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ドケチ節約生活で資産3.1億円。サラリーマン兼業投資家が銘柄選びで最初に見るポイントは?

6月26日(水)8時32分配信 HARBOR BUSINESS Online

イラスト/渡辺貴博
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イラスト/渡辺貴博
 新時代は米中の貿易戦争で幕を開け、市場には下振れ圧力が高まっている。だが、悲観することなかれ。そんな過酷な条件下でも、爆上げが期待できる銘柄は常に眠っているからだ。今回、カリスマと呼ばれる相場師たちの厳選銘柄をこっそり聞いた。

◆ドケチ節約生活で資産3.1億円を築いた兼業トレーダー!

 社会人1年目だった’02年に元手100万円で投資の世界に足を踏み入れ、高配当が期待できる割安な「バリュー株」を狙い撃ちし、’13年に「億り人」となった御発注氏。現在もサラリーマンとして働く傍ら、株主優待をフル活用するなどのドケチ生活を貫き、資産3・1億円を築いた凄腕兼業トレーダーだが、将来的に爆上げが期待できる銘柄を選別する際、最初に注目するのは、やはり「期待値」の高さだという。

「期待していいと判断できる銘柄は、現在PERで15倍、5年後の想定PERで7.5倍くらいを目安にして振るいにかけています。もちろん、リーマンショックなどの特殊な状況が訪れる可能性もありますが、決算書や中期経営計画などの数字を丹念に追っていくのが大事ですね」

 成長が期待できる割安バリュー株を洗い出し、そのなかから旬のテーマを探し出すのも御発注流の視点と言えるだろう。

◆環境、健康、ドラッグストアなど“旬”のテーマに絡めた割安バリュー株を狙え!

 後述の注目銘柄ラインナップを見ると、現在、世界的な環境問題となっている廃棄処分用の汚れたプラスチックやペットボトルなど、いわゆる「廃プラ」規制に絡む環境銘柄・マナックや、セルフメディケーション時代を前に注目されているドラッグストア業界の中堅・キリン堂が並ぶ。

「マナックは難燃剤をメインに扱っていますが、中国の環境規制強化や化学工場爆発により日本に生産が回帰しているので、その追い風を受けています。低環境負荷性の高い難燃性プラスチックは、より高度な製品の需要が高まっている半面、市場での評価は相対的に低い。5月に中期経営計画が発表されたのですが、成長路線と株主還元のロードマップが示され期待できます。キリン堂HLDGもオーバーストアな面がある業態ですが、それを差し引いても安すぎる」

 さらに、現在人気が沸騰している通信教育分野からは、ソフトウェア開発のジャストシステムを挙げてくれた。

「タブレットコンピュータを使って学ぶ幼児や小・中学生向けの通信教育『スマイルゼミ』は、現在、かなりの人気となっています。大手百貨店などで開催されている“体験会”を覗くと、子供も夢中になって楽しんでおり、資料を持ち帰る人も多く見かけました。CMを大量に打つなど広告宣伝費を使っている割に利益率が高いですし、期待してもいいと思っています」

 学習指導要領が見直され、’20年から小・中学校での英語教育が大きく変わり、大学入試の登竜門も「大学入学共通テスト」に改められる。少子化の割に1・5兆円規模の市場を維持し続ける教育分野に、異業種から殴り込みをかけたジャストシステムから、しばらく目が離せない。

◆御発注氏推奨銘柄

※株価などのデータは2019年6月25日終値時点

●キリン堂HLDG(東証1部・3194)

目標価格 3300円

 郊外型のドラッグストアとして店舗拡大を図るキリン堂HLDG。’20年2月期の予想営業増益率は57.33%、予想PERも11.8倍と成長が期待されるバリュー株と言っていいだろう。御発注氏は「業界のなかでは安く狙い目」という

現在株価     1660円

売買単位     100株

いくらで買える? 16万6000円

予想PER      10.91倍

予想PBR      1.24倍

予想配当利回り  2.3%

●マナック(東証2部・4364)

目標価格 1000円

 広島に本社を置く難燃材や化学薬品の製造販売メーカー。バーゼル条約によって’21年1月より廃プラを国外で処理することが原則禁止になる。そのため、各国ともリサイクル製品の開発など競争が過熱しているような状況

現在株価     510円

売買単位     100株

いくらで買える? 5万1000円

予想PER      14.54倍

予想PBR      0.44倍

予想配当利回り  1.48%

●マーケティングコミュニケーション(東証1部・9466)

目標価格 1320円

●AIが抽出した最適なアプローチリストを基に販促支援を行う。「取引先の販促費がかさみ影響を受けるも、増収増益基調。企業規模が小さいため、一過性のマイナスよりアップサイドのほうが大きい」(御発注氏)

現在株価     590円

売買単位     100株

いくらで買える? 5万9000円

予想PER      13.54倍

予想PBR      2.31倍

予想配当利回り  2.72%

●共和コーポレーション(東証2部・6570)

目標価格 1200円

 ゲームセンターなどの管理運営を行う同社。御発注氏曰く「ゲーセンは斜陽と思われがちだが、高齢者の利用も多い。M&Aで同業他社を買収し成長中で、eスポーツ会場などに利用されればワンチャンあるのではないか」

現在株価     617円

売買単位     100株

いくらで買える? 6万1700円

予想PER      13.93倍

予想PBR      1.06倍

予想配当利回り  2.82%

●ジャストシステム(東証1部・4686)

目標価格 7000円

 2020年度に始まる教育改革を睨み、ベネッセHDやZ会など通信教育各社が新サービスでシノギを削る。なかでも、ジャストシステムのスマイルゼミは、一人ひとりに合わせた「アダプティブ・ラーニング」が人気に

現在株価     3535円

売買単位     100株

いくらで買える? 35万3500円

予想PER      38.49倍

予想PBR      5.47倍

予想配当利回り  0.16%

●日本色材工業研究所(JASDAQ・4920)

目標価格 4000円

 口紅など化粧品の受託製造を手がける日本色材工業研究所。化粧品業界では現在、他社ブランドを受託生産する、いわゆるOEMが普及しているが、同社も少ない商品数で生産の委託を受けて伸びている企業の一つだ

現在株価     1868円

売買単位     100株

いくらで買える? 18万6800円

予想PER      11.11倍

予想PBR      1.15倍

予想配当利回り  1.21%

【御発注氏】

期待値の高い割安株に集中投資し、資産3.1億円を達成。誤発注で数百万の損失を出した経験からハンドルネームを「御発注」と命名した。@erroneousOrder

― 激動の令和ドリーム銘柄 ―
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:6月26日(水)8時32分

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