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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FRB議長は慎重姿勢を維持も

9月18日(水)17時25分配信 フィスコ

18日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げはほぼ織り込み済み。ただ、市場の「打ち止め」観測に反し、連邦準備制度理事会(FRB)議長は慎重姿勢を維持する見通しで、ドル買いは抑制されよう。

前日の海外市場では、中東情勢への過度な懸念が弱まるなかリスク回避的な円買いの後退で主要通貨が緩やかながら上昇基調に振れた。米国の8月鉱工業生産と同設備稼働率は予想を上回る堅調な内容となり、ドル・円は108円台を維持。17-18日のFOMCでは政策金利の25bp引き下げがほぼ織り込まれているが、市場では足元の米国経済について想定ほど弱くないと受け止め、利下げ打ち止めの観測が一部に広がる。本日のアジア市場でもその流れが受け継がれ、日本株安で円売り縮小も、米長期金利の先安観の後退を背景にドル・円は108円前半で底堅さを増している。

今晩は日本時間19日3時にFOMCの声明が公表され、同3時半からパウエルFRB議長が記者会見する。メンバーの政策金利見通し(ドット・チャート)でタカ派的な見解が示されれば、米国の株価は下落しても長期金利の上昇にドルはけん引される見通し。しかし、米中貿易交渉は次官級協議の開催などで摩擦解消への進展が期待されるものの、現時点で先行き不透明感は払しょくできず、パウエル議長は慎重姿勢を崩さないだろう。トランプ大統領の圧力も影響がないとは言い切れない。FRBの利下げ継続への思惑から、ドル・円は108円半ば以上では上値が重くなるとみる。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・8月消費者物価指数(前年比予想:+4.2%、7月:+4.0%)
・17:30 英・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、7月:+2.1%)
・17:30 英・8月生産者物価指数・産出(前年比予想:+1.7%、7月:+1.8%)
・18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・21:30 米・8月住宅着工件数(予想:125.0万戸、7月:119.1万戸)
・21:30 米・8月住宅建設許可件数(予想:130.0万戸、7月:131.7万戸←133.6万戸)
・21:30 カナダ・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、7月:+2.0%)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は0.25ポイント引き下げ予想)
・03:30 パウエル米FRB議長会見


《FA》
株式会社フィスコ

最終更新:9月18日(水)17時32分

フィスコ

 

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