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NY為替見通し=様々な市場のフロー絡み合い方向が見定めにくい、19日高値付近の雌雄を注視

8月21日(水)20時35分配信 トレーダーズ・ウェブ

 昨日は伊政局をめぐって、為替市場ではコンテ首相の辞任表明が、早期解散回避による新たな連立政権形成への楽観を高める材料として好感され、ユーロ圏を巡るリスク要因を取りあえずこなしたとの判断から、ユーロが反発した。
 一方、株式市場には伊政局の混乱が嫌気され、売り要因になったとの解釈もある。市場ごとに反応が異なったと受け止めることもできるが、様々なフローが交錯したわかりにくい状況だったといえる。
 株式市場に関しては、前述のイタリア絡みのリスク回避以外に、コンテ首相による辞任表明の以前は、イタリア以外の欧州株は通貨安を支えとして前日比プラスの圏へ浮上する場面を挟みつつ推移していた。しかしながら不透明感の後退でユーロ高となり、輸出企業の収益が圧迫されるとして下落基調が鮮明となったとの見方もできる。
 債券市場では、市場から敬遠されていたイタリア国債が安心感から買い戻され、欧州の中核国ドイツの債券も連れて買われたとの見方や、背景は不確かにしろ下落で反応した株価動向をにらんだリスク回避の債券買いとのネガティブな理由をあげる向きもある。
 さらに債券利回りの低下が、金融株の圧迫要因となってフィードバックする複合的な連鎖があり、一義的な解釈が難しい神経質な状態であることは間違いない。

 ドル円は昨日、106.16円まで下値を探った後も戻りが鈍く、軟化した株価をにらんだリスク回避を意識した相場つきだったが、19日安値106.22円や、先週末16日NYタイム安値106.19円を多少オーバーシュートする下振れとなったところで下げ止まった格好だ。
 直近の短期もみ合いレンジを放れるような動きではない。その後は戻り歩調で、19日高値106.70円からの下押し幅を再びなぞり直しているだけで、現時点では様々な市場のフローの影響が交錯するなかで振れている範囲にすぎない。
 今夜は、7月米中古住宅販売件数や米エネルギー省(EIA)週間在庫統計といった、市場のリスクセンチメントを左右する可能性がある指標の発表が予定されている。19日高値106.70円へいったん近づいたが、これらの指標の強弱を受けて、同節目を抜けて上昇を勢いづかせるか、抜けきれずに再び下値を探るのかを見定めることになる。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値のめどは、一目均衡表 日足・基準線および週足・転換線107.19円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、14日安値105.66円。
関口

最終更新:8月21日(水)20時35分

トレーダーズ・ウェブ

 

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