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新興市場展望=相対的魅力欠く展開続く―決算発表一巡でリスクは後退

11月9日(土)8時04分配信 モーニングスター

現在値
パピレス 1,840 ---
FFRI 2,775 +31
ユーザベス 1,932 +28
メルカリ 2,301 +122
カオナビ 6,100 +440
 新興市場は引き続き低調な相場が続いている。日経平均株価は2万3000円台をキープし、さらなる上値を試す動きとなっている。投資家心理は改善しているようだが、新興市場はその恩恵を受けることができず、低調な商いが続いている。決算発表は来週で一巡。リスク要因は取りあえず後退するが、相対的な魅力を欠いた状態は変わらなそうだ。

 マザーズ指数は870ポイント近辺で推移。直近安値を割り込んで下値不安が高まっていた10月中旬の状況からは改善しているが、日経平均が年初来高値を更新して2万4000円台を目指す動きとなっている東証1部市場とは比べ物にならない情勢だ。史上最高値を更新し続ける米国株式が東京市場のけん引役となっている状況だけに、新興市場に資金が回ってきていない。

 7日に主力のメルカリ <4385> が決算を発表。計画線上ではあるが投資先行で赤字が続き、とても決算直後に買えるような数字ではなかった。ただ、そもそも足元の業績ではなく中・長期的な成長性が評価されて時価総額が形成されていた銘柄。マザーズはメルカリほどではなくとも似た状況にある銘柄は多く、決算発表シーズン自体に下押しリスクになることが多い。来週でそれが一巡する。

 来週は11日にWelby <4438> 、パピレス <3641> 、12日にユーザベース <3966> 、そーせいグループ <4565> 、13日にFFRI <3692> 、アドベンチャー <6030> 、14日にChatwork <4448> 、自律制御システム研究所(=ACSL) <6232> 、カオナビ <4435> などが決算を発表する。大幅増益でも下落するパターンはあり、前後の値動きには注意が必要だろう。

 IPO(新規上場)ではフリー <4478> (情報通信)の上場承認が行われた。クラウドERPサービスを手掛ける企業で、フリーランス向け確定申告ソフトなどで高い知名度を誇る。年末年始の目玉案件として注目されそうだ。(小泉健太)

提供:モーニングスター社

最終更新:11月9日(土)8時04分

モーニングスター

 

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