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金利150倍!定期預金を使わない「普通預金」の新常識

11月20日(水)21時05分配信 あるじゃん(All About マネー)

◆高金利の普通預金に注目を! もう定期預金にこだわる必要はない?

現在の預金金利が何%かご存知ですか? 普通預金が0.001%、定期預金が0.01%。親世代、その上の世代では、定期預金に預ければ、10年で2倍になる時代もありました。今や、夢のまた夢。
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現在の預金金利が何%かご存知ですか? 普通預金が0.001%、定期預金が0.01%。親世代、その上の世代では、定期預金に預ければ、10年で2倍になる時代もありました。今や、夢のまた夢。
お金を貯めるセオリーは、先取り貯蓄で確実にお金を残すことです。

しかし、先取りで貯蓄できるのは、勤務先に社内預金、財形貯蓄制度がある場合だけです。勤務先に貯蓄制度がない、自営業者などそもそも先取りできない、という場合は、自分の手で、貯蓄口座にお金を振り替える必要があります。

◆高金利の普通預金に注目

その際、少しでも金利の高い定期預金に預けたいわけですが、現在の定期預金金利は、1年で0.01%。100万円を預けても、利息はわずかに100円(税引き前)。これでは、積極的にお金を貯めようとせず、普通預金口座に預けっぱなしになってしまっても、仕方がないでしょう。

しかし、普通預金口座から別の口座に移すのは、金利の期待よりも、確実に残すことが目的です。子どもの教育資金、住宅購入の頭金など、取り崩してはいけないお金は、別口座にキープしておくことが大切です。

もちろん、定期預金でも、ネット銀行や地方銀行のネット支店などでは、高い金利の定期預金を取り扱っていますので、そうした有利な定期預金にこまめに預けることができれば、一番いいわけです。

ただ、そうした高い金利の定期預金は、満期後は、店頭表示の金利が適用され、いつも使っている銀行の定期預金と大差なくなってしまうのです。預け替えの手間を考えれば、面倒だと思う人も少なくないでしょう。

今、定期預金に預けるぐらいなら、普通預金で十分という状況が生まれているのをご存知ですか?

◆金利150倍の普通預金に、あえて預ける

「普通預金は生活口座、貯蓄は定期預金」。これ自体、間違っているわけではありません。ただ、何がなんでも定期預金がいいかといえば、そうではありません。

2019年11月現在、普通預金金利は、0.001%。これがネット銀行などでは、20倍の0.02%とするところがあります。

楽天銀行……0.02%(20倍)
オリックス銀行、ジャパンネット銀行……0.01%(10倍)
大和ネクスト銀行……0.005%(5倍)

勤務先の給与振込口座を、上記のいずれかに指定できるなら、生活口座そのものを変更してもいいかもしれません。ただ、さまざまな引き落としに使っていると、メリットよりも変更手続きの面倒くささが先立ってしまうでしょう。

そこで、注目したいのは、定期預金代わりに使える、普通預金です。

その銀行とは、楽天銀行とイオン銀行の2つ。

▼楽天銀行

楽天銀行の普通預金金利は、0.02%。これでも一般の銀行の20倍です。さらに、楽天証券の口座を持ち、連携サービスである「マネーブリッジ」に申し込めば、普通預金金利が0.1%と、実に100倍の金利になるのです。

現在、楽天銀行の定期預金金利(1年)は、0.03%ですから、定期預金よりも普通預金のほうが、金利が高いということです。

あえて定期預金にせず、普通預金のままで十分なのです。楽天銀行は、夏冬のボーナス時期などに金利キャンペーンを実施していますので、そのタイミングで普通預金から定期預金に預けるようにしてもいいでしょう。

▼イオン銀行

もうひとつのイオン銀行の普通預金金利は0.001%。一般の銀行と同じです。

しかし、キャッシュカードとクレジットカードがセットになった「イオンカードセレクト」の保有者は、普通預金金利が最大で0.15%(※)と、一般の銀行の150倍になるのです。イオン銀行の定期預金金利(1年)は0.02%ですから、やはり、定期預金ではなく、あえて普通預金でいいのです。

(※)対象取引の利用に応じて自動的に「イオン銀行スコア」が貯まり、決定したステージによって適用金利が変わる

◆目的を見失わない口座の管理は必須

ただし、注意が必要なのは、あくまでも「貯蓄口座」として使うと割り切れるか、ということ。

楽天銀行は証券口座と連携しているので、いざ投資をしたい、となれば、簡単に売買代金の決済ができます。

これは使い勝手がいい半面、貯蓄と投資の資金を計画的に管理しないと、貯蓄しているつもりが、投資資金に回ってしまい、本来使うべき目的のお金まで投資に回してしまった、ということになりかねません。

また、イオン銀行の場合、クレジットカードの利用額や投資商品の残高などによっても、ステージが変わり、優遇内容が変わります。生活口座と分けたはずが、貯蓄口座から必要以上にお金が出ていってしまっては意味がありません。

私がおすすめする使い方は、近い将来(1~3年以内)に使うお金を貯める口座として利用することです。旅行費用、冠婚葬祭、大型家電・家具の買い換え、車の買い換えなど、いわゆる「臨時出費・特別支出」といわれるものです。

こうした出費は生活口座と分けておかないと、家計の大きな変動要因になるため、貯蓄から取り崩しがちです。

それを防ぐためには、別の口座を作ることがベストです。定期預金にしてしまうと、取り崩す罪悪感を持ってしまいますが、所詮、普通預金です。楽天銀行も、イオン銀行もATMの提携は多いので、いざというときの資金としても活用できるでしょう。

銀行金利は、どんぐりの背比べ。100倍、150倍といっても、大差ないといえば大差ありません。親世代のように、10年で100万円が200万円に増えるわけでもありません。

今の時代は、生活口座、特別支出用の口座、教育費や住宅購入の頭金づくりの口座、という具合に、「目的に合わせたお金の管理のため」に銀行を利用する、と考えたほうがいいでしょう。

そのやり方は、1つではありません。銀行ごとのサービス内容、ATM手数料や振込み手数料の違いなどを理解し、自分のお金をどう管理するか考え、上手に銀行口座を組み合わせていくべきなのです。
伊藤 加奈子(マネーガイド)

最終更新:11月20日(水)21時05分

あるじゃん(All About マネー)

 

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