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運用者の視点:中国の新市場『科創板』開設(三井住友DS マーケット・レポート)

8月15日(木)13時36分配信 アイフィス株予報

「マーケット・キーワード」では、弊社のアジア株式運用者が運用業務を通して気付いたり、感じたことを“運用者の視点”として定期的にお届けしています。急速かつダイナミックに変革が進む、中国・アジア地域の経済やマーケットの“今”を、独自の視点でお伝えできれば幸いです。今回のテーマは、中国版のナスダックと呼ばれる、ハイテク新興企業向けの新市場・『科創板』についてです。

【ポイント1】ハイテク新興企業向けの新市場『科創板』が開設

■7月22日に、上海証券取引所が運営する、中国のハイテク新興企業向け新市場・『科創板』の取引が始まりました。第一弾として上場した25社の多くはいわゆるハイテク関連の新興企業で、中国政府が国産化を後押しする半導体や車載電池、鉄道交通システム、医療機器関連などです。

■習近平国家主席が提唱し、入念に準備を重ねた上での新市場開設であることから当初より投資家の注目度は高く、取引初日は、上場した25銘柄すべてが大幅に値上がりする結果となりました。

【ポイント2】他の市場とは異なる取引ルール

■『科創板』に対しては、成長期待の高いハイテク企業を集めて中国株市場活性化の起爆剤にしたいとの中国当局の思惑もあり、他の市場と異なる取引ルールが適用されています。

■例えば、既存の主要市場では、上場初日の値動きが発行価格の一定範囲内に制限され、取引2日目以降は前日比±10%の値幅制限が設けられていますが、『科創板』は上場初日から取引5日目までは値幅制限なし、6日目以降は同±20%です。

■一方、相場が乱高下するリスクが高いことを踏まえ、市場参加者には、(1)取引資産50万元(約750万円)以上、(2)株式の取引経験2年以上、という条件が設けられています。

【今後の展開】『科創板』に対する海外投資家の関心は徐々に高まる

■『科創板』には、すでに約150社が上場申請を済ませていると伝えられており、今後、市場の厚みは増していく見込みです。8月8日には新たに2社が上場し、27銘柄となりました。

■中国政府が国策として進める、半導体など主要技術の国産化に関連する企業の上場が見込まれることは大きな魅力です。いずれ、現在認められていないストックコネクト(香港と上海の株式相互取引)経由での投資が認められる可能性もあり、『科創板』に対する海外投資家の関心は徐々に高まっていくとみられます。

(2019年08月14日)
三井住友DSアセットマネジメント

最終更新:8月15日(木)13時36分

アイフィス株予報

 

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