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兼業ながら15年で元手250万円を2億超に! 凄腕兼業投資家・弐億貯男の投資哲学

8月9日(金)8時32分配信 HARBOR BUSINESS Online

弐億貯男氏の収支の推移資産を減らしたのは’07年のサブプライムショック時のみ。その年以外はすべて右肩上がりだ図版/ミューズグラフィック
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弐億貯男氏の収支の推移資産を減らしたのは’07年のサブプライムショック時のみ。その年以外はすべて右肩上がりだ図版/ミューズグラフィック
 会社勤めをしながら2億円以上も荒稼ぎした最強の兼業トレーダー・弐億貯男氏。その投資哲学を直撃取材した!

◆最強兼業トレーダー・弐億貯男の投資哲学

「株式投資を始める際、’20年までに生涯賃金と言われる2億円を稼ぎセミリタイアすることを目標に設定しました。元手は250万円。逆算すると年利30%くらいの複利が必要でした。今思えばとんでもない計画でしたね」

 そう語るのは、兼業トレーダーの弐億貯男氏。’12年から買い始めたチャーム・ケア・コーポレーションは13.5倍になるなど、昨年、念願の資産2億円を達成した敏腕トレーダーだ。無謀とも思えた皮算用に目標より2年も早く到達した軌跡とその投資哲学について尋ねた。

◆年利30%を目標に掲げ、元手250万円は15年間で「生涯賃金」超え!

「株式投資を始めた頃は、私も仕事中に株価が気になって仕方がない“トイレトレーダー”でした。でも、短期的な変動に惑わされて間違った売買をしてしまい、何度もテンバガーを取り逃した苦い経験から今の中長期投資のスタイルに転向。時間軸を長く持ったほうが労力は少ないし、勝率も上がることに気づきました。今ではヤフーファイナンスに登録している銘柄を一日2回程度チェックする程度。平日は仕事中心の生活です」

 板にべったりのトレードスタイルではなく、ゆったりした中長期投資。会社員とトレーダーという二足のわらじを履くためにはこれがベストな選択だという。

「興味を持った銘柄はとりあえずヤフーファイナンスに登録し、ウォッチ銘柄にしておきます。常時50銘柄くらいを監視しつつ、すぐに売買は行わずに直近の値動きなどの様子を見ながらゆっくりとタイミングを見計らいます」

 売買を行わない月もザラにあるという弐億氏の生活は、精神的にも健康そのもの。にもかかわらず、毎年順調に資産を増やし続け資産を減らしたのはたったの1年だけという驚異の運用実績を実現している。

◆買い付け余力を残して不測の事態に備えよう

 兼業は時間が限られており、一度に多くの銘柄を保有することは難しい。現在、弐億氏が運用しているのも6~7銘柄程度だ。

「分散投資は大切ですが、分散しすぎると儲からないし自分のペース的に追いかけられない。私は10銘柄いかないくらいがベストだと考えています。資産が500万円程度であればロットは100万円×3銘柄+余力200万円くらいが理想です」

 買い付け余力の必要性について弐億氏は口をすっぱくして言う。

「余力を残しておらず、リーマンショックや東日本大震災の際には安くなった銘柄を買いたいと思っても買えないツラい時期を過ごしました。“買うために手持ちの株を売る”という悪循環に陥り、適切なタイミングではない売却を繰り返してしまった」

◆不人気IPO銘柄はお宝銘柄の宝庫

 では、少数精鋭で最大限利益が出る銘柄を見つけるにはどうすればいいか。

「新規上場銘柄で株価が高くつかなかった直近IPO銘柄に着目しましょう。不人気IPOにこそお宝が眠っています。一応、PERなどの数値も気にはしますが、基本的にはなくファンダメンタルズ的な将来性。事業→業績拡大の可能性がある成長銘柄に投資します。どれだけ今が良くても、景気後退局面では業績が悪化するような景気敏感株は基本的に避けたい。また、小売りや外食産業も月次売り上げ報告に一喜一憂しなければならず負担が大きいです」

 そこでおすすめなのが、ストックビジネスを手掛けている将来性豊かな企業銘柄だ。

「ストックビジネスは、継続的な売り上げが見込めるという安定感があり、急変することが少ない。数値だけでは測れない成長率、“未来のPER”を見ましょう」

 企業の成長性を見るには、決算説明資料と決算短信を活用する。

「決算短信で来期業績見通しを大まかに把握し、表やグラフが載っている決算説明資料で視覚的に再確認します。業績見通しは性善説で信じはしますが、決算短信は企業にいいように書かれていることが多く、コメントと数字が一致していないときもある。必ず両方を見るようにしてください」

 そうやって見つけた今イチオシの銘柄が、プレミアグループ(7199)だという。

「プレミアグループは、中古車の割賦販売ローンを引き受けている企業です。中古車修理保証などの関連ビジネスが縦横に広がっていて伸びしろがあります。決算説明資料と決算短信を見ると、クレジット事業が17%増、ワランティ事業が15%増、整備事業が80%増でトータルでの営業収益は17%増と2桁の増収増益傾向にあります。株価の下支えにもなりますし、1桁成長になるまでは持っていても損はないでしょう」

 最後に、今後伸びるであろう業界についても聞いてみた。

◆今後は介護・運送業界に注目

「今後は介護・運送業界に注目しています。介護なら施設介護・飲食・カラオケの3事業を展開しているウチヤマホールディングス(6059)。飲食とカラオケ事業が足を引っ張ってはいるものの、施設介護の出店がハイペースで、売り上げが伸びている。今後、介護の比率が増えてくれば買いです。運送業界も注目してはいますが、まだこれという銘柄は見つかっていません。ヒガシトゥエンティワン(9029)が中堅企業かつ低PERなので、ベストな購入時期を模索中ですね」

 弐億氏の投資哲学はすべてのサラリーマンに可能性を与える大きな指針となりうるだろう。

【弐億貯男氏】

兼業トレーダー。昨年、その名の通り資産2億円を達成。ブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」は月間100万PVを超える

取材・文/櫻井一樹 図版/ミューズグラフィック
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8月9日(金)13時36分

HARBOR BUSINESS Online

 

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