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【これからの見通し】長短金利の逆転でムード暗転、きょうは米経済指標発表多い

8月15日(木)15時43分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】長短金利の逆転でムード暗転、きょうは米経済指標発表多い

 一昨日のNY市場では、米政府が一部の中国製品に対する関税賦課を延期すると発表したことで株高・円安の動きが広がった。しかし、昨日にはムードは一気に暗転した。英国に続いて米国でも2-10年債利回りが逆転し、市場は今後の景気後退のシグナルとして警戒感を高めた。米株式市場ではダウ平均が800ドル安と崩れており、一昨日の上昇を帳消しにして一段安となった。ドル円相場は一連の報道を受けて105円手前から107円手前へ、そして106円割れへと乱高下した。

 ただ、きょうの東京市場では日経平均が249円安となったものの、ドル円相場は105.70台から106円近辺での小動きにとどまっている。東京午後には105.90近辺で模様眺めムードとなっている。このあとの海外勢の動き待ちとなっている。

 きょうは米経済指標発表が目白押し。債券市場での長短金利逆転に示されるように、米経済データに弱いシグナルが点灯するのかどうかが注目されそうだ。小売売上高(7月)、新規失業保険申請件数(10日までの週)、NY連銀製造業景気指数(8月)、フィラデルフィア連銀景況指数(8月)、鉱工業生産(7月)、設備稼働率(7月)、企業在庫(6月)、NAHB住宅市場指数(8月)など幅広い分野の数字が発表される。小売や生産関連指標で予想から大きく乖離する結果がでれば、米債券動向からドル相場への波及がみられそうだ。また、米地区連銀が発表するセンチメント系指標がそろって同方向に動けば、市場へのインパクトが大きくなりそうだ。発表時刻が日本時間午後9時半に集中しており、市場の反応は神経質になることが予想される。NY市場中盤以降に流れがでてくるのかどうかの見極めが重要となろう。

 このあとのロンドン・欧州市場では、英小売売上高(7月)が発表される予定。10月31日の合意なき離脱の可能性が高まるなかで、弱めの結果には注意しておきたい。事前予想は前月比-0.2%、前年比+2.5%と、いずれも前回からは弱含む見込み。昨日に長短金利差の逆転が話題になっただけに、きょうも債券動向に注目が集まりそうだ。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:8月15日(木)15時43分

みんかぶFX

 

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