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【これからの見通し】前日の急反発受けてドル円は106円台維持するか

8月14日(水)15時43分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】前日の急反発受けてドル円は106円台維持するか

 昨日のNY序盤にドル円は105円台前半から107円手前まで急反発した。米政府が追加関税第4弾について、一部中国製品に対する発動の延期を発表したことが背景。延期になった製品には携帯電話やパソコン、玩具、日用品などが含まれており、米国内消費に配慮した格好となっている。対中強硬姿勢の緩和というよりは、米国内向けの措置だったようだ。また、新華社通信は、中国が米国と2週間以内に電話協議を行うと報じており、リスク選好ムードにつながった面もあった。

 ドル円の動向については見方が分かれている。値動きだけをみても、方向性が錯綜している。下値トライは105円ちょうど近辺で止められており、昨日の一連の報道で一気にショートカバーが強まった。一方、105円割れを試す局面での反発の動きは、107円近辺で2回止められている。105円から107円でのレンジ相場が当面、想定されそうだ。ドル安の流れに大きな変化が見られないとの見方が根強ければ、上値は再び重くなりそうだ。一方、短期ショートが悪いコストでまだ残っていれば、しばらくは106円近辺が底堅くなろう。前日の急騰劇で超短期筋のショートが切らされたのかどうかが、この後の海外市場のポイントとなりそうだ。

 米ファンダメンタルズに目を向けると、昨日発表された米消費者物価指数が予想をやや上回ったことが、9月FOMCでの0.5%利下げ観測を後退させている。CMEフェドウォッチによると0.5%利下げ確率は5%程度に低下している。現状では、ほぼ0.25%との見方がコンセンサスとなっている。きょうは米輸入物価指数が発表される。前月比-0.1%と前回の-0.9%からは下落幅が縮小する見込み。

 このあとのロンドン・欧州市場では、英消費者物価指数(7月)など一連の英物価統計が発表される。前年比+1.9%、コア前年比+1.8%など英中銀の目標水準をやや下回る水準となる予想。ユーロ圏では、GDP・改定値(第2四半期)、鉱工業生産(6月)などが発表される。先ほど発表されたドイツGDP速報値(第2四半期)は前期比-0.1%とマイナス成長となったが、事前予想通りでユーロ相場は反応薄だった。昨日からはユーロ買い・ポンド売りの動きが一服しており、ユーロやポンドはドル相場にらみの展開に落ち着きそうだ。

 豪ドルは昨日の米政府発表を受けてリスク選好の買いが優勢となり、現在も各主要通貨に対して高値水準を維持している。きょうは米週間石油在庫統計が発表されることから、原油動向にも注意しておきたい。ロンドン序盤には、デベル豪中銀副総裁の講演も予定されている。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:8月14日(水)15時43分

みんかぶFX

 

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