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5年で700万負けたサラリーマン投資家が復活。資産6000万円まで達した理由とは?

8月19日(月)8時31分配信 HARBOR BUSINESS Online

Nattanan Kanchanaprat via Pixabay
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Nattanan Kanchanaprat via Pixabay
 投資信託というと、ビギナー向けというイメージが強いが、実は堅実投資から夢の一攫千金まで、バリエーション豊かな投資が可能だ。知られざる投信の魅力について、専門家や個人投資家に取材した!

◆IPO狙い型・お宝IPOで25%の利益配分を受ける秘訣はアクティブ投信購入

 王道のインデックス投信に加えて、ETFやアクティブ投信までフル活用して着実に資産を増やしているのが、個人投資家の妻ごはん氏だ。

「投資スタートは’05年から。しかし、当時の投資法は2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)に書き込まれた銘柄に飛びつく典型的なイナゴ投資。大損して心を入れ替え、銘柄分析を始めましたが、これもうまくいかず、’10年までの5年間で合計700万円ほどの損失を出してしまいました」

◆インデックス積み立ては個別株より好成績

 失意の中で出合ったのが、世界の経済成長に便乗するインデックス投資だ。海外ETFや新興国株式など、なんと月40万円の積み立て投資を資産形成の軸に据えている。

「積み立て費用の捻出のため転職し、年収500万円から1000万円に大幅アップ。固定費は徹底的に節約しています。6万7000円の部屋に家族3人で暮らし、飲み会も歓送迎会しか参加しません。今の資産は6000万円を突破しました」

 ラクすぎてつまらないので個別株投資も続けているが、積み立てのほうがはるかに成績がいいという。

 一方、アクティブ投信は「IPO」獲得のために活用している。IPO投資は、新規上場する銘柄を上場前に取得する投資法だ。初値は取得額を大きく上回ることが多く、配分さえ受けられれば相当有利な投資なのだが、人気が高すぎて入手が難しいのが難点だ。

「IPOは抽選に加え、証券会社が自由に決める裁量配分もある。売れ行きの悪いアクティブ投信を買って営業担当者に恩を売ることで、配分してもらうんです」

 ’18年には計400万円分の投信を買うことで、見事メルカリ、SOU、ギフトの3銘柄の配分をゲットした。IPOで得た利益は130万円、バーター用の投信で23万円の損失を出したので、利益は107万円。年利換算でなんと26・7%だ。

「超人気銘柄は富裕層に持っていかれるので、売り出し数の多い大型IPOや地味な銘柄を狙うのがおススメ」

◆<妻ごはん氏が積み立て投資する投信・ETF>

投信のデータは5月20日、ETFは5月17日現在

●eMAXIS 先進国株式インデックス(三菱UFJ国際投信)

基準価格       2万6934円

純資産総額      380億円

トータルリターン 1年 8.76%

トータルリターン 3年 11.41%

信託報酬(名目)   0.65%

販売手数料(上限)  なし

 日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する成果を目指す。ベンチマークはMSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)

●eMAXIS 新興国株式インデックス(三菱UFJ国際投信)

基準価格       1万4500円

純資産総額      303億円

トータルリターン 1年 -2.45%

トータルリターン 3年 10.85%

信託報酬(名目)   0.65%

販売手数料(上限)  なし

 新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す。ベンチマークはMSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)

●バンガード・S&P500 ETF(VOO)(ザ・バンガード・グループ・インク)

基準価格       262.62ドル

純資産総額      1133憶ドル

トータルリターン 1年 13.48%

トータルリターン 3年 14.84%

信託報酬(名目)   0.03%

販売手数料(上限)  /

 米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成されるS&P500への連動を目指す。他のS&P500のETFより低コスト。分配金は年4回

●バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)(ザ・バンガード・グループ・インク)

基準価格       85.925ドル

純資産総額      239億ドル

トータルリターン 1年 10.31%

トータルリターン 3年 11.67%

信託報酬(名目)   0.06%

販売手数料(上限)  /

 米国株の中でも大型株を中心に高い配当を誇る銘柄に投資。四半期ごとに分配金を払い出す。金融やヘルスケアの組み入れ比率が高い

<妻ごはん氏毎月の積立銘柄>

バンガード・S&P500 ETF(VOO) 900ドル強(約10万円)

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) 900ドル強(約10万円)

eMAXIS 先進国株式インデックス 5万円(NISA枠を活用)

eMAXIS 新興国株式インデックス 5万円(NISA枠を活用)

田中貴金属工業 ゴールド積み立て 3万円

田中貴金属工業 プラチナ積み立て 2万円

企業型確定拠出年金(先進国株と新興国株を半々) 2万4600円

<妻ごはん氏のポートフォリオ>

日本個別株  2100万円 35%

J-REIT    300万円 5%

米国個別株  600万円 10%

米国ETF    500万円 8%

先進国株   250万円 4%

新興国株   250万円 4%

ゴールド現物 350万円 5%

プラチナ現物 250万円 4%

現金     1600万円 25%

 積み立て中の投資信託やETFは比率こそまだ少ないが、給与収入をせっせと投資する﹁入金投資法﹂の軸となる。現金は随時アクティブ投信購入に回し、IPOの配分を狙う

【妻ごはん氏】

個人投資家。0歳児の育児にいそしむアラフォー会社員。アーリーリタイアを夢見て節約と投資に励む。好物は妻の手料理。ツイッターアカウントは@hirosuke_kun

取材・文/森田悦子

― [攻める投信]の真実 ―
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8月19日(月)8時31分

HARBOR BUSINESS Online

 

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