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株式明日の戦略-先に期待をつなげる大幅高、来週はハイテク株の決算に注目

7月20日(土)2時55分配信 トレーダーズ・ウェブ

 19日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は420円高の21466円。米国株高を好感して買いが優勢の展開。100円近く上昇して始まり、前場のうちに上げ幅を300円超に広げた。半導体株を中心にハイテク株が上昇をけん引した。前日とは一転して幅広い銘柄に買いが入るなか、後場に入ってもじり高基調が継続。上げ幅を400円超に広げ、ほぼ高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で1兆9200億円。業種別では全業種が上昇しており、騰落率上位は水産・農林、パルプ・紙、食料品、下位は不動産、石油・石炭、小売となった。不適切な営業行為が発生したことを受けて再発防止策を発表したMTGが急騰。半面、上期は大幅増益も通期見通しが失望を誘ったモバイルファクトリーが後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり2007/値下がり102とほぼ全面高。アドバンテストが7%超の上昇となったほか、信越化学(+4.2%)、東京エレクトロン(+3.5%)など、半導体株の動きの良さが目立った。トヨタは4月の高値を上回り年初来高値を更新。業務提携を発表したハピネス&DとSOUがそろって大幅高となった。メルカリは日経新聞で前期の最終赤字が拡大したとの観測が報じられたが、足元で調整色を強めていたこともあり、悪材料出尽くしとみた買いが入った。ほか、上方修正を発表したレッグスや、証券会社が投資判断を引き上げた久光製薬が買いを集めた。一方、ファーストリテイリングが逆行安。決算が市場の期待に届かなかったGenky DrugStoresが急落した。きのう売られた銘柄の多くに見直し買いが入るなか、きのう新規上場のLink-Uは手じまい売りが優勢となり、全市場の値下がり率トップとなった。

 日経平均は420円高(21466円)と大幅上昇。きのう18日が値幅を伴った下げ(422円安)となった割にはパニック的な売られ方ではなかったため、反発も早いとはみていたが、あっさり戻してきた。26週線(21295円、19日時点、以下同じ)、13週線(21400円)、25日線(21420円)、75日線(21439円)、5日線(21440円)と、21400円近辺に集中していたテクニカルの節目もまとめて上回って終えており、先に期待をつなげた上昇といえる。とはいえ、7月2日に21784円まで上昇した後、2週連続で週間下落となっており、来週の動きは要注目。きょうのアドバンテストや東京エレクトロンなどの動きには力強さがあっただけに、ハイテク株が上向き基調を維持できるかが焦点となるだろう。特に、24日に決算を発表する信越化学と日本電産の優等生2銘柄の株価動向に注目しておきたい。


【来週の見通し】
 もみ合いか。週の半ばから4-6月期の決算発表が本格化する。1Qの段階で上方修正が多く出てくることは期待しづらく、むしろ厳しい内容となりそうではあるが、足元では業績期待はそれほど高まっておらず、全体への影響はおおむねニュートラルと考える。個別の商いが活況となる点は相場の下支えになるだろう。翌週にFOMC(7/30~31)を控えていることもあり、下値は限定的と考える。一方、今週の日本株は19日こそ大幅高となったものの、それまでは米国株の上昇にも連動できず、さえない動きが続いた。リバウンド以上の上昇が見られた場合には戻り売りが上値を抑える可能性が高い。基本的にはFOMCを前に動きづらいなか、個別重視の地合いが続くと予想する。

最終更新:7月20日(土)2時55分

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