あす4日の東京株式市場は、米重要経済指標を控え様子見気分か。現地2日に発表された米11月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数は、市場予想に反して悪化し、同日の米国株が下落。つれて3日の日本株も広範囲に売られた。現地4日には米11月ADP雇用統計、米11月ISM非製造業景況指数の発表が予定され、内容を見極めたいとして売買が手控えられる可能性がある。米中貿易協議の結果待ちの状況でもあり、上値は買い進みにくいとみられる。ただ、日経平均株価は「11月21日のように25日移動平均線を割り込んでくると買いが入ってくる」(銀行系証券)とし、同線が下値支持線として意識されており、下値も限定されそうだ。
3日の日経平均株価は反落し、2万3379円(前日比149円安)引け。朝方は、2日の欧米株安を受け、売り優勢で始まった。米経済指標が低調だったほか、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに対して直ちに関税を課すとツイートし、投資家心理が後退した。円高・ドル安も重しとなり、下げ幅は一時340円を超えた。一巡後は下げ幅を縮小した。日銀のETF(上場投資信託)買い観測もあって、後場前半に向けて持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけては2万3300円台後半でこう着した。
提供:モーニングスター社
3日の日経平均株価は反落し、2万3379円(前日比149円安)引け。朝方は、2日の欧米株安を受け、売り優勢で始まった。米経済指標が低調だったほか、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに対して直ちに関税を課すとツイートし、投資家心理が後退した。円高・ドル安も重しとなり、下げ幅は一時340円を超えた。一巡後は下げ幅を縮小した。日銀のETF(上場投資信託)買い観測もあって、後場前半に向けて持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけては2万3300円台後半でこう着した。
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最終更新:12月3日(火)17時32分
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