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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FOMCでの利下げ示唆織り込みで

6月19日(水)17時25分配信 フィスコ

19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での目先利下げへの示唆は織り込まれ、ドル売りは限定的となる見通し。逆に、米中貿易協議の進展期待を背景とした株高がドル・円を押し上げる可能性があろう。

こう着状態が続いていた米中貿易協議が事態打開に向け動き出した。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は前日に電話で協議し、今月28-29日に大阪で開催されるG20サミットに合わせて首脳会談を行うことで一致。当局者による事前交渉が始まるようだ。経済大国どうしの通商摩擦は世界的な景気減速につながるとの懸念から市場参加者の動きは収縮していたが、今後の協議進展への期待感によりリスク選好の動きが広がっている。本日のアジア市場では日本株や中国株の堅調地合いを手がかりに円売りが先行し、ドル・円は108円60銭台に浮揚する場面もあった。

一方で、今晩は米FOMCでの政策決定が注目される。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ今回は政策金利を現行の水準に据え置くとともに、7月の引き下げを示唆する公算。利下げ回数は年内複数回となるかどうかが焦点だが、FRBのハト派姿勢は織り込まれ、ドル売り基調に振れても下げは小幅にとどまりそうだ。ドラギ欧州中銀(ECB)総裁が前日の講演で一段の緩和に前向きな姿勢を示したほか、豪準備銀(6月理事会議事要旨)が追加利下げの可能性を示唆したことも、ドルの選好度合いを高める見通し。とはいえ、パウエルFRB議長への政治圧力も見逃せず、ドルの買い戻しは限定的となろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・5月消費者物価指数(前年比予想:+4.4%、4月:+4.4%)
・17:00 ユーロ圏・4月経常収支(3月:+247億ユーロ)
・17:30 英・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.0%、4月:+2.1%)
・17:30 英・5月生産者物価指数・産出(前年比予想:+1.7%、4月:+2.1%)
・21:30 カナダ・5月消費者物価指数(前年比予想:+2.1%、4月:+2.0%)
・23:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁閉会あいさつ(ECBフォーラム)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は2.25-2.50%に据え置き予想)
・03:30 パウエル米FRB議長会見
・英保守党党首選の第3回投票


《FA》
株式会社フィスコ

最終更新:6月19日(水)17時28分

フィスコ

 

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