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NYの視点:市場は7月50bpの利下げも織り込む

6月21日(金)7時40分配信 フィスコ

米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、19日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。声明でフォワードガイサンスを「次の行動に辛抱強くなる」から「不透明性の上昇で指標が景気見通しに与える影響を綿密に監視し、適切に行動する」に変更。さらに、スタッフ予測でインフレや金利見通しが大幅に引き下げられたため7月の利下げ観測が強まった。

四半期ごとに発表されるスタッフ予測では前回3月の予測では利下げ予想はゼロだったが、今回の予測では年内の利下げを予想しているメンバーは8人に増えた。パウエル議長は、多くのメンバーが利下げの論拠が強まったと主張したことを明らかにした。金利先物市場では7月の利下げを100%織り込んだ。50ベーシスポイントの利下げを36%織り込んでいる。年内3回の利下げが75%織り込まれた。

米国債は続伸。10年債利回りは2016年以来の2%割れとなった。一方で、米労働省が発表した新規失業保険申請件数は前週比6000件減の21.6万件と、予想22.0万件を下回り1カ月ぶり低水準。失業保険継続受給者数は166.2万人と、やはり予想168.0万人をし下回り1カ月ぶり低水準となるなど、労働市場は依然強い。FOMCが利下げを実施するとしたら、経済の景気後退入りを回避することを目指す先手を取る行動となる。歴史上、先手をとる利下げは、のちに株高に繋がるとの分析がある。一方で、景気の急速な悪化を抑える利下げを実施した場合は、株価の下落に繋がる傾向がある。

FOMC直前までパウエルFRB議長に圧力をかけていたトランプ大統領も、「全てを得ることはできない」「議長は最終的に正しいことをするだろう」と、圧力を若干和らげた。


《CS》
株式会社フィスコ

最終更新:6月21日(金)7時58分

フィスコ

 

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