ここから本文です

東電が福島第1「波高計」調査結果を報告(全文4完)15~20秒程度早まる

8月21日(水)10時22分配信 THE PAGE

「当社で試算した結果、(津波到達時刻が)15秒から20秒程度早まるので、今後この扱いは国会事故調の関係者と相談したい」と高橋氏(左)
拡大写真
「当社で試算した結果、(津波到達時刻が)15秒から20秒程度早まるので、今後この扱いは国会事故調の関係者と相談したい」と高橋氏(左)
 東京電力ホールディングスは20日午後、記者会見を開き、福島第1原子力発電所の波高計の設置箇所をめぐる調査結果を公表した。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1の波高計調査結果を報告」に対応しております。

     ◇     ◇

時間の設定はどれ程度ずれがあるものなのか

NHK:これの波高計のデータの時刻が、この資料、例の未解明のものを見ると、数秒のずれがあるかもしれないって書いてあるんですが、これの時間の設定っていうのはどれぐらいずれがあるもの、どういった形で設定されていて、どうしてそれにずれが生じるものなのかっていうのを説明していただけますか。

高橋:申し訳ありません、そちら、スペックについては今、データを持ってませんので、ちょっと確認させてください。

NHK:じゃああらためて教えていただければと思います。

高橋:先ほどの、申し訳ありません、世界測地系の座標なんですけども、JGD2000というスペックだそうです。世界測地系だそうです。

NHK:JD。あと、東京電力さんは3次元、例えばJNESさんとか東北大学の今村先生が行なっているような3次元の津波シミュレーションはされてないんでしょうか。今回の影響、こうした影響はどれぐらいあるのかっていうのはシミュレーションされていないんでしょうか。

高橋:申し訳ありません、ちょっと私はその辺をまだ把握しておりません。ただ、今後影響があるかないかについては個別に相談させていただきたいというふうに思っております。

NHK:以上です。

司会:東京会場は最後。

この時期に開催した理由は?

Independent Web Journal:IWJの渡会と申します。よろしくお願いします。今回の調査は今年の6月に鈴木先生のほうから依頼があってということでの発表ではあるんですけれども、この発表する時期について、なぜ今日なのかということについて、基本的な疑義を持っている記者の方は多いと思います。今日の会見が広報されたのは、きのうの定例会見の、それも会見が終わった最後の事務連絡という形で急きょ私どもに伝わったわけです。ここにいらっしゃる記者の方々もそれから急きょスケジューリングしまして今日の会見に臨んでいると思います。

 それで、9月には、9月の半ばには御社の最高トップである勝俣さんをはじめとした東電刑事裁判の判決がございます。これはすでに結審しているとはいえ、このデータの行方については、この刑事裁判の行方にも影響を及ぼすという非常に重大なデータではないかというふうに私どもは捉えております。それをこの時期に発表します。そしてこれを新潟県の技術委員会に報告されて、技術委員会がこれを分析して、その結果を出すというのにどれだけ時間が掛かるかということを考えますと、非常にこの会見の時期の開催が意図的、政治的なものを感じざるを得ません。この時期に開催した理由を明確にお知らせいただきたいと思います。

高橋:おっしゃるとおり、今日の会見の案内はきのうの11時半過ぎだったと思います。大変急な案内を受けて、大変申し訳なく思っております。ただ、鈴木委員からのご指摘から2カ月ということで、意図的に遅延させたと、そういったものではございません。きのうでようやくこの調査結果がまとまったということ、それと、こちらは鈴木委員からご指摘があったということと、事故調査報告にも関わるようなデータということで、できるだけ早めに公表したいというのが当社の意向でございました。

 どうして2カ月掛かったかと申しますと、先ほどの説明を繰り返してしまいますけども、事務本館という非常に環境の悪いところでの調査ですとか、あと、海底面の調査、こちらダイバーが、実際に人が潜って調査しなきゃいけないということで、人身安全を最優先して調査した、その結果がまとまったのがきのう、今日ということでございます。2カ月たってしまいました。大変申し訳なく思っております。

市民・行政の要請があれば事務本館の調査を行うのか

Independent Web Journal:今の説明で納得されたかどうか、その辺は分かりませんけれども、ということになりますと、今後、一定の必要があれば事務本館に赴いて必要な資料を取り出して一定の公表するということも考えられる、もしくは、やりたいということよりは、市民もしくは行政からの要請があれば、それは積極的に応じるということでよろしいでしょうか。

高橋:事務本館の調査については必要に応じて実施したいというふうに思っております。また、今回のように誤りがあった場合はできるだけ速やかに公表したいというふうに、これまでどおりの考えで結構でございます。

Independent Web Journal:分かりました。ありがとうございました。

司会:すいません、東京会場、時間が押していますので、東京会場はこちらで終わらせて、あとで。

水深は変わらなかったのか

L.C.M.PRESS:すいません、基本的なことで、水深は変わらなかったんですか。

高橋:水深と申しますと。

L.C.M.PRESS:200メートル位置が変わって、この資料でどこが変わったのか見ていたんですけど、位置が変わってダイバーが実測して、今まで水深は、波高計の場所の水深は推測だったんですけど、ダイバーが潜られたということで、実測値による水深はどれぐらいだったんですか。資料をずっと見ていたんですけど、それが書いていない。場所は変わったけれど水深は変わっていないという、この資料を見比べていたんですけど。

高橋:水深が変わっていないかという。

L.C.M.PRESS:波高計設置位置の水深です。

司会:波高計の今回の位置がずれたことによって、水深が変わるか変わらないかというご質問ということですか。

L.C.M.PRESS:はい。しかもダイバーの方が実測されているので。

司会:実測値があるかどうかということですか。どちら。

L.C.M.PRESS:どちらでもいいです。

司会:どちらでもいいと。実測値があるかという。ちょっと今、手元にないので、すいません、確認させていただければと思います。手元には少なくともないので確認させていただきます。それでは続きまして福島会場に移りたいと思います。福島会場、よろしくお願いいたします。

司会(福島会場):はい。それでは福島会場、ご質問ある方いらっしゃいますか。はい、どうぞ。

マル1からマル2の距離と、マル2からマル3の距離の差は?

河北新報:河北新報の関川と申します。マル1の地点とマル2の地点。マル1の地点とマル3の地点の差は約200メートルっていうのは分かったんですけども、マル1とマル2の距離の差と、マル2からマル3の距離の差っていうのはどれぐらいなんでしょうか。

高橋:はい、お答えします。結論から言いますと、正しいデータは持ち寄せていません。ただ、見た目で申し訳ないんですけれども、マル2とマル3の差というのは約50メートルということです。マル1とマル2の差ということで、マル1とマル3が200メートルということで、それより若干長いかなということで210メートル程度だと。申し訳ありません。正確なパラメーターは持ち寄せていません。

河北新報:それは今、手元に持っていらっしゃらないということなのか、そもそもないのか。

高橋:マル1とマル1の1は50メートル、マル1とマル2は約200メートルということでございます。

河北新報:マル2とマル3も50メートルぐらいですか。

高橋:はい、それで結構です。約50メートルということでございます。

河北新報:ありがとうございます。

司会(福島会場):そのほかの質問ある方はいらっしゃいますか。はい、それでは福島は以上でございます。

司会:はい、ありがとうございました。それでは新潟会場、よろしくお願いいたします。

司会(新潟会場):はい。では新潟会場から質問いたします。

調査結果は鈴木委員にも報告済みか

新潟日報:新潟日報の桑原と申します。地元の話で恐縮なんですけれども、今日の調査結果については鈴木委員のほうにはもう報告されているという認識でよろしいでしょうか。

高橋:はい、その認識で構いません。

新潟日報:あと、この波高計の問題については、新潟県の技術委員会のほうで、確か、定かではない、2013年とか2014年ごろにも議論された経緯があったと思うんですけれども、今、ここ鈴木委員の指摘でまた再調査されたというのは、何か目的だったり狙いがあってのことなんでしょうか。

高橋:今回、鈴木委員が指摘に至るまでの経緯なんですけれども、新潟県の技術委員会のほうで津波シミュレーションをするに当たって、当社と鈴木委員、それぞれシミュレーションをして、その結果を持ち寄って議論しましょうと、そういった話がございました。当社は緯度・経度を用いた津波シミュレーションをしている関係で、委託管理会社から緯度・経度を聞き取って、聞き取ったのがマル2という緯度だったんですけども、結果としてマル4というふうに解釈して、マル4の位置をプロットして鈴木委員にお渡ししたところ、鈴木委員のほうから、もともと鈴木委員が認識していたマル1という箇所とマル4の箇所のずれがあったということで今回の指摘に至ったということでございます。

詳細な指摘を受けて調査するに至ったのか

新潟日報:そうすると、これまでも議論があったんだけれども、より詳細な指摘を受けてあらためて調査するに至ったということなんでしょうか。

高橋:そのご理解で結構でございます。

新潟日報:あと、今後、新潟県の技術委員会のほうでより深い議論をされるというご説明があったと思うんですけれども、結果を見ると15秒から20秒程度早まるということで、新潟県の技術委員会での議論を待つよりも、まず最初に東京電力さんのほうで結果を分析した上で県技術委員会の俎上に上げるというようなやり方もあると思うんですが、その辺りのやり方についてはどのようにお考えでしょうか。

高橋:今回の調査で明らかにマル3の位置にあるということが確認できました。当社の未解明報告書事項の解析に基づいて評価したところ10秒程度早まるということについて、確かなデータが今回得られたということでございます。これをもって新潟県の技術委員会のほうでさらなる議論を深めていただくということになります。

東電でまず検証し、新潟県技術委に報告することは検討しなかったのか

新潟日報:それは繰り返しよく分かっておりますけども、そうではなくて、関心の高い問題というか課題であって、さらに結果がまったく同じであるということであれば問題ないと思うんですが、15から20秒程度早まるということを受けて、東京電力さんのほうで自らまず初めに検証して新潟県の技術委員会に報告するなりということもできると思うんですが、その方向については検討されないということでよろしいんでしょうか。

高橋:すいません、15秒から20秒早まるというのは国会事故調の試算によるものと、それを当社が自ら評価して技術委員会のほうに報告すべきという、そういったご指摘でしょうか。

新潟日報:そうです、はい。

高橋:国会事故調については当社がどうのこうのと言うわけにもいきませんので、今回、国会事故調の試算に基づくと、当社で試算した結果、15秒から20秒程度早まるということですので、こちらは今後、この扱いについては国会事故調の関係者と相談させていただきたいというふうに思っております。

新潟日報:分かりました。というのと、ただ、今回、影響がないということについてそう言い切れる、最初から結構、質問が挙がっていると思うんですけども、その部分について県の技術委員会で議論されるのを待つというスタンスということですよね。

高橋:そのスタンスというふうに考えております。

自ら検証の上で県の技術委に上げることは考えられないのか

新潟日報:それはこれだけ影響があるような、そもそも根本的な問題に関わるようなことについては、まず自ら検証した上で県の技術委員会のほうに上げるということは考えられないんでしょうか。

高橋:申し訳ありません、待つというスタンスではなくて、うちから提示していただいて、新潟県の技術委員会のほうにシミュレーションについて、詳細結果に基づき修正していくという形になります。

新潟日報:分かりました。あと、今回の鈴木委員の指摘っていうのは、課題別のワーキングで非公開の部分だったと思うんですけれども、それは今後、親委員会というか、細かい話で恐縮なんですけども、公の場で議論されるという認識でよろしいでしょうか。

高橋:技術委員会のことについては当社が申し上げる立場ではございませんけども、今後、結果が出たら公の場でそういった議論がなされるというふうに考えております。

新潟日報:ありがとうございました。

司会(新潟会場):はい、新潟会場は以上になります。

司会:続きまして柏崎刈羽会場、お願いいたします。

司会(柏崎刈羽会場):はい、柏崎刈羽会場です。それでは質問をお願いします。

柏崎刈羽の波高計の位置は正しく把握しているのか

新潟日報:新潟日報の【アベ 02:02:35】阿部と申します。柏崎刈羽原発のことについて伺いたいんですけれども、こちらにも波高計はあるかと思うんですけれども、柏崎刈羽の波高計の位置は正しく把握されているのかどうか、また、今回のことを受けて再調査というか、あらためて確認するということがあるかどうかというのを教えてください。

高橋:柏崎の波高計ですけども、1970年代に波圧式の波高計というものを設置して、80年に超音波式波高計に取り換えております。その後1990年と2005年に計器の交換をしているということで、届け出については世界測地系を用いて届けているということで、位置については間違いないというふうに考えております。

司会(柏崎刈羽会場):はい、では柏崎刈羽会場は以上です。

司会:はい。それでは青森会場、よろしくお願いします。

司会(青森会場):青森会場からは質問ございません。以上です。

司会:はい、それでは大変恐縮ですけれども、会見のほうはこちらで終わらせていただければと。

高橋:すいません、1点修正させてください。先ほどマル2とマル3の距離についてご質問がございました。私、約50メートル、見た目で申し訳ないということだったんですけれども、80メートルということでした。申し訳ありません。

司会:はい。それでは以上で記者会見のほうは終了させていただきます。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

(完)【書き起こし】東電が福島第1「波高計」調査結果を報告

最終更新:8月21日(水)10時25分

THE PAGE

 

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン

経済総合アクセスランキング