ここから本文です

【これからの見通し】パウエルFRB議長の講演を軸に、ポジション偏りにも注意

8月23日(金)15時43分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】パウエルFRB議長の講演を軸に、ポジション偏りにも注意

 きょうはパウエルFRB議長がジャクソンホールで講演を行う。今後の金融政策の方向性についての内容が期待されている。CMEフェドウォッチによると、市場では9月FOMCについて0.25%の利下げを9割程度織り込んでいる。一部には据え置き予想もあるが、意外にも0.5%利下げについては織り込み度はゼロとなっている。直近にローゼングレン・ボストン連銀総裁やジョージ・カンザスシティー連銀総裁などが、追加緩和には消極的な姿勢を示す発言を行ったことが市場見通しに影響を与えたようだ。

 週末を控えていることもあって、ドル相場のポジションの偏り具合が気になるところだ。先週まではドル買いが優勢な流れとなっていたが、今週はドル相場は各通貨で一進一退となっている。9月の0.25%利下げがほぼ織り込み済みとなっていることからも、ドル自体のロング・ポジションはかなり解消されているとみられる。パウエル議長が7月FOMC後の会見から大きく離れた内容の発言をしなければ、比較的穏やかな反応となりそうだ。ただ、トランプ米大統領からの緩和プレッシャーは強く、これを無視する内容との印象を市場に与えるようだと、再びドル買いに傾く可能性もあろう。パウエル講演は日本時間午後11時に予定されている。

 この後の海外市場では、カナダ小売売上高(6月)、米新築住宅販売件数(7月)などの経済指標がNY時間に発表される。ロンドン・欧州市場では目立った経済指標の発表は予定されていない。カナダ小売売上高は前月比-0.3%、コア前月比横ばいと予想されており、前回からの強弱はまちまちとなっている。対予想比で一方向に傾く結果とならなければ、カナダドルは反応しにくそうだ。

 ロンドン・欧州市場では、ユーロとポンドのクロス取引が注目される。昨日は大幅に買われたポンド相場だが、きょうは週末を控えて短期筋からの調整圧力がでやすいタイミング。パウエル講演を控えて、ポンドドルにも調整が入りやすい。ポンド買いの背景としては、マクロン仏大統領とメルケル独首相がバックストップの解決について前向きな姿勢を示したことだった。ただ、見方によってはジョンソン英首相に再考を迫る内容ともみられており、ポンドのショートカバーが一巡するかどうかを見極めたいところだ。

 一方、ユーロ相場にはECBの大規模緩和への思惑が根強く、景気動向の弱さから売り圧力が掛かりやすくなっている。ユーロポンドは0.90台半ばは前日からの安値付近で揉み合っているが、ポンド相場次第ではポジション調整で巻き戻される可能性もある。週末やパウエル講演を控えているだけに、売買が交錯しそうだ。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:8月23日(金)15時43分

みんかぶFX

 

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン