが、PROACTIVE Touring Selectionを選ぶとこれらはすべて標準装備となる。
 PROACTIVEとPROACTIVE Touring Selectionの価格差は約12万円だから、これらを選ぶのであれば、最初からPROACTIVE Touring Selectionを選ぶほうがお得だ。

 一方のL Packageはシートが本革となり、内装の加飾も変更される豪華グレード。しかし、CD/DVDプレーヤー+地デジTVチューナー&スーパーUV/IRカットガラスがオプション設定となるなど、すべての装備が標準となるわけではないので注意が必要。
 その他のメーカーオプションとしては、「360°ビューモニター」と「ドライバーモニタリング」がセットとなる「360°セーフティパッケージ(8万6880円)」が全グレードに、「BOSEサウンドシステム(7万7000円)」がSKYACTIV-Gのベースグレードを除くすべてのグレードに、「電動スライドサンルーフ(8万8000円)」がSKYACTIV-XのL Packageのみに設定されている。

 もし、筆者が個人的に購入するのであれば、SKYACTIV-GのPROACTIVE Touring Selectionの2WDモデルを選ぶだろう。このグレードであれば、必要最低限のオプション品をプラスしても総額で300万円前後と、高い質感と装備内容を考えれば非常に買い得感が強い。皆さんもこれを参考に、自分にベストなグレードを見つけていただければ幸いである。
小鮒 康一 :フリー(ライ)ター

最終更新:12月4日(水)8時27分

東洋経済オンライン

 

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