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〔米株式〕ダウ急落、年初来最大800ドル安=景気懸念強まる(14日)☆差替

8月15日(木)6時09分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク株式相場は、世界的な景気先行き懸念が強まり、大幅反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比800.49ドル(約3.0%)安の2万5479.42ドルで終了。1日の下げ幅としては年初来最大となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は242.42ポイント安の7773.94で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億3906万株増の10億6472万株。
 債券市場では10年物米国債利回りが急低下し、この日朝に2年債利回りを下回る「長短金利逆転(逆イールド)」現象が発生。逆イールドはリセッション(景気後退)の予兆とされることから、投資家心理悪化に拍車が掛かった。逆転は米住宅バブルが崩壊した2007年以来となる。
 これに先立ち、中国当局がこの日発表した7月の鉱工業生産が17年5カ月ぶりの低い伸びにとどまったことや、ドイツの4~6月期実質GDP(国内総生産)が前期比0.1%減と、3四半期ぶりにマイナス成長に落ち込んだことで、世界的な景気先行き懸念が強まっていた。
 逆イールド発生で市場ではリスク回避が一層強まり、株や原油などのリスク資産が大幅安となった半面、安全資産とされる債券や金、円に逃避資金が流入した。
 市場関係者は「リセッションが近いという懸念が台頭し、株価は今後上値の重い展開になるとみられる」(日系証券)と指摘。ただ、ここ最近の急落後には安値拾いの買いも入っている。米株は直近の高値から10~15%下落すれば反発する傾向があるとされ、「ダウが数千ドルの下げになる可能性は低い」(同)との見方も出ていた。
 個別銘柄(暫定値)では、化学大手ダウ(5.9%安)やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(5.0%安)を筆頭に、ダウ構成銘柄は全面安となった。原油安に伴いエネルギー株の下げもきつく、エクソンモービルが4.0%安。長期金利低下で利ざや縮小懸念が強まり、JPモルガン・チェース(4.2%安)など金融株も大きく売られた。一方、エネルギー大手アナダルコ・ペトロリアムは0.8%高、カナダ産金大手バリック・ゴールドが0.4%高。(了)

最終更新:8月15日(木)10時27分

時事通信

 

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