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学生はこの業界の未来 ── 1億円相当のビットコインを探すゲーム「サトシの宝」が大学に

9月17日(火)6時00分配信 CoinDesk Japan

学生はこの業界の未来 ── 1億円相当のビットコインを探すゲーム「サトシの宝」が大学に
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学生はこの業界の未来 ── 1億円相当のビットコインを探すゲーム「サトシの宝」が大学に
今秋、100万ドル(約1億円)相当のビットコインを探す話題の宝探しゲーム「Satoshi's Treasure(サトシの宝) 」が、世界中の約20の大学キャンパスにやってくる。

このゲームは、熱帯の島を拠点とする小さな、謎の企業が運営しており(ゲーム自体について深く理解することも魅力の一部)、プリミティブ・ベンチャーズ(Primitive Ventures)や他の著名投資家がスポンサーとなっている。

最終的には、世界中にパズルと謎に包まれた何百もの暗号鍵が置かれ、鍵のフラグメントを400個集めた最初のチームが賞金を獲得できる。

ゲームの共同クリエイターであるエリック・メルツァー(Eric Meltzer)氏によると、現在、手がかりに関する最新情報を得るために10万人以上がゲームの電子メールに登録している。また手がかりのうち、40個がこれまでに解明された。

キャンパスでワークショップを開催

ブロックベンチャー・コアリション(BlockVenture Coalition)のパートナーであるタイラー・ウェレナー(Tyler Wellener)氏とフィリップ・フォルテ(Philip Forte)氏は、大学20校を巡る北米キャンパスツアーを開始、学生がゲームに参加できるよう、勉強会やワークショップを開催する。

「こうした学生の多くはブロックチェーンと暗号技術について学びたいと思っている。だが、大学側がまだキャッチアップできていない」とウェレナー氏はCoinDeskに語った。

「我々は、こうした多くの学生グループにリソースを提供したいと考えている」

9月中旬から始まるキャンパス内での宝探しとワークショップには少額の報奨金が出る予定、詳細は今、主催者が詰めているところだ。

IDEXのCEO、アレックス・ウィアーン(Alex Wearn)氏は、同氏の取引所もビットコイン・ウォレットや分散型取引をテーマにしたキャンパス内ワークショップのスポンサーになる予定とCoinDeskに語った。

ミシガン大学でブロックチェーン・グループの代表者を務めるジョナサン・キャルソー(Jonathan Calso)氏は、こうしたスポンサー付きの勉強会やワークショップはキャンパスに実践的な学習の機会をもたらし、同氏が主催するような学生クラブに対する教授陣の信頼性を高めることで、全学生に利益をもたらすと語った。彼の大学はウェレナー氏が言及した多くの大学の1つ、つまり、ビットコインに関連した講義や公式なリソースがない。

「今回の取り組みによって、エンジニアリング方面、経済およびコンピューターサイエンス方面からの認知度が向上する」とキャルソー氏は述べ、さらに以下のように付け加えた。

「宝探しの手がかりは、新しいウェブサイトやツールを発見するインセンティブになる。ビットコイン・ウォレットで少し遊んでみて、このテクノロジーに何ができるかを知ってほしい」

学生の国境を超えたネットワークを促す

一方、「サトシの宝」の共同創設者ジェシカ・ワン(Jessica Wang)氏は、中国とオーストラリアの複数の大学の学生グループが秋学期に行われるキャンペーンに参加できるよう支援しているとCoinDeskに語った。

「学生はこの業界の未来、より多くの学生を引きつけるために、ゲームに1ビットコインのような少額の賞品を投入する予定」と同氏。

「我々は今後、世界中のより多くの場所に物理的なパズルを隠すつもり」

ワン氏は、同ゲームのメインウェブサイトのグーグル・アナリティクスのデータによると、これまでのところ、トラフィックの約60%がアメリカとカナダからで、ロシア、フランス、インドネシアが続くと語った。

こうしたキャンパスでのセミナーはまた、世界中の学生をつなぐことを目的としている。

「アジアとアメリカで、1つの大学に鍵の1ピースを1つずつ置く予定。なので、お互いにネットワークを結ぶ必要がある」とワン氏は語った。

テゾス財団(Tezos Foundation)からの少額助成金のおかげで、「サトシの宝」の主催者はまた、マサチューセッツ工科大学(MIT)の暗号専門家および外部団体を雇用し、パズル作りのプロセスを強化して、より多くの鍵の需要に対応する予定。

「トップクラスの暗号団体とチームは、自分たちでさらに多くのパズルを作っていく。我々はエコシステムがより多くのステークホルダーをゲームに引き込むことを望んでいる」とワン氏は述べた。

カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)のブロックチェーン・クラブの元代表で、現在は同校のCyLab Security & Privacy Instituteのメンバーでもあるユージーン・レブンサル(Eugene Leventhal)氏は、こうしたセミナーやキャンパス内の宝探しも、より幅広い学生の参加を促す可能性があるとCoinDeskに語った。

カーネギーメロン大学ブロックチェーン・グループ(CMU Blockchain Group)のイベントには、2018年には概ね1回あたり約30人の学生が集まり、最も多いときで約80人だった。

「人文科学の面では、このような取り組みがより多くの学生を巻き込む1つの方法になることを願っている」とレブンサル氏は述べ、さらにこう付け加えた。

「私は学生が参加できるように、学生に対する活動とタッチポイントを最大化していくつもり」

翻訳:新井朝子 | 編集:増田隆幸 | 写真:Buried bitcoin via Shutterstock | 原文:A Bitcoin Treasure Hunt Is Coming to College Campuses This Fall
CoinDesk Japan 編集部

最終更新:9月17日(火)6時00分

CoinDesk Japan

 

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