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主要クロス円の反落は押し目買いの好機。NYダウのバブルは3万ドルを超えてから!

11月16日(土)14時01分配信 ザイFX!

ドルインデックス 日足 (出所:TradingView)
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ドルインデックス 日足 (出所:TradingView)
世界の通貨VS円 日足 (出所:ザイFX!)
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世界の通貨VS円 日足 (出所:ザイFX!)
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
NYダウ 日足 (出所:TradingView)
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NYダウ 日足 (出所:TradingView)
米ドル/円 週足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 週足 (出所:TradingView)
ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大、11月14日14時42分配信、11月15日に再作成) (出所:ひまわり証券)
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ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大、11月14日14時42分配信、11月15日に再作成) (出所:ひまわり証券)
豪ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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豪ドル/円 日足 (出所:TradingView)
英ポンド/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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英ポンド/米ドル 日足 (出所:TradingView)
ユーロ/円 日足 (出所:TradingView)
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ユーロ/円 日足 (出所:TradingView)
豪ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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豪ドル/円 日足 (出所:TradingView)
■ユーロ/円、豪ドル/円の反落が米ドル/円の頭を押さえた
 米中合意の可能性が注目される中、為替相場は米ドル全体がやや米ドル高の方向に傾いた。ドルインデックスは200日移動平均線(200日線)の支持を確認した形で98前半を再打診、主要外貨のうち、ユーロと豪ドルの反落が大きかった。

 クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)において、ユーロ/円と豪ドル/円の反落が米ドル/円の頭を押さえ、200日線乗せの本格化を後ずれさせた感じだ。

 しかし、米国株を中心に、堅調な値動きが続く以上、リスクオフに逆戻りはなかろう。したがって、ドルインデックスの反発をリスクオフの前兆とは解釈できないだろう。

 要するに、途中のスピード調整という位置づけでフォローしていけば、メインシナリオから外れることはない。

 なにしろ、典型的なリスクオンの局面では、「米ドルは対円のみ上昇の傾向が鮮明となり、米ドルは対主要外貨ではむしろ反落した結果、主要クロス円が揃って上昇を加速する」といった市況が想定されるから、本格的なリスクオンの局面はこれからだともいえる。

■バブルの話はNYダウが3万円台に乗せてからでも
 筆者が繰り返し指摘してきたように、足元の米国株はバブルではないことも、非常に重要な視点である。米国株のバブル化があれば、むしろこれからなので、それは為替市場の値動きと整合性をもって表れるだろう。

 具体的な数値を言うのは躊躇されるところもあるが、あえて言うなら、NYダウが3万ドルの大台を超えたあとでバブル云々を言っても遅くなかろう(とはいえ、NYダウの3万ドル達成があればバブルと認定できる、とは限らないから、ご注意を)。

 いずれにせよ、目下の米ドル/円は非常に「出遅れている」感が強い。何しろ、今月(11月)の米ドル/円は、変動率が非常に小さく(値幅は1.6円程度しかない)、このままでは2019年年初来、最低水準の変動率となる。

 しかし、2019年年初来の値幅自体も大したものではない。4月高値112.41円から8月安値104.45円で計算すれば、約8円程度なので、このままで年末を迎えれば、昨年(2018年)の10円足らずよりも低い水準を記録してしまう。

 昨年(2018年)は歴史的に低い変動率だったことから考えて、記録更新の可能性もあるが、やはりこれから動く可能性も大きいのではないかと思う。今年(2019年)ももう少しで終わるところではあるが…。

 ゆえに、仮にこれから米ドル/円が上昇を加速していっても、別にサプライズではなかろう。「正常な」市況に戻るだけなので、むしろ当然な成り行きであろう。米ドル/円の続伸、また、上昇モメンタムの加速があれば、クロス円の上昇なしでは整合性が取れないから、前述のドルインデックスの位置づけに関する見方と合致する。

■ユーロ/米ドルの下落もあくまで途中の「押し」
 前述の見方が正しければ、目下みられるユーロ/米ドルの深い押しもあくまで途中の「押し」とみられ、今年(2019年)の安値再更新は回避できるだろう。テクニカル上の視点は昨日(11月14日)の午後配信したレポートをもって説明したい。本文は以下のとおり。

 我々はユーロの息の長い切り返しの可能性を繰り返し指摘してきた。従って、目先までの反落、基本は調整子波と見なし、1.1関門割れがあっても下値限定の公算。再度底打ちのサインがあれば、押し目買いのスタンスで臨みたい。

 具体的な根拠は前記位置づけ以外、目先の安値がすでに10月1日安値を起点とした全上昇幅の0.618押しを達成していることが挙げられる。次に、10月15日(赤矢印)罫線が「スパイクロー」のサインを点灯、同安値0.0991は目先のレートに近く、また10月前半(ブレイクされた前)における抵抗ゾーン(緑矢印)と合致、重要なサポートゾーンと化しやすいかと推測される。換言すれば、同サポートゾーンは常に相場の値動きによって証明されてきたから、今度も役割を果たす可能性が大きい。

 最後にRSIなどオシレーター系指標も総じて途中のスピード調整と示し、またすでにその許容範囲に達していることを暗示。もっとも、10月21日、10月31日高値を「ダブルトップ」と見なした場合でも、1.09後半はその指示ターゲットとなり、目祭の値動きを含め、すでに完成されたか、これから完成される確率が高いでしょう。再度底打ちのサインを待ちたい。

■主要クロス円は英ポンド/円>ユーロ/円>豪ドル/円

 豪ドルの場合、昨日(11月14日)、雇用統計の悪化を受けた急落が見られたが、同じく切り返す途中における深い押しと見なすことができ、今年(2019年)の安値更新にはほど遠い。急落があった分、回復するまで時間がかかるとは思われるが、目先、ベア(下落)トレンドへ復帰する可能性は低い。

 英ポンドは対米ドル、対円ともに堅調な値動きを示し、高値圏での保ち合いを維持、ドルインデックスの反落があれば、英ポンド/米ドルの続伸で、主要外貨をリードする市況が見られるかとも推測される。

 こういった推測が正しければ、主要クロス円の出番やパフォーマンスも「英ポンド/円>ユーロ/円>豪ドル/円」のような市況が想定される。

 もちろん、ドルインデックスの反落とともに、米ドル/円の「底割れ」があれば、話が違ってくるが、目先の可能性は完全になくなりはしないものの、だいぶ低下し、あまり憂慮しなくてもいいだろう。

 なにしろ、前述のように、今の相場は本来の市況に戻ったばかりなので、リスクオンのムードがあってもなお初歩段階にあり、バブルにはほど遠い。また、米ドル/円の変動率からみれば、むしろ全然「足りない」ので、必要以上に悲観的な解釈は不要だ。

 それどころか、ユーロ/円、豪ドル/円など主要クロス円の反落は、出遅れたロング筋に参入の好機を提供してくれていると思う。米ドル/円の200日線を巡る攻防は、早晩ロング勢の勝利になる見通しにおいて、ユーロ/円も豪ドル/円も今の英ポンド/円のように、早晩200日線をブレイクし、また、その上に定着するだろう。

 市況はいかに。

(執筆13:00)
陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

最終更新:11月29日(金)13時21分

ザイFX!

 

情報提供元(外部サイト)

ザイFX!

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