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来週(9/24~27)の日経平均株価の予想レンジは、2万1900~2万2400円! 2万2000円を維持すれば、次は「年初来高値(2万2362円)」が意識される展開に!

9月22日(日)22時05分配信 ダイヤモンド・ザイ

日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
今週の日経平均株価は、約5カ月ぶりに2万2000円を回復! 
一方、新興市場は全般的に冴えない値動きが続く
 今週(9月17日~20日)の日経平均株価は上昇しました。

 週明けの9月17日(火)は、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学リスクが警戒される状況の中、為替相場が1ドル108円台と落ち着いた推移をみせていたこともあり、日経平均株価は小幅ながら10営業日続伸。終値では、4月26日以来の2万2000円台を回復しました。その後も、こう着感の強い相場展開ながら、2万2000円での底堅さが意識されました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
 注目されていた米連邦公開市場員会(FOMC)では、大方の予想通り、FF金利の誘導目標を0.25%引き下げることを決定。連銀高官の間で利下げへの意見が分かれたことから、年内の追加利下げへの見方が後退しました。結果的には、世界的な金利低下の連鎖への懸念和らぐ格好となり、日経平均株価は一時2万2255.56円まで上げ幅を広げる局面もみられました。

 一方で、本日9月20日こそサンバイオ(4592)の急伸がマザーズ指数を押し上げましたが、全般的に新興市場は不安定な値動きが続いています。

■マザーズ指数チャート/日足・3カ月
来週の日経平均株価は、2万2000円を固める展開に! 
バリュー株の物色のほか、グロース株への見直しにも注目
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1900円 ~ 2万2400円
 
 来週(9月24日~27日)の日経平均株価は、節目の2万2000円を回復しましたが、短期間で上昇したことで、テクニカル面では過熱感を警戒する声も聞かれてきます。いったんは達成感からの利益確定の売りも出やすいでしょう。

 そんな中、まずは2万2000円を固める展開が意識され、その後は4月24日に付けた年初来高値(2万2362.92円)が意識されてくる相場展開が予想されます。

 米国では、9月19日から、米中両政府が貿易問題で次官級協議を開かれています。10月上旬にワシントンで閣僚級の貿易協議を開く予定であるため、それに向けた地ならしを進める狙いとはいえ、来週の週初は市場の反応が注目されます。

 また、イランのザリフ外相は、9月19日、米国かサウジアラビアがイランを軍事攻撃すれば、「全面戦争」になると警告しており、地政学リスクが不安材料になりそうです。

 一方、9月19日の日銀金融政策決定会合は、予想通り「現状維持」でしたが、10月会合において「経済・物価動向を改めて点検していく考え」を提示しています。そのため、追加緩和への思惑が為替相場などへ影響しやすく、これが株価の上値追いを慎重にさせる面もあるでしょう。

 もっとも、足元で海外勢の買い越し基調がみられていることもあり、2万2000円を固めることによって次第に“押し目買い”の意欲が強まるほか、これまでの弱気に傾いていたセンチメントの巻き戻しが意識されます。

 引き続き、バリュー株の物色のほか、利食いに押されていたグロース株への見直しにも注目です。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
ウインテストが+63.29%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週(9月17日~20日)、値動きの目立った個別銘柄をみていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位のウインテスト(6721)は、9月13日に2019年7月期決算を発表。営業赤字は3.48億円となり、前期の2.90億円の赤字から赤字幅が拡大しました。しかし、2020年7月期は1.60億円の営業黒字を見込んでおり、悪材料出尽くしと判断されたようです。株価は、ストップ高を交えての上昇をみせています。

 値上がり率2位は、プロルート丸光(8256)。9月13日に経営コンサルティングのWealth Brothers社と資本提携すると発表しており、これが好材料視されました。また、今回の資本提携にともない、ECプラットフォームを開発する資金に一定のメドが付いたとして、NHN JAPAN社との業務提携によるECプラットフォームの開発・事業運営に本格的に着手すると発表したことも材料視され、ストップ高を交えての上昇となりました。

 値上がり率3位のコロプラ(3668)は、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)と共同開発したスマホ向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」のダウンロード数が500万を突破するなど、「ドラゴンクエストウォーク」の好調を背景にストップ高を交えて上昇しました。

 一方、値下がり率1位のツクルバ(2978)は、9月13日に2019年7月期の決算を発表し、営業損益が1900万円の黒字(前期は4億8500万円の赤字)に転じました。ただし、2020年7月期については、売上高予想のみの開示でした。利益面では黒字を見込んでいるものの、計画が開示されなかったことで決算後は売られる展開になりました。

 値下がり率2位は、フリービット(3843)。9月13日に2019年4月期の第1四半期決算を発表し、売上高こそ2ケタ増収でしたが、営業利益は2ケタの減益。通期計画に対する営業利益の進捗率の低さも、利益確定の流れにつながったようです。株価はマドを空けての下落となりました。

 ■今週の値上がり率トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +63.29
 ウインテスト(東2・6721)
 2
 +53.09
 プロルート丸光(JQ・8256)
 3
 +41.70
 コロプラ(東1・3668)
 4
 +36.24
 天昇電気工業(東2・6776)
 5
 +35.16
 クラスターテクノロジー(JQ・4240)

 ■今週の値下がりワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -26.75
 ツクルバ(マザ・2978)
 2
 -21.25
 フリービット(東1・3843)
 3
 -20.67
 ハイアス・アンド・カンパニー(マザ・6192)
 4
 -18.77
 エニグモ(東1・3665)
 5
 -18.52
 sMedio(マザ・3913)

 ■今週の出来高トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 420,003,400
 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
 2
 220,134,200
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 3
 135,376,400
 ヤフー(東1・4689)
 4
 127,192,600
 コロプラ(東1・3668)
 5
 97,478,500
 音通(東2・7647)

【来週の主要イベント】
「米国や欧州のPMI」や「米国の個人消費」に注目! 
 <9月23日(月)>
◆秋分の日
◆独9月製造業PMI(速報値)
◆独9月サービス部門PMI(速報値)
◆欧9月製造業PMI(速報値)
◆欧9月サービス部門PMI(速報値)
◆米9月製造業PMI(速報値)
◆米9月サービス部門PMI(速報値)
◆米9月総合PMI(速報値)

 <9月24日(火)>
◆7月景気先行指数/一致指数(改定値)
◆決算発表:あさひ(3333)、スギホールディングス(7649)
◆独9月IFO企業景況感指数
◆米7月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米9月リッチモンド連銀製造業指数
◆米9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆決算発表:ナイキ(NKE)

 <9月25日(水)>
◆日銀金融政策決定会合議事要旨
◆8月企業向けサービス価格指数
◆決算発表:西松屋チェーン(7545)
◆NZ中央銀行政策金利
◆独10月GFK消費者信頼感調査
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米8月新築住宅販売件数

 <9月26日(木)>
◆決算発表:クスリのアオキホールディングス(3549)、GameWith(6552)、オプトエレクトロニクス(6664)
◆米4-6月期GDP(確定値)
◆米8月住宅販売保留指数
◆決算発表:マイクロン・テクノロジー(MU)

 <9月27日(金)>
◆9月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆決算発表:ハニーズホールディングス(2792)、DCM ホールディングス(3050)、フィードフォース(7068)、ハイデイ日高(7611)
◆米8月個人所得
◆米8月個人消費支出
◆8月耐久財受注
◆米9月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)

【来週の注目銘柄】
「三浦工業」「YE DIGITAL」「カプコン」をピックアップ! 
 来週(9月24日~27日)、注目したい銘柄は、この3つです。

 三浦工業(2019年9月20日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 機械
 東1・6005
 3075円
 27.0倍
 2.79倍
 メンテナンス現場にVR(仮想現実)技術を導入! 
ボイラーから水処理、滅菌装置、家庭用軟水器など幅広い製品を手掛けています。三浦工業では、2021年をメドに眼鏡型端末によるVR(仮想現実技術)を、ボイラーなどのメンテナンス現場に導入するようです。MR(複合現実)を活用して、作業現場の若手エンジニアらを本社にいる経験豊富な技術者が遠隔支援することで、効率化とサポート体制、教育といった効果を狙っています。株価は、7月高値をピークに調整が続いているが、8月の安値2677円を底に、足元ではリバウンド基調が継続。75日移動平均線での攻防から上に抜けてくると、一段の上昇が期待できます。

 YE DIGITAL(2019年9月20日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東2・2354
 419円
 21.6倍
 2.65倍
 第2四半期業績予想の上方修正を発表! 
セキュリティ製品やIoTソリューションなどを手掛けています。9月18日に2020年2月期の第2四半期業績予想の修正を発表し、営業利益を従来の1.2億円から2.9億円に上方修正しました。顧客企業の戦略的なIT投資需要による売上高の増加と、コストダウン方策の実施などにより、計画を上回る見込みとしています。これが材料視され、これまで75日移動平均線を下値支持線に株価が推移していましたが、9月19日には、25日移動平均線を突破。25日移動平均線を下値支持線とした一段上の株価上昇に期待したいところです。

 カプコン(2019年9月20日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東1・9697
 2731円
 20.8倍
 3.15倍
 今後のeスポーツ業界の盛り上がりに期待! 
ゲームソフト大手です。6月に行った株主総会で約款を変更し、事業目的に「eスポーツ(コンピューターゲームを使用した競技)の企画、開発および運営」を追加しています。先週開催された東京ゲームショウ2019において、カプコンのゲーム「ストリートファイターV」の世界大会が行われました。このような人気ゲームを多く持つこともあり、海外に比べて日本は相当出遅れているeスポーツの盛り上がりにともなった成長を期待したいところです。株価は、8月の高値に接近したあとは一服していますが、13週移動平均線まで調整したことで、あらためて注目されやすい状況と思われます。

 【※今週のピックアップ記事! 】
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ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

最終更新:9月27日(金)19時35分

ダイヤモンド・ザイ

 

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株式会社ダイヤモンド社

12月号:12月21日

定価730円(税込)

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