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グローセル Research Memo(1):半導体とセンサーによりグローバルで成長を目指す体制が着々と進む

7月25日(木)15時41分配信 フィスコ

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■要約

グローセル<9995>は技術系エレクトロニクス商社で、旧株式会社ルネサスイーストンから2019年7月1日付で商号変更した。ルネサスエレクトロニクス<6723>の有力特約店という立場にあり、取扱商品はルネサスエレクトロニクス製半導体が中心となっているが、半導体ひずみセンサーを始め同社が国内外で独自に開発・開拓した商材の拡大にも注力している。

1. 社名を『グローセル』に変更。グローバルに成長し半導体とセンサーでリードすることを目指す
同社は2019年7月1日付でルネサスイーストンからグローセルへと商号変更した。同社は株式会社イーストンエレクトロニクスと株式会社ルネサスデバイス販売が2009年に合併して誕生して以来、ルネサスイーストンの商号で事業を展開してきたが、合併10周年を機に社員総力で更なる発展を目指す覚悟の表れとして商号変更に至った。社名には“グローバルに成長し、半導体・センサーでリードする”という思いが込められている。今回の決断を後押しする大きな力となったのは、同社が日立製作所<6501>から製造・販売権を取得し、2019年3月期から事業化をスタートさせた半導体ひずみセンサー『STREAL』(ストリアル)の存在がある。この新製品は同社の中長期成長戦略において非常に大きな役割を果たすことが期待される。

2. ルネサスエレクトロニクス製半導体を中核に、『STREAL』など独自商材の上積みで成長加速を目指す
同社の中長期の成長戦略は、ルネサスエレクトロニクス製半導体の売上拡大を中核とし、そこに同社が国内外で開拓した新規ビジネス品や新商材『STREAL』からの収益を上積みするという構図だ。この点については従来から変更はなく、ルネサスエレクトロニクスとの関係についても、メーカーと特約店という両社の距離感は従来からまったく変更はない。むしろ、ルネサスエレクトロニクスにおける経営合理化の進行により、販売面における同社の果たす役割が一段と大きくなり、両社の距離はより緊密になると考えられる。同社が有する、秀でた営業力や安定供給力、優れた技術力といった半導体商社としての根源的な部分での強みを生かし、これまで以上に技術面でのサポート体制を強化してルネサスエレクトロニクス製品の拡販に取り組む方針だ。

3. 新中期経営計画『SSG 2021』を発表。『STREAL』の収益本格拡大のための準備に注力
同社の2019年3月期決算は米中貿易摩擦の影響などから第4四半期に収益が急減速し、減収減益で着地した。2020年3月期については期首から期末にかけて緩やかに回復するとのシナリオのもと、増収・営業増益を予想している。同社は今般、2020年3月期~2022年3月期の3ヶ年中期経営計画『SSG 2021』を発表した。前述のように同社は新商材の半導体ひずみセンサー『STREAL』を2019年3月期から事業化した。この商材が本格量産期に移行して収益貢献が顕著になるのは2023年3月期になる見通しだ。それゆえ同社は、新3ヶ年中期経営計画を次期中期経営計画につなぐ、基盤づくりの3年間と位置付け、半導体ひずみセンサーのコンポーネント化や、それを活用したソリューションサービスの開発に注力する方針だ。


■Key Points
・ルネサスエレクトロニクス製半導体の拡販と、新商材『STREAL』事業の確立で中長期成長の実現を目指す
・『STREAL』はコンポーネント化やソリューション提供に向けた開発を進め、今後の柱の一つとすることを目指す
・販売方法としてワンストップソリューションの強化は必然の流れ。これまで継続してきたパートナー企業との連携は『STREAL』の販売でも大きな強みとなる可能性

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《SF》
株式会社フィスコ

最終更新:7月25日(木)16時09分

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