【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク株式相場は、米中貿易協議の先行きに対する過度な警戒が和らぎ、4日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比109.33ドル高の2万7875.62ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は13.68ポイント高の8519.89で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1603万株減の7億4335万株。
中国の習近平国家主席は22日、米中協議「第1段階」について「相互尊重と平等を原則に合意に努めたい」と述べ、合意文書の署名に前向きな姿勢であると報じられた。また、トランプ米大統領も同日の米テレビのインタビューで、第1段階の最終合意が「非常に近い」との認識を表明。停滞感が強まっている米中協議への投資家の過度な警戒感が後退した。
同日発表された米経済指標が堅調だったことも相場の支えになった。IHSマークイットによる11月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は市場予想を上回り、7カ月ぶりの水準に改善。通商摩擦の長期化にも関わらず、米景気の底堅さを確認できたとして好感され、ダウの上げ幅は一時130ドルを超えた。
米株式市場は米中協議をめぐる報道に左右される展開が続いている。12月15日の対中制裁関税「第4弾」の発動期限が迫る中、「投資家は積極的に動きづらくなっており、利益確定売りが出やすい地合いだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
個別銘柄(暫定値)では、ノードストロムが10.6%高、メーシーズが5.2%高、ギャップが4.4%高。、フォード・モーターが2.1%高、ゼネラル・モーターズ(GM)が1.9%高。ファイザーが1.5%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1.2%高。一方、テスラが6.1%安、インテルが1.1%安だった。(了)
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1603万株減の7億4335万株。
中国の習近平国家主席は22日、米中協議「第1段階」について「相互尊重と平等を原則に合意に努めたい」と述べ、合意文書の署名に前向きな姿勢であると報じられた。また、トランプ米大統領も同日の米テレビのインタビューで、第1段階の最終合意が「非常に近い」との認識を表明。停滞感が強まっている米中協議への投資家の過度な警戒感が後退した。
同日発表された米経済指標が堅調だったことも相場の支えになった。IHSマークイットによる11月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は市場予想を上回り、7カ月ぶりの水準に改善。通商摩擦の長期化にも関わらず、米景気の底堅さを確認できたとして好感され、ダウの上げ幅は一時130ドルを超えた。
米株式市場は米中協議をめぐる報道に左右される展開が続いている。12月15日の対中制裁関税「第4弾」の発動期限が迫る中、「投資家は積極的に動きづらくなっており、利益確定売りが出やすい地合いだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
個別銘柄(暫定値)では、ノードストロムが10.6%高、メーシーズが5.2%高、ギャップが4.4%高。、フォード・モーターが2.1%高、ゼネラル・モーターズ(GM)が1.9%高。ファイザーが1.5%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1.2%高。一方、テスラが6.1%安、インテルが1.1%安だった。(了)
最終更新:11月23日(土)10時27分
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