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トランプ陣営、ブルームバーグのイベント取材を拒否-「偏向」理由に

12月3日(火)10時12分配信 Bloomberg

(ブルームバーグ): トランプ米大統領の選対本部は2日、ブルームバーグ・ニュースの記者に対し、大統領の政治集会を含め選対イベントの取材を認めない意向を表明した。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長ら民主党の大統領候補の調査報道を行わない方針をブルームバーグが示したことが理由だとした。

ブラッド・パースケール選対本部長は発表資料で、ブルームバーグ氏が2020年大統領選の民主党候補者指名争いに出馬すると正式発表後に決定されたこの報道方針について、トランプ大統領に不利だと指摘した。

パースケール氏は「選択的な報道方針を正式なものにするというブルームバーグ・ニュースの決定には問題があり、誤りだ」とし、「彼らが偏向を公然と表明した以上、トランプ氏の選対は今後、集会などの選挙イベントでのブルームバーグ・ニュースによる取材を許可しない」との立場を打ち出した。

ブルームバーグ氏はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数の株式を保有している。

共和党全国委員会(RNC)のロナ・マクダニエル委員長も同委として今後、ブルームバーグ・ニュースの記者に取材を認めないとツイートした。

ブルームバーグのジョン・ミクルスウェイト編集主幹は、民主党候補の調査報道を行わない方針を説明した11月24日の文書で、ブルームバーグは今後も「時の政権として」のトランプ政権の調査報道を続けると説明。「大統領選の事実上全ての側面を記事にする」としている。編集主幹は今月2日、ブルームバーグが引き続きトランプ政権を公正に取材する方針を表明した。

ミクルスウェイト編集主幹はパースケール氏の発表に対し、「偏向との非難は事実と全く懸け離れている」と反論し、「われわれはトランプ氏が出馬した15年からずっと、偏向なく公正に報道してきた。トランプ氏の選対が制限を課しても、公正な報道を続ける」と明言した。

先月24日の文書で編集主幹は、ブルームバーグとして「マイケル・ブルームバーグ氏(およびその家族と基金)の調査報道を行わないというこれまでのやり方を続けるとともに、民主党予備選では他の候補に同じ方針を適用する」としており、この方針が批判を招いた。ブルームバーグ・ニュースはブルームバーグ氏の選対取材に1人の記者を割り当てた。

ミクルスウェイト編集主幹は、ブルームバーグ氏が民主党候補指名争いに勝利し、本選でトランプ大統領と直接対決になった場合は方針を変更する可能性があるとしている。

米紙ニューヨーク・タイムズのディーン・バケット編集長は「優良なニュース・メディアが米国の大統領、指導者について公正かつ正確に報道するのを妨げるいかなる措置も非難する」との立場を示した。

これに対し、ロンドンを訪れているトランプ大統領は2日遅くのツイッター投稿で、ブルームバーグ・ニュースとニューヨーク・タイムズを批判した。

原題:Trump Campaign Says It Will Shut Out Bloomberg News From Events(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.
Alex Wayne

最終更新:12月3日(火)10時12分

Bloomberg

 

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