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米連続利下げ終わりで米株高も息切れ?ドル/円はレンジ…108円台前半で買い方針

11月14日(木)15時51分配信 ザイFX!

世界の通貨VS円 日足
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世界の通貨VS円 日足
英下院選挙の世論調査では、ジョンソン英首相が率いる与党保守党がリードしているようだ (C)Justin Sullivan/Getty Images
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英下院選挙の世論調査では、ジョンソン英首相が率いる与党保守党がリードしているようだ (C)Justin Sullivan/Getty Images
NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
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NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
ナスダック総合指数 日足 (出所:Bloomberg)
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ナスダック総合指数 日足 (出所:Bloomberg)
11月13日(水)にパウエルFRB議長が上下両院合同経済委員会で証言した内容を受けて、先月まで3回連続で行われた米利下げがいったん終わると今井氏は見ている (C)Bloomberg/Getty Images News
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11月13日(水)にパウエルFRB議長が上下両院合同経済委員会で証言した内容を受けて、先月まで3回連続で行われた米利下げがいったん終わると今井氏は見ている (C)Bloomberg/Getty Images News
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
■米中交渉が暗礁に乗り上げたら円買いの心構えを
 先週(11月4日~)から今週(11月11日~)にかけて、特段、大きな変化はありませんが、一応、最近の政治状況、そして経済状況を1つずつチェックしていきましょう。

 まず、米中の貿易交渉です。現在、部分合意に向けての最終的な詰めの協議がされています。

 この中で、どうやらこれまで米中両国がかけ合っている関税を段階的に撤廃するという交渉も行われているようです。こちらは、うまくいくかどうか、よくわかりません。

 その状況次第では、最悪、部分合意すらもできないという事態に陥る可能性は、まだゼロとは言えない状況です。

 もし、交渉が暗礁に乗り上げてしまったときは、リスクオフで株安、円高になると思いますので、思い切って円買いポジションを取る心構えをしておくと良いのではないかと思います。

■英下院選挙は12月に入ると大勢が予想しやすくなる
 次にブレグジット(Brexit・英国のEU離脱)の問題です。英議会下院は解散し、選挙戦に入りました。

 世論調査を見ると、今のところ、与党保守党がリード。次に、労働党、自由民主党、ブレグジット党という順番で続いているようです。

 単純に言えば、保守党とブレグジット党がブレグジット推進政党、労働党と自由民主党がEU(欧州連合)残留派政党という構図ですので、どちらが過半数を獲得するかが注目です。

 12月に入ってくると大勢が予想しやすくなってきます。市場への影響が出てくるかもしれませんので、注意しておきましょう。

■米利下げはいったん終わり。米株高も息切れか
 さて、政治状況はこれぐらいにして、景気動向、金融政策を見ていきましょう。

 現在、米国の代表的な株式指数は、連日、史上最高値を更新しています。

 これは、FRB(米連邦準備制度理事会)が3回連続で利下げを実施してきた影響が、今も続いているということだと考えています。

 そうすると、この先のFRBの金融政策がどうなっていくかが気になるところですが、それに関して、パウエルFRB議長は11月13日(水)、上下両院合同経済委員会で証言しました。

 その中で、パウエル議長は、「景気に関する最新情報が我々の見通しとおおむね一致する状況が続く限り、現行金融政策のスタンスは引き続き、適切となる可能性が高いだろう」と述べています。

 その一方で、「ただし、この見通しに対し、留意すべきリスクは残る」とも述べています。

 つまり、先月まで3回連続で政策金利であるFFレート(※)の誘導目標を0.25%ずつ引き下げてきましたが、これでいったん終わりです。

(※編集部注:「FFレート」とは、フェデラルファンド金利のことで、FF金利とも呼ばれる。米国の政策金利)

 しかし、まだ、経済がさらに悪化するリスクはあるので、それが現実化してきたときは、また考え直すということを言っているわけです。

 そうなると、株式市場は、当面、金融政策の面で崩れることはないとは思うものの、そろそろいったん息切れをしてもおかしくないかなと思います。

■米ドル/円は108円台前半でロングにしたい
 日銀も新たなフォワードガイダンスなるものを発表しましたが、正直、何を言いたいのかよくわからない内容です。これでは、市場は反応できないと思います。

 ECB(欧州中央銀行)もラガルド新総裁になって、まだ安全運転を続けています。

 そう考えると、やはりまだ方向感のないレンジ相場は続いてしまいそうだなと思います。

 米ドル/円も、一時109円台にしっかり乗っていましたが、これだけ米国の金利が下がってくると、やはり上昇にも限界が出てしまいます。

 引き続き、米ドル/円、ユーロ/円でのレンジトレードが有効ではないでしょうか。米ドル/円は108円台の前半があれば、ロングにしたいところです。
今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

最終更新:11月14日(木)15時51分

ザイFX!

 

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