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盗難が心配?アマゾンの「置き配」 再配達問題の解決につながるか

11月22日(金)18時31分配信 THE PAGE

 ネット通販のアマゾンが、配達員が指定場所に荷物を置いて配送完了とする「置き配」の普及に向けて本格的に動き出しています。すでにかなりの地域で置き配設定ができるようになっているほか、岐阜県多治見市では、置き配を標準配送方法にする実証実験も行われています。置き配は再配達問題を解決する決定打となるのでしょうか。

荷物を置く場所は「玄関前」や「車庫」など

写真:ロイター/アフロ
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写真:ロイター/アフロ
 置き配は米国などではかなり普及している配達方法で、手渡しを選択すると手数料を取られるケースもあるくらいです。日本のアマゾンでも一部地域ではすでに置き配を設定できるようになっています。

 置き配が可能な利用者の場合、決済画面に置き配を選択するメニューが出てきますから、それを選び、宅配ボックス、玄関の前、メーターボックス、自転車のカゴ、車庫、管理人の6つから荷物を置く場所を選択します。置き配できない荷物については通常通りの手渡しとなりますが、置き配が可能である場合には、以降は置き配指定を解除しない限り、自動的に置き配の扱いで配送されることになります。

 多くの人が心配しているのは荷物の紛失や盗難だと思いますが、希望すれば配達時の写真を送ってもらうことが可能であり、万が一、荷物がなくなった場合には、アマゾンが情報を聞き取り調査した上で、再送などの処置を行うそうです。

再配達は原則なし 配送効率のよい「置き配」

 ネットでは、実際に置き配を経験した人を中心に、その便利さについて絶賛する声が多くなっています。一方、盗難のリスクがあることや、泥棒に不在を知らせることになるといった理由から置き配について否定的な人も少なくありません。今のところは荷物がなくなったという話はあまり耳にしませんが、置き配がさらに普及すれば、一定割合でこうしたトラブルが発生する可能性はあるでしょう。

 もっとも、日本よりも治安が圧倒的に悪いといわれる米国でも、置き配の荷物がなくなることは社会問題にはなっていません(まったくゼロではありませんが、影響が出るほどではないようです)。日本人は自国について世界でもっとも治安がよい国であると自身を高く評価していますが、不思議なことに、置き配については、盗難を心配する声がかなり多いようです。

 多治見市の実験では、標準配達方法が置き配に設定されますから、盗難などのトラブルについてもある程度の結果が見えてくるでしょう。置き配は原則として再配達がありませんから、配送要員にとってはもっとも効率がよく、過重労働を解決する切り札となる可能性があります。盗難などのトラブルなく置き配を実現できるのか、日本人の民度が問われているといってよいでしょう。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:11月22日(金)18時31分

THE PAGE

 

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