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【これからの見通し】米利下げ観測高いが米経済指標も強い、ドル相場混とんと

7月17日(水)15時43分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】米利下げ観測高いが米経済指標も強い、ドル相場混とんと

 昨日の海外市場では、ドル円が108円台前半に買い戻され、ユーロドルは1.12台割れ寸前まで下落した。ドル買いが優勢だった。米小売売上高が前月比+0.4%と前回と同様の伸びを維持しており、事前予想を上回る結果だったことに反応していた。一方で、パウエルFRB議長は講演で不確実性高まりFRBは適切に行動」との認識が繰り返されていた。7月FOMCでの利下げ観測では0.25%引き下げが7割強、0.5%引き下げが2割強の織り込み度合いとなっており、大幅利下げ観測もある程度は温存されている。

 米利下げ観測がドル売り圧力となる一方で、米雇用統計以降の各米指標結果は比較的強めの結果が続いている。これはドル買いに作用しやすい。ドル指数は6月に低下したあとは、7月に入ってからは反発の流れとなっている。ただ、ここ1週間は上下動も方向性が見えにくくなっている。米株は最高値更新の動きは根強いものの、昨日は小幅安で引けていた。ドル相場も米株もやや混とんとした状況になってきている。

 このような状況のなかで、きょうも米経済指標発表が予定されている。MBA住宅ローン申請指数(12日までの週)、住宅着工件数(6月)、住宅建設許可件数(6月)など住宅市場関連の指標が発表される。また、NY午後には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。7月末のFOMCにとっての重要な資料となるもの。強めの経済指標が相次ぐなかでの利下げ観測とあって、データ次第との金融政策の前提と「予防的利下げ」との折り合いをどうつけるのか。その内容が注目される。ジョージ・カンザスシティ連銀総裁の講演予定もある。また、米株にとってはバンクオブアメリカ、IBM、ネットフリックス などの決算発表も注目されそうだ。

 このあとのロンドン・欧州市場では、英国と欧州の物価指標が発表される。英消費者物価指数(6月)、英小売物価指数(6月)、英生産者物価指数(6月)およびユーロ圏消費者物価指数・確報値(6月)の発表が予定されている。ポンド相場はこのところ売られている。7月22日に次期英首相が決定されるが、それを控えて市場には合意なき離脱への警戒感が高まってきている。そのような地合いのなかで、弱めの英物価統計には敏感に反応しそうだ。ユーロ圏消費者物価指数は確報値で、速報値から変化が見られない予想となっており、無難に通過か。きょうはカナダでも消費者物価指数(6月)の発表が予定されており、事前予想は前月比-0.3%、前年比+2.0%と前回からの伸び鈍化が見込まれている。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:7月17日(水)15時43分

みんかぶFX

 

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