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日産新体制スタート 内田社長が会見(全文4完)文化を超えた信頼関係が生まれた

12月3日(火)11時39分配信 THE PAGE

「文化を超えた信頼関係がルノー、日産の中できちっと生まれてきたと思う」と内田社長
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「文化を超えた信頼関係がルノー、日産の中できちっと生まれてきたと思う」と内田社長
 日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した内田誠氏が2日夕、記者会見を開いた。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「日産の新体制スタート 内田社長兼CEOが記者会見(2019年12月2日)」の会見開始時間に対応しております。

     ◇     ◇

経営統合についてはノーなのか

東洋経済新報社:東洋経済の岸本です。質問、2問ありまして、いずれもアライアンスに関してなんですが、先ほど内田社長の、ここ数年のアライアンスの進め方が正しかったのかどうか、何がうまくいって、何を変えなければいけなかったのかというご発言がありましたが、アライアンスは、これまでの日産の成長に非常に貢献してきたのは確かに事実だと思うんですが、ここにきて、アライアンスに軋みも生じていることもあると思います。内田さんご自身は、アライアンスがうまくいった点がなんだったのか、それと、非常にアライアンスが、問題はここだったっていうのをお考えがあれば、それぞれ教えてください。

 それと、もう1点なんですが、ルノーの筆頭株主のフランス政府が、日産との経営統合を求めてきていると思います。前の社長の西川さんは経営統合に対して、非常に明確に否定的な発言をこれまでなさってきました。先ほど、内田さんご自身も、会社の独立性を保持しながらいろんな事業改革を進めていきたいというようなご発言がありましたが、これは日産の独立、つまり経営統合についてはノーというふうなお考えであるのか、それについて2問、よろしくお願いします。

内田:後者のご質問ですが、非常に私、シンプルに考えておりまして、まずはこの短期的、中期的、長期的なアライアンスの関係を見たときに、まず短期で、今やらなければいけないこと、ここに集中しなきゃいけない。それが、先ほどから申し上げていますように、アライアンスの各社による利益、ここにどう、アライアンスが貢献できるのか、ここを短期的にまず進めることが一番重要だと。

 従って、経営統合とかいろんなお話ありますけれども、これはあくまでも形でしかなくて、まずは今、われわれアライアンスが注力して進めることというものは、先ほど申し上げた内容だと私は信じておりますし、それをスナールさんであったり、益子さんであったり、ルノーのアクティングCEOを務められているデルボスさんと論議をさせていただいています。

共同購入では成功してきた

 次に、初めのアライアンスの進め方でしたか。私、共同購買に入社しています。先ほど私が申し上げた、お互いを尊重する、透明性を持って全て課題を出す、そうすれば信頼が生まれる。これは実はアライアンスのマインドセットでもあるんですね。これを共同購買でずっと進めておりましたし、そういった中で文化を超えた信頼関係がルノー、日産の中できちっと生まれてきたと思います。こういった点は、非常にうまくアライアンスは成功してきたと思います。

 ただ、そういった中で、ここ数年を振り返ったときに、さまざまな自動車環境の置かれている状況で、いろんな厳しい難しさが出て、アライアンスがあたかも進んでいないように見受けられていますが、これをきちっとリワインドして、重要なプロジェクトを明確化して進めていくということです。

司会:ありがとうございます。まだ手があがっておりますけど、時間もそろそろ過ぎましたので、あとお二方でお願いしたいと思います。じゃあ、立っている方、お1人。

アジアでの今後のビジョンは?

大田中:フリーランスの大田中と申します。アジアについてのことなんですが、「ワクワク感」にも絡むことなんですけれども、特に東南アジアでは1980年代のダットサンブランドの廃止以降、落ちっぱなしの状態。それに安物ブランドとして復活登場したダットサンブランドによって、とどめを刺されたような感じがあるんですけれども、このダットサンブランドをうまい具合に日産の斜め上の、アジア向けのプレミアムブランドとして、アジアの人はたぶん望んでいると、いろんな人の話を聞いたところ、思うんですけれども、その辺りを絡めての、アジアでの今後のビジョン、現時点でもしおありならお聞かせください。

内田:ご指摘のとおり、アジアで、われわれ、まだまだプレゼンスを出せておりません。今までの、いろんな形でアジアに投入したモデル、アジアでの戦略、ここを含めて、今、事業改革の中で関をリーダーとして進めております。従って、われわれの今後のアジアの戦略を皆さまにお話しできるときに、きちっとお話をさせていただきたいと思います。

司会:大変申し訳ありません。最後の質問にさせていただこうと思います。一番前の方。

10年後、日産はどうなっているのか

NHK:NHKの解説委員の神子田と申します。今まで直近に取り組むことを中心に質問があったんで、ちょっと先のことをお伺いしたいんですけれども、今、CASEとかMaaSとか、あと脱炭素とか、自動車を取り巻く課題は山積しているんですけれども、すでに手を付けたものもあるということなんですが、ちょっと10年後を見据えていただいて、10年後、社会のニーズに応える自動車会社、自動車メーカーとはどういうものであるべきか、日産はどういう会社になっているのが10年後の理想の姿か、その長期的な社長のビジョンを伺わせていただければと思います。

内田:ありがとうございます。やはり、これから車社会、大きく変わっていくと思います。もうすでにその兆しが出ているのがCASEであり、MaaSであると思いますが、そういった中で、やはり日産はわれわれ、さらに日産の強い技術を将来に進化させて進めるべきだと思っています。

 まだ、今、具体的に10年後にどういう絵がありたいかというところが、すみません、今日就任したばかりなので、そこの絵が描けきれていません。ただ、それに向かった論議を社内で着手しております。従って、それもまたわれわれの短期、中期、長期。今おっしゃった長期、ここに関して日産がどこに向かっていくのかということも非常に重要なわれわれのミッションでございますので、きちっとそこは社内で論議を重ねて、皆さんにきちっとお話ができるようにしていきたいと思います。

司会:ありがとうございました。ではお時間がまいりましたので、以上をもちまして記者会見を終了させていただきたいと思います。本日はお忙しい中、多数ご出席いただきまして誠にありがとうございました。

内田:ありがとうございました。

(完)【書き起こし】日産新体制スタート 内田社長が会見

最終更新:12月3日(火)11時48分

THE PAGE

 

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