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FOMC前までレンジ相場か。でも、今後は円高圧力がかかりやすい。そのワケとは?

7月19日(金)14時56分配信 ザイFX!

米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
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米ドル/円 日足 (出所:TradingView)
ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
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ユーロ/米ドル 日足 (出所:TradingView)
FOMCでは、すでに予想されている0.25%の利下げよりも、その次の利下げがいつになるのかに注目が集まると思われる。パウエルFRB議長がさらなる利下げを示唆すれば、米ドル安に反応する可能性は非常に高い (C)Bloomberg/Getty Images News
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FOMCでは、すでに予想されている0.25%の利下げよりも、その次の利下げがいつになるのかに注目が集まると思われる。パウエルFRB議長がさらなる利下げを示唆すれば、米ドル安に反応する可能性は非常に高い (C)Bloomberg/Getty Images News
トランプ米大統領はユーロ相場に対して、意図的にユーロ高・米ドル安にしているとEU諸国を痛烈に批判した。日米貿易交渉が本格化する流れの中で、米ドル/円相場に対しても言及する可能性がある (C) Chip Somodevilla/Getty Images
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トランプ米大統領はユーロ相場に対して、意図的にユーロ高・米ドル安にしているとEU諸国を痛烈に批判した。日米貿易交渉が本格化する流れの中で、米ドル/円相場に対しても言及する可能性がある (C) Chip Somodevilla/Getty Images
■これから10日間ぐらいはレンジ相場が続きそう
 今、国内は参議院議員選挙で、金融市場も、ややお休み状態になっています。

 7月の終わりには、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えているということもあり、当面は様子見の相場が続くと思っています。これから10日間ぐらいは、基本的には、まだレンジ相場が続くのではないでしょうか。

 ここ最近の動きから大きく逸脱するようなことは、恐らくないと思うので、そこから考えると、米ドル/円のレンジとしては106.70~108.70円、ユーロ/米ドルも1.1170~1.1330ドル程度かなと考えています。

 この想定レンジの中で、売り買いの戦略を立てるということになります。

■緩和余地が大きい米国と緩和余地が狭い日本
 さて、今回は今後の展開を考えてみます。

 まず、FOMCですが、これに関しては今のところ、恐らく0.25%の利下げを実施するのではないかと予想しています。その場合は、市場の想定通りなので、相場への影響はあまりないだろうと考えています。

 むしろ、市場はその次の利下げがいつになるのかに注目をすると思うので、声明文の内容やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言に注目が集まるでしょう。

 さらなる利下げを示唆する発言が出てくれば、米ドル安に反応する可能性は非常に高くなってくると思っています。

 もし今回、利下げを見送るようなことがあれば、米ドルはかなり上昇すると思いますが、その可能性は極めて低いでしょう。

 ただ、現在の世界全体の景気状況を見ると、各国とも金融を緩める方向に向かうのは間違いありません。

 その場合、もっとも緩和の余地が大きい国は、現在の金利水準が高い米国で、もっとも緩和の余地が狭いのが日本です。

 そうなると、金融政策という面で考えると、やはり円高圧力がかかりやすいということになると思っています。

■日米交渉でトランプ米大統領が円高圧力をかけるかも
 次に、参議院議員選挙が終わると、いよいよ日米貿易交渉が始まります。

 水面下での交渉が、すでに始まっていますが、これまでのトランプ米大統領の各国への貿易交渉のやり方を見ていると、日本も相当厳しい交渉を迫られるのは必至です。

 その際、気をつけないといけないのは、トランプ米大統領が為替レートについても、自分なりの持論を持っている可能性があるということです。

 すでにトランプ米大統領は、ユーロ相場に対して、意図的にユーロ高・米ドル安にしているとEU(欧州連合)諸国を痛烈に批判しています。

 今のところ、日本に対しては何も言っていませんが、交渉が本格化する流れの中で、米ドル/円相場に対しても言及するのではないかと私は考えています。

 交渉がなかなか進まなかったりすると、ツイッターなどで不満をぶちまけるのがトランプ米大統領の常套手段ですが、日本との交渉の際も、円高圧力をかけることで交渉を有利に進めようとするかもしれません。

 過去の円相場の歴史を見ると、米国の要人が円相場について何か語ったときは、相場が大きく動いたことが多々あったので、もし、今回もトランプ米大統領が何か発言すれば、かなりの円高になる可能性があると思います。

 今後はトランプ米大統領の発言に、十分注意をしておく必要があります。

 以上のとおり、先々の相場変動要因を考えると、円高圧力がかかりやすい状況にあるということは意識しておく必要があるでしょう。
今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

最終更新:7月19日(金)14時56分

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