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明日の戦略-前場波乱も後場強含み3日続伸、上方向への勢いを強めるか

10月23日(水)16時21分配信 トレーダーズ・ウェブ

 23日の日経平均は3日続伸。終値は76円高の22625円。高く始まったものの早々にマイナス圏に沈んで下げ幅を拡大。切り返してプラス圏に浮上するも再び失速するなど、前場は不安定な動きが続いた。結局前場は8円安(22540円)と小幅な下落で終えたが、後場は売り圧力が和らぎプラス転換。しばらく小幅高で推移したが、14時を過ぎた辺りから買いの勢いが強まり、ほぼ高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆1500億円。業種別では海運や医薬品、非鉄金属などが上昇。一方、精密機器、情報・通信、石油・石炭の3業種のみが下落した。アレルギースクリーニング検査キット「ドロップスクリーン」の製造販売認証を得たことを発表した日本ケミファが後場に入ってストップ高。半面、3Qが営業赤字となった小野測器が後場一段安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1531/値下がり535。アルツハイマー治療薬の新薬承認申請がポジティブサプライズとなったエーザイがストップ高比例配分。上方修正を発表した大日本住友製薬が買いを集めた。日東電工は通期見通しを引き下げたものの、上期の上振れ見通しが好感されて買われる展開。優待拡充を発表した北の達人が急伸した。子会社が外国人人材受け入れ制度における「登録支援機関」の登録認定を受けたことを発表したジェイテックはストップ高となった。一方、米ウィーカンパニーへの巨額支援観測が嫌気されたソフトバンクGが軟調。開始した通信サービスでトラブルが相次いでいると報じられた楽天が大きく売られた。米半導体大手のテキサス・インスツルメンツの弱い決算が警戒材料となり、東京エレクトロンやSUMCO、ルネサスが大幅安。ヤマト運輸がアマゾン向けの運賃を値下げするとのメディア記事を受けて、丸和運輸機関や遠州トラックなど物流株の一角が売りに押された。

 日経平均は前場こそ荒い動きを見せたが、終わってみれば76円高(22625円)と強い上昇で、終値で22600円台に乗せた。このところは堅調ながらもやや上値が重かったが、きょうは売りをこなしてしっかり年初来高値を更新しており、上方向に勢いがつきそうな雰囲気がある。ストップ高となったエーザイは、9月の高値を大きく上回ったことで底打ちが鮮明となっており、この先も思惑絡みで投資家の注目を集めるだろう。ハイテク一辺倒であったところから物色の広がりが期待できる点は、日本株全体にとってポジティブ。ハイテクにしても、東京エレクトロンなど大型株は大きく売られたが、5G関連などで小型株を深掘りする動きはきょうも見られた。

 引け後に日本電産が通期見通しの下方修正を発表した。ただし、足元の業績が良くないことは織り込み済みでもあり、悪材料出尽くしとの見方が強まるかが注目される。また、米国ではキャタピラーの決算が大きな注目を集める。ここから先は、3月決算銘柄を中心に業績発表が出始める。急騰するものもあれば急落するものも出てくるだろうが、材料をもとに大きく動く銘柄が増えることは、投資家の物色意欲を刺激する。仮に上述の銘柄の決算が失望を誘ったとしても、きょう動いた薬品やバイオなどに資金が向かい、全体としての堅調は維持されると考える。買い材料となった場合には、一気にリスクオンの流れが強まる可能性が高く、日経平均は23000円を試しに行くと予想する。
小松

最終更新:10月23日(水)16時21分

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