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【日経新聞1面】地銀の合従連衡、再編が一層巻き起こりそう【本日の材料と銘柄】

7月10日(水)11時30分配信 フィスコ

現在値
めぶきFG 235 -3
九州FG 399 +11
コンコルデ 350 -1
千葉銀 519 -3
ふくおかF 1,713 -10
地銀の合従連衡、再編が一層巻き起こりそう
横浜銀と千葉銀が包括提携、運用商品を共同開発、地銀の合従連衡再び

地銀首位の横浜銀行(コンコルディ
<7186>の傘下)と同3位の千葉銀行
<8331>が包括提携する。営業面で協力関係を深め、中小企業向けの事業承継や個人向けの遺言信託での幅広いサービスの提供、運用商品の共同開発も検討する。長引くマイナス金利政策やフィンテックを手掛ける新興企業の台頭で環境は厳しく、トップ地銀の提携は地方銀行の合従連衡の呼び水にもなりそうだ。

横浜銀を傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループと千葉銀は9日夜に業務提携について「検討していることは事実」と発表、両行は10日にも取締役会を開き、業務提携に関する基本合意を交わし、両行の頭取が記者会見で説明する予定。

横浜銀と千葉銀は個人から法人取引まで幅広い分野で提携し業務を効率化、人材交流も進める。個人向けでは、信託銀行の機能を持つ千葉銀が横浜銀に遺言信託などのサービスを提供する。法人向けでは互いのデータベースを活用し、販路や調達先を広げたい企業に取引先を紹介できるようにし、協調融資の組成や海外拠点を通じて取引先の海外進出も後押しする。具体策は両行の幹部が参加する委員会で協議する。企業向け運用商品の共同開発も検討、都内で近接する店舗の共同化も議題にのぼりそうだ。

両行は株式を約0.30%ずつ持ち合っているが、互いに株式を買い増さず、今回の枠組みに東日本銀は加わらない見通し。総資産は両行とも15兆円前後、首都圏が地盤でメガバンクの攻勢を受けるが、営業エリアの重複が少ないため、経営課題を共有できる相手だった。

新興企業が金融ビジネスに相次いで参入、スマホを使った金融商品取引やキャッシュレス決済など、手軽で便利なサービスが広がり、店舗を核にした銀行のビジネスモデルは揺らいでいる。今回の提携が他行に危機感を与え、地銀の合従連衡が再び起きる可能性がある。14年から15年に肥後銀行と鹿児島銀行(ともに九州FG
<7180>の傘下)、常陽銀行と足利ホールディングス(ともにめぶきFG
<7167>の傘下)が経営統合に合意、今後は銀行同士だけでなく異業種との連携も課題となる。

銀行業界は超低金利の状態が長引き、フィンテックの波にもさらされ、厳しい収益環境に追い込まれている。特に地銀は、地方経済の疲弊も加わって抜本的な改革に迫られており、今後は一層、生き残りをかけた合従連衡が巻き起こることになりそうだ。



<7186>コンコルディ{横浜銀行が東日本銀行を経営統合、地銀グループで預金残高1位}
<8354>ふくおかFG{福岡・熊本・親和・十八銀が経営統合、地銀グループ預金残高2位}
<7167>めぶきFG{常陽銀行と足利銀行が経営統合、地銀グループ預金残高3位}
<8331>千葉銀{千葉県地盤・埼玉県の武蔵野銀行と提携、地銀グループ預金残高4位}
※この記事は、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」に先行配信された記事を転載したものです。
《FA》
株式会社フィスコ

最終更新:7月10日(水)11時30分

フィスコ

 

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