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天昇電 Research Memo(4):財務内容は改善しつつあり、自己資本比率は36.6%へ上昇

8月26日(月)15時04分配信 フィスコ

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天昇電 521 -11
■天昇電気工業<6776>の業績動向

2. 財務状況とキャッシュ・フローの状況
2019年3月期末の財務状況は以下のようになった。流動資産は8,440百万円(前期末比425百万円増)となったが、主要科目では現金及び預金が前期末比107百万円減、売上債権が同303百万円増、たな卸資産が同346百万円増となった。固定資産は7,637百万円(同312百万円増)となったが、内訳は有形固定資産が同936百万円増、無形固定資産が同61百万円増、投資その他資産が同686百万円減であった。この結果、資産合計は16,077百万円(同737百万円増)となった。

流動負債は7,197百万円(同15百万円増)となったが、主な変動は、短期借入金等の減少219百万円、仕入債務の増加372百万円などである。固定負債は2,574百万円(同265百万円減)となったが、主に長期借入金の減少131百万円による。純資産は6,305百万円(同986百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加540百万円、非支配株主持分の増加426百万円などによる。この結果、期末の自己資本比率は36.6%となり前期末(34.7%)から1.9pt改善した。

また2019年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは1,783百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上912百万円、減価償却費1,300百万円、仕入債務の増加228百万円などで、主な支出は売上債権の増加129百万円、たな卸資産の増加175百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは1,119百万円の支出となったが、主な支出は有形固定資産の取得809百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出291百万円など。財務活動によるキャッシュ・フローは781百万円の支出となったが、主な支出は長短借入金の減少(ネット)561百万円による。この結果、現金及び現金同等物は106百万円減少し、期末の残高は2,864百万円となった。

上記のように損益計算書での営業利益は前期比減益であったが、フリーキャッシュ・フローは黒字となっており、貸借対照表の内容は大きく改善している。特に有形固定資産では、前々期までに古い設備・機械を売却し、最新鋭の設備や機械(主に射出成形機)を導入しており、残高以上にその質的内容は大きく改善している。さらに一部資産の圧縮(評価替え)も行ったことなどから、同社の財務上の体質は着実に強くなっていると言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MH》
株式会社フィスコ

最終更新:8月26日(月)15時51分

フィスコ

 

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