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東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文2)廃炉計画提出の行程は見えていない

8月20日(火)18時54分配信 THE PAGE

福島第二の廃炉計画提出について「今の段階で具体的な行程までは見えていない」と牧野氏
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福島第二の廃炉計画提出について「今の段階で具体的な行程までは見えていない」と牧野氏
 東京電力ホールディングスは20日午後、記者会見を開き、2019年度第1四半期の「原子力安全改革プラン」の進捗と、福島第1原子力発電所の波高計の設置箇所をめぐる調査結果を公表した。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1の波高計調査結果を報告」に対応しております。

     ◇     ◇

福島第二の廃炉計画はいつまでに出すのか

NHK:NHKの【アベ 00:15:09】といいます。よろしくお願いいたします。すいません。福島第二原発の廃炉に関連してご質問させていただきたいんですけれども、今後、廃炉計画を提出することになるかと思うんですけれども、今はどのような検討状況でいつごろまでに出すというお考えがあるのか教えてください。

牧野:ご質問ありがとうございます。まさにこれからの手続きというのは、いわゆる電気事業法上の供給計画の見直しですとか、いろいろステップを踏んでございますけれども、まだその時期については、これから議論を詰めていかなきゃいけないところでございます。いつ、どの手続きを踏むのかというのはまだ現段階でははっきりと議論できる段階ではございませんけれども、4基を順次やっていくという意味では、実際の廃炉措置計画につきましても、そういったことを踏まえた資料の作成が必要かと思ってございますので、少し、まだ今の段階で具体的な行程までは見えていないという状況でございます。

一番大きな課題として捉えているのは?

NHK:福島の状況で、1Fの廃炉があって2Fの廃炉があって、さらにKPIの、今お話ありましたけれども、なかなか運転がない中で今後再稼働を目指していくという難しい課題が3つあるかと思うんですけれども、その中でこの2Fの廃炉の計画を作っていくというのは非常に難しいものかなと思うんですけども、どの辺りが一番大きな課題として捉えていますでしょうか。

牧野:ありがとうございます。やはり1つ、私どもが一番大切にしなきゃいけないのは、福島第一の廃炉ということは何よりも大事にしたファーストプライオリティでございますので、こちらを阻害してはならんということで、リソースの分担というんですか、割譲というのは非常に大切だと思ってございます。ただ、そうは言っても福島第二、地元からのご要請も含めて意思決定をしたものでございますので、相互的にですね。そこはある程度これぐらい、ベンチマークからこれぐらいの人数が必要だろうということもだいたい見えてきてるところではございますけれども、そういう意味では、まずファーストステップとしてはそういう審査書類の作成のところはある程度先行されている電力さんからのベンチマークも含めて進めていくのが一番、最初のピークが立つところかなというふうには思ってございます。

NHK:最後にしますけど、実際2Fの廃炉に着手するとすると、いつぐらいに実際の作業が始まっていくとか、そういうのとしてはどれぐらいっていうのはあるんでしょうか。

牧野:着手という意味では、手続きが、要するに廃炉措置計画が受理をされてゴーサインが掛かれば一応着手という形になるんですけれども、実際、最初は系統除染から始まりますので、実際に解体工事となりますともう少し、数年あとからというようなイメージだと思います。

NHK:ありがとうございます。

司会:ほか、いかがでしょう。前の方。

ヒューマンエラー不適合の増加への評価を

おしどり:L.C.M.PRESSのおしどりです。よろしくお願いします。御社が毎年度ごとに規制庁に出されておられる、保安検査における指標についてを見ますと、各原発ともヒューマンエラーと判定した不適合件数が毎年度増えております。原子力安全改革プランの中では、2017年度、2016年度にヒューマンエラー、不適合が増えているということに関して、さまざまな対策を取っているとされているのですが、それにもかかわらず年々ヒューマンエラー不適合が増えていること、そして御社が自己評価されているKPIの実績では、安全意識も対話力も、値は上がっているけれども、ヒューマンエラー不適合が増えていることに関して評価をよろしくお願いします。

牧野:はい、ご質問ありがとうございます。ヒューマンエラーの件数そのものについてはそれほど大きく増えているとは認識してございませんが、結果として見るとヒューマンエラーの比率は確かに上がってきています。不適合全体の中でヒューマンエラーの占める比率っていうのは上がってきているという認識でございます。これは1つはいわゆる設備不良というんですか、設備トラブルが減ってきているっていうのはこれは1つの要因だという認識でおります。

 一方で、やはりヒューマンエラーの中身を見ておりますと、それなりにきちっとした基本動作ができてない件であったりとか、あるいは確認が十分じゃないまま審査、承認が十分じゃないとかっていうのが原因としてございます。そういったところについては逆にフォーカスしてしっかり対策を取っていくと、今ちょうどやっているところございますので、そこは発電部門なのか保全部門なのか、あるいは放射線管理部門なのか、という分類をしながら対策を進めているところでございます。

 こちらのほうは引き続き、もちろん改革に終わりはないものでございますけれども、実際にヒューマンエラーは非常に大きな問題だと思ってもございますので、その点についてインテンシブに対策を取っていくということで今進めている状況です。

ヒューマンエラー不適合の増加を把握しているのか

おしどり:ありがとうございます。牧野さん冒頭にヒューマンエラー不適合は増えているという認識はないとおっしゃったのですが、こちらの本店会見で毎年度ごとの報告書に関して、そして毎日出されておられる不適合に関して質問しておりますので、御社の広報の会見者の方はヒューマンエラー不適合確かに増えているというご認識なんですか。これは整合性が取れないので。牧野さん自体はヒューマンエラー不適合の件数がどの程度の上昇というのは現在把握されておられますか。

牧野:今ここに手元にはございませんけれども、安全に対するデータはマンスリーで見てございますので、そこでは認識してございます。

おしどり:増えていないという認識ですか。

牧野:今手元にないのでなんとも言えませんから。いわゆる急激に増えているという認識はございません。数字の揺らぎの中ではあるのかもしれませんけども。

おしどり:広報の方は増えているという、年度ごと、マンスリーでも増えているというご認識だったんですか。齟齬はないというご見解ですか。

牧野:そこを聞かれてもしょうがないですけれども、私自身としては問題はどちらかというとヒューマンエラーの比率が上がっているところは明らかに出ておりますので、そういう認識でございます。

おしどり:比率ではなく件数自体が増えているんですね、年度ごとでも。数十件だったものが100件を毎年越えるようになってきているんです。

牧野:今手元にないのでどうしようもございません。

KPIのパラメーターは妥当か?

おしどり:手元にない段階でのご回答ということで、分かりました、ありがとうございます。

 すいません、2点目のご質問のご回答。KPIはヒューマンエラーが増えている、もしくは牧野さんのご見解どおり横ばいだけれども安全意識、対話力が年々上がっていると御社自体は評価していることに関しては。KPIのパラメーターが妥当かどうかということに関してもご回答ください。

牧野:ここの総合指標としては、これ、点線で今回から年間の推移を見ていただけるように書いてございます。例えば左側の安全意識のところをご覧いただきますと、だいたい第1クオーターから右上がりになっている傾向になってございます。これは指標によっては年間でアキュムレートしていくような数字も取ってございますのでこういう傾向になっているのも事実でございます。

 ですので、だいたい四半期のところで数字が上がっていくっていう、第4四半期で数字が上がっているのはそういう傾向を示しているんですけれども、必ずしも安全意識、対応力、技術力についてわれわれ、この総合指標で全てが捉えられるとは思っておりませんが、こういった中でやはり実際にある種の悪いトレンドを示したときにはその内容を分析するというのがとても大切で、そういった意味では昨年度を見ますと第2四半期で1回かくっと下がっていますよね。これはなんでなのかっていうのを調べていくためにわれわれKPIを見ながらモニタリングをしていって、われわれの弱みはどこにあるのかっていうことを見るために使っているということでございます。

良くなっていると評価していることに関しては?

おしどり:ありがとうございます。クオーターごとのトレンドではなく、前年度と今年度では上がっているというトレンドに関しては。ヒューマンエラーは、件数は増えているけれども、もしくは横ばいだけれども、トレンドとしては良くなっているという評価を御社としてされていることに関しては。

牧野:ヒューマンエラーに関してのご質問ですね。

おしどり:いえ、ヒューマンエラー不適合の件数が増えている、もしくは横ばいにもかかわらず、ヒューマンエラー不適合に関して原子力安全改革プランで対策を2016年度から取っているにもかかわらず横ばい、もしくは増えていることに関して、年度ごとの評価としては上がってきているということです。クオーターごとではなく。

牧野:正直ヒューマンエラーそのものだけではなくて全体のトレンドっていうのは大変たくさんの指標を持ってきていますので、ヒューマンエラーのことだけでは判断できないわけですけれども、ヒューマンエラーが結果として見ると、ほかのいわゆる設備トラブルが減ってきたおかげでヒューマンエラーがドミナントになってきているっていう傾向は先ほどから申し上げていますように事実だと思っていますので、本年度は非常にそこをつぶし込んでいく必要があろうかと思っているというところでございます。

 ただ、ほかの要因として例えば管理職による発電所のMOの回数だとか、そういったところは上昇傾向を示していたりしますので、そういったところは良くなっているものと悪くなっているもの、両方あって、指標としては、総合指標なんかを見ると打ち消し合っちゃったりもするので、やはり物事を見る上では総合指標だけじゃなくて1つ1つの指標を見ながら自分たちの健康診断をしていく必要があろうかというふうに思っております。

おしどり:分かりました、ありがとうございます。

司会:ほかいかがでしょう。真ん中の後ろの方。

汚染水対策についての見解を聞きたい

日本テレビ:日本テレビの【イシカワ 00:25:04】と申します。従来のお伺いしていることと同じなのであらためてという質問になるかと思うんですが、汚染水に関してなんですけれども、韓国側が汚染水について日本政府側にこれまで以上に説明を求めるということになっているようなんですが、あらためて汚染水対策、ためるなり海洋放出なり、立場の見解をお願いできますでしょうか。

牧野:ご質問ありがとうございます。汚染水に関しましては、やはり今いわゆる処理水の小委員会を含めて国が一定の方向性を出されるという立ち位置の下、進めていきながら、その中で私どもは単にいわゆる安全かという問題だけじゃなくて、安心に沿うというような対策をわれわれ自身が取っていく必要があるというふうに思っています。一方でそういった中でわれわれのタンクの容量というのは、これは厳然として決まっていますので、そういった時間の制約の中でしっかり議論をしながら私どもは進めていかなきゃいけないんだなというふうに思ってございます。

 いずれにせよわれわれ自身は最も安全であり、それから地元の皆さんに安心と言っていただける対策を取っていくと、ここは非常に大事なところだというふうに考えてございます。

日本テレビ:ありがとうございます。

司会:ほかいかがでしょう。左の前の。

柏崎刈羽の廃炉計画の検討状況は?

共同通信社:共同通信社の【オジマ 00:26:57】といいます。よろしくお願いします。

牧野:よろしくお願いします。

共同通信社:柏崎刈羽の関係で教えていただきたいんですけれども、当初の予定だとこの19年度の第1四半期のほうに掛かってきそうだった案件の中で、1つ柏崎市長から1から5号機の廃炉計画の提示について求められていたかと思うんですけれども、先般の地震の対応とかもあっていろいろと延び延びになっている中だとは思うんですが、東電さんとしてこちらの誤連絡について再発防止を出されて、あした市長のほうからも回答があるという中で、そうなるといよいよまた廃炉計画がどうなるんだろうという話になってくると思うんですけども、この辺の検討状況について今の現状を教えてください。

牧野:ご質問ありがとうございます。まさに経緯を事細かにご説明いただいたとおりだと思ってございます。そういう意味では8月1日に私どもがファクスの誤記については、ご報告をさせていただいたと、その内容に対する回答をいただけるんだというふうには思ってございます。ただそのあとのプロセスというのは、私どもが一方的にできるものではございませんので、市長のお話を踏まえて調整をしてまいりたいと、言えるのが今の段階の言葉でございます。

共同通信社:時期として速やかにとか、延び延びになっている中で、そういった時間の感覚はどのように意識されていますか。

牧野:意識というところはなかなか難しいところでございますけれども、やっぱり一応その市長のお考えも、通報ファクスというのはやはり、まずきちっと決着をつけるべきものだと言っていただいているので、そういうシーケンスはやはり踏んでいく必要があろうかと思いますけども、そのあとの回答スケジュールについてはやはり市長のお考え、お話を踏まえて調整していくことかなというふうに考えているところであります。

【書き起こし】東電が「安全改革プラン」進捗を報告 全文3に続く

最終更新:8月20日(火)19時24分

THE PAGE

 

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