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話題株:電子商取引銘柄に衝撃、ヤフーのZOZO買収で思惑 (訂正)

9月12日(木)13時14分配信 Bloomberg

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(ブルームバーグ): ソフトバンク傘下のヤフーが12日にファッション通販サイトを運営するZOZOに株式公開買い付け(TOB)を行うと発表し、電子商取引(EC)関連銘柄に衝撃が波及。さまざまな思惑から売り買いが交錯した。
ZOZO株は一時19%高、ヤフー株は一時5.7%高とそれぞれ急伸。シティグループ証券の鶴尾充伸アナリストは英文リポートでTOBは合理的だとして長期的にポジティブと指摘。ソフトバンクの連結子会社になったヤフーが大胆な構造改革を進めるための一手を打ったと評価した。ヤフー傘下のアスクルの上昇率も一時4%超と、ZOZOとの相乗効果を期待した買いが集まったようだ。
海外ファッションを扱うECサイト「BUYMA」を運営するエニグモ株も7.8%高と連れ高した。証券ジャパンの大谷正之調査情報部長はZOZO買収をきっかけに、ファッションEC業界で激しい競争環境を勝ち抜くための手段として関連企業にもM&Aが意識され、連想買いが広がったようだと指摘した。
一方、GMOペイメントゲートウェイ株は12%超の急落となった。ライトストリームリサーチのアナリスト、ミオ・カトウ氏はアナリスト分析情報サイト「スマートカルマ」に掲載されたリポートで、同社の取引総額4兆円のうち約3000億円をZOZOが占めると同時に、GMOペイのマネーサービス事業の約7割を占める後払いサービスからの収益のうち半分はZOZOから得ていると指摘した。
ZOZOがヤフー傘下に入り、ヤフーの決済システムが導入された場合、GMOペイの今期営業利益は約15億円の損失になるとみる。ブルームバーグデータによると、通期営業利益計画のコンセンサスは約86億円。ただカトウ氏はヤフーがZOZOの決済を社内システムで賄うことは容易だが、後払いサービスは導入に時間を要する可能性があるとみている。
メルカリと楽天の下落率は3%を超える場面があった。証券ジャパンの大谷氏は、同様にEC事業を展開する2社に競争激化の懸念が広がっていると述べた。
(c)2019 Bloomberg L.P.
Ayaka Maki, Kurt Schussler

最終更新:9月12日(木)15時50分

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