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週間為替展望(豪ドル/ZAR)-南ア、CPIとSARBに注目

11月16日(土)4時54分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆豪ドル、RBNZ据え置きで対NZドルの動きに注目
◆米中通商協議の第1段階合意は織り込み済みか、米大統領の発言は豪ドル相場に影響
◆南ア、CPIやSARBの政策金利発表に注目
(為替情報部・松井 隆)

予想レンジ
豪ドル円 71.00-76.00円
南ア・ランド円 7.00-7.50円

11月18日週の展望
 豪ドルは、方向感のない動きか。来週はウェストパック景気先行指数以外には、市場の注目度が高い経済指標の発表がない。中国からも主だった経済指標の発表予定がないことで、豪ドルは動きにくい展開になりそうだ。注目されるのは19日のケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐の講演と、11月のRBA議事要旨。隣国のNZが政策金利を据え置いたことで、RBAの今後の政策次第で豪ドルは特に対NZドルで大きく動く可能性がある。
 豪州以外では、米中通商協議の行方にも注目したい。市場は第1段階の合意をある程度織り込みつつある。しかし、トランプ米大統領の言動は相変わらず読めないこともあり、大統領の気まぐれ発言で豪ドルが動く可能性もある。
 南ア・ランド(ZAR)の上値は限定的か。国営電力会社エスコムは、「発電プラントが不安定で、引き続き電力は制約されて脆弱なまま」と報告している。老朽化なども電力供給が滞る要因だが、その影響で南ア企業の決算は市場予想を裏切る結果となっている。エスコムの最高経営責任者(CEO)の決定に関しても、現政権は10月末、ゴーダン公共企業相は今月10日までとしていたが一向に発表されないことはZARにとってはネガティブな材料だ。
 南アの経済指標では、10月の消費者物価指数(CPI)に注目が集まりそうだ。市場予想は前回の4.1%から若干弱まり3.9%前後となっている。インフレ率の上昇が抑えられると、南ア準備銀行(SARB)は利下げしやすくなり、雇用対策や多額の財政負担を強いられているラマポーザ政権にもポジティブな状況をもたらすだろう。ただしCPIが強い結果となった場合、政府にとっては南ア経済の立て直しがより厳しい状況に立たされることになる。21日にはSARBが政策金利を発表するが、市場予想は6.50%と据え置きになっている。S&Pが22日に南ア債の格付けを発表するが、すでに投資不適格(ジャンク債)扱いのため、市場に与える影響は軽微だろう。

11月11日週の回顧
 豪ドルは下落した。週末にトランプ米大統領が対中関税の一部撤回を否定したことや、香港のデモが激化していることで豪ドルの上値は重く始まった。注目された10月の豪雇用統計は、失業率こそ5.3%で市場予想通りだったものの、新規雇用者数は1万9千人減となり、市場予想の1.5万人増や前回の1.47万人増から大幅に下回る結果となり、豪ドルは売られた。特にNZ準備銀行(RBNZ)が市場予想に反して政策金利を据え置いたことで、豪ドルは対NZドルで8月後半以来の水準まで売られた。
 ZARは上値が重かった。ムーディーズによる格下げ回避の買い戻しがほぼ出尽くしたこともあり、ZARは上値が重く推移した。南ア債同様に南アの多くの自治体がムーディーズに見通しを下げられたことや、南ア航空の労働者が人員削減に対抗してストライキを行うことを決定したこと、計画停電などが嫌気され、ZARは頭が抑えられた。小売売上高も市場予想を下回る結果となった。(了)

最終更新:11月16日(土)4時54分

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