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消去法的な米ドル買いは行き過ぎている!? 米ドル/円は105円台見据えた戻り売りで!

7月23日(火)15時01分配信 ザイFX!

NY連銀のウィリアムズ総裁は、低インフレに対応するため、迅速に追加の金融緩和に踏み切る必要があると発言。これを受け、7月FOMCでの0.5%の利下げ可能性が高まったが…。写真はサンフランシスコ連銀総裁時代のもの (C)Rob Kim/Getty Images Entertainment
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NY連銀のウィリアムズ総裁は、低インフレに対応するため、迅速に追加の金融緩和に踏み切る必要があると発言。これを受け、7月FOMCでの0.5%の利下げ可能性が高まったが…。写真はサンフランシスコ連銀総裁時代のもの (C)Rob Kim/Getty Images Entertainment
米ドル/円 1時間足 (出所:ザイFX!)
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米ドル/円 1時間足 (出所:ザイFX!)
※2008年12月以降は誘導目標レンジの上限を掲載※FRBのデータをもとにザイFX!が作成
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※2008年12月以降は誘導目標レンジの上限を掲載※FRBのデータをもとにザイFX!が作成
7月25日(木)のECB理事会は、フォワードガイダンスの変更や9月の中銀預金金利引き下げを示唆する程度で終わるのではないかというのがバカラ村氏の考え。写真はECBのドラギ総裁 (C)Bloomberg/Getty Images
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7月25日(木)のECB理事会は、フォワードガイダンスの変更や9月の中銀預金金利引き下げを示唆する程度で終わるのではないかというのがバカラ村氏の考え。写真はECBのドラギ総裁 (C)Bloomberg/Getty Images
ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
ドルインデックス 週足 (出所:Bloomberg)
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ドルインデックス 週足 (出所:Bloomberg)
米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
■連銀総裁発言で米ドル/円は一時107円台前半に! 
 先週(7月15日~)は、18日(木)にウィリアムズNY連銀総裁が、低インフレに対応するため、「迅速に追加の金融緩和に踏み切る必要がある」と発言しました。

 7月30日(火)~31日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、利下げ幅が0.25%か0.5%かで市場は揺れていましたが、この発言で0.5%の利下げの可能性が急速に高まりました。

 これを受けて、為替市場は米ドル安へ推移。さらに、米国がイランの無人偵察機を撃墜したとの報道も重なり、米ドル/円は107.21円まで下落しました。

 しかし、すぐにNY連銀がウィリアムズ総裁の発言に関して「学術的なもので、政策決定には影響しない」と、火消しのような発言を行いました。

 さらに、ブラード・セントルイス連銀総裁は、「次回の会合は0.25%が望ましい」と発言。超ハト派なブラード総裁も、大幅な利下げを否定しています。

■7月FOMCでは0.25%の利下げでほぼ確定
 0.25%か0.5%の利下げ幅で迷いがあった市場も、これらの出来事で、0.25%の利下げが行われるとの見方で、ほぼ決定しています。

 すでに0.25%の利下げは既定路線となっているため、来週(7月29日~)のFOMCまでは、大きく米ドルが売られるような状況でもなく、ただ、利下げは確定していることから、米ドルが買われるような状況でもなくなっています。

 そのため、米ドル/円やユーロ/米ドルは、横ばいの推移が続いています。

■ユーロ/米ドルのトレンド出現はまだ先か
 7月25日(木)には、ECB(欧州中央銀行)理事会があります。

 一部には、今回の理事会で利下げを行うのではないかという予想もありますが、FOMCのあとに行動を起こした方が、ユーロの上昇を抑えることができると思いますので、今回はフォワードガイダンスの変更や、9月に中銀預金金利の引き下げを行うことを示唆する程度で終わるのではないかと思います。

 トランプ大統領は、中国やユーロ圏が通貨安に誘導していることを非難していますが、6月FOMCのドットチャートでは、メンバーの半数が利下げを示唆し、半数は据え置きを示唆しているのに対して、ECBは6月の議事要旨で、全会一致で緩和政策を準備する必要性があることでまとまっています。

 これは、ユーロ圏の景況感が悪いことを示唆しており、ユーロを積極的に買えるような状況ではないということになります。

 ユーロ/米ドルは、これからも緩和競争の綱引きが続く可能性があるため、トレンドは、まだ出ないように思います。

■米ドルは買われ過ぎ!?  年後半は米ドル安かも
 市場の動きを見ていると、貿易戦争と緩和競争が為替市場のテーマとなっているような状況です。

 ここ最近の為替市場は、米ドル安の材料があるときは米ドル売りとなっていましたが、それ以外のときは消去法的な米ドル買いが出ていました。

 これは、景況感を考えた場合、米国が一番マシだということで、買う通貨として消去法的に米ドルが選ばれていたということです。

 しかし、IMF(国際通貨基金)は「米ドルは6~12%、短期的なファンダメンタルズから過大評価されている」ことを示唆しました。

 米ドルが一番マシだと考えて買われていたものの、IMFの見解からは、それも行き過ぎだということになります。

 トランプ大統領も、米ドル安に誘導したいこともあって、年後半には米ドル安への動きが出てくるのではないかと思います。

■米ドル/円は105円台を見据えた戻り売りか
 米ドル/円は、まだ大きく動くとは思えず、今月(7月)のレンジを107~110円で考えてきましたが、FOMCを来週(7月29日~)に控え、さらには108.00円にオプションもあるため、今週(7月22日~)も動きがなく、方向感のない推移が続くのではないかと考えています。

 ただ、緩和競争や貿易戦争が市場のテーマとなっていることもあって、米ドル/円は戻り売りという考えのままで、105円台への推移の可能性を考えています。
バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

最終更新:7月23日(火)15時01分

ザイFX!

 

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