アトランタ連銀総裁、政策余地を残す必要性指摘-利下げ反対の理由
11月9日(土)1時56分配信 Bloomberg
(ブルームバーグ): アトランタ連銀のボスティック総裁は先週の政策金利引き下げに反対した理由として、先の2回の利下げで世界的なリスクに対して保険を掛けたことを挙げたほか、米金融当局には政策手段を温存しておく必要があるためだと説明した。
ボスティック総裁は8日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「既にかなりの緩和措置が実行済みで、2回行動していた。手を休めて展開を見極めるべきだというのが私の見解だった」と述べた。
ボスティック氏は「政策行動の余地について非常に懸念している」とし、「過去のリセッション(景気後退)への対応を考えると、現状ではそれほど余地が残されていない。政策手段を講じる際には、最大限の効果が得られることを確実にしておきたい」と話した。
同氏はさらに、政策金利を無期限に現行水準で維持しても違和感を抱かないだろうとも述べた。
原題:Fed’s Bostic Says He Opposed Rate Cut to Preserve Policy Space(抜粋)
(c)2019 Bloomberg L.P.
ボスティック総裁は8日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「既にかなりの緩和措置が実行済みで、2回行動していた。手を休めて展開を見極めるべきだというのが私の見解だった」と述べた。
ボスティック氏は「政策行動の余地について非常に懸念している」とし、「過去のリセッション(景気後退)への対応を考えると、現状ではそれほど余地が残されていない。政策手段を講じる際には、最大限の効果が得られることを確実にしておきたい」と話した。
同氏はさらに、政策金利を無期限に現行水準で維持しても違和感を抱かないだろうとも述べた。
原題:Fed’s Bostic Says He Opposed Rate Cut to Preserve Policy Space(抜粋)
(c)2019 Bloomberg L.P.
Steve Matthews
最終更新:11月9日(土)1時56分
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